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市場調査 inアンコール大学🇰🇭

活動3日目|アンコール大学で調査

今日は朝からアンコール大学に行った。アンコール大学には日本語学科があって、そこの学生さんに調査に協力してもらった。

使う言語はクメール語でも英語でもなく日本語。
自分が話す時、ゆっくりハキハキと喋るのは難しくないんだけど、標準語、崩れてない日本語を話すのが大変。自分が普段いかに適当に喋ってるかを認識した。
学生さんはまじで言葉遣いが丁寧。
行く前は英語とか翻訳機とかちょっと使うかな?と思ってたけど結局全く使わなかった。オール日本語で1時間以上雑談できるの本当すごい。
日本語はめっちゃ難しい言語だっていうデータなかったっけ?

ヒアリングの内容としては、昨日市場調査を通して自分たちで立てた仮説を中心に、この商品はどうか、いくらなら買いたいかなどを聞いた。その後、カンボジアの人が好きなもの、嫌いなもの、気になるものを幅広く教えてもらった。
あと人気のソースの作り方とかオススメの観光地とか!
いろんな話で盛り上がって友達になれて楽しかった!
教えてもらったソース、日本帰ったら作ります🌶️

午後はヒアリングの結果のプレゼンと商品開発の時間。明日またアンコール大学に行って試食会を開くから、帰りのトゥクトゥクで作戦会議して何作るか決め、材料探しに行って、急ぎでプレゼン資料作って試作品作り開始。ほんとバタバタな日。

始め私たちのチームはたこ焼きを作ろうってなってたんだけど試作もできなかったから根拠は省略する。
いくつかのスーパーを回って、たこ焼きの材料を探したけどたこ焼き粉がない。小麦粉で代用しようとしたけど今度は出汁がない。

目処が立たなくなったところでフルーツ飴を作る方向にシフトチェンジした。
カンボジアの人は、冷たいもの、甘いもの、酸っぱいものが好きらしい。だからかフルーツも人気。あとカラフルなものに惹かれるとの情報も。それらと日本らしさを掛け合わせた結果フルーツ飴。
早速くだもの買って帰宅してプレゼン資料を作った。

こっちきてから1時間くらいでさっとプレゼン資料作る力が身についたなと思う。日本では期日に余裕を持ってじっくりしっかりみたいな感じが多いけど、2週間のインターンではそんな時間なくて、締切を示されたらやるしかない。
質が伴っている自信はないけど、回数をこなすごとに、プレゼンで1番伝えたいことと話の流れを意識して簡潔に伝える力はついたと思う。
ちなみに発表したのはフルーツ飴。
他の2チームは、それぞれチョコバナナとどら焼き。

プレゼンではフルーツ飴を発表したけど、、
フルーツ飴作りに苦戦。
誰もフルーツ飴作ったことなくて、ちょうどいい火加減、タイミングが分からず、飴がちゃんとつかなかったり、固まらなかったり、苦いやつができあがったり。
途方に暮れて今日はタイムアップ。どうなることやら。

でもまあ今日の活動では、材料が見つからない時、素早く他のチームの人に連絡を取り、臨機応変に対応できた。そして根拠に基づいて自分が最適だと思う商品をその都度提案することができた。これはよかったところ。

反省点は、日本では一般的でもカンボジアでは馴染みのないものを探しに行くという時点で、材料が無かった時のことも考えておくべきだった。
たこ焼き機があるくらいだからたこ焼きの材料もあるだろうと考えるのは甘い。あまりに根拠がない。

明日の午前中は試作品の準備の時間。
商品変えるか粘るか決めて、買い物行くならさっと行って、なんとか間に合わせる💪🏻

活動4日目|アンコール大学で試食会

昨日の夜、寝る前に少し話し合って、フルーツ飴は諦めることにした。
理由は主に3つ。
・売れるレベルの品質を保つのが難しい。
・販売場所の冷蔵庫が小さく、十分な量を十分な時間冷やせない。
・冷えたものから取り出すとすぐ飴が溶け始めるため、作り置きができない。

そこで私たちはベビーカステラを作ることに決めた。
どら焼きを作っているチームから材料を少しずつ借りてきて、(借りてるからほぼどら焼きの生地と同じものになるかと思ったけど分量が違うからかそうはならなかった!驚き!)竹串でクルクルして、トッピングの種類考えて、、

途中重曹入れすぎて食べ物じゃない味するかたまりができあがったりしながらもなんとか形になりました。
必死すぎて1枚も写真ない笑


お昼頃に3種類の試作品をアンコール大学に持って行った。始めに全体に商品の説明をして、あとは自由に立食スタイル。緊張の時間だったけど、持って行った分は全部なくなって一安心。

食べてくれた人はみんなおいしいと言ってくれたけど、そのトーンが、雰囲気が、なんか引っかかった。
顔見てると、「まずくは無いけどおいし、、くもない。買いはしない」ってレベルの商品っぽい。
いろいろ質問の仕方変えて、必死に改善点聞き出した。
するともう少し甘い方がいいとか、食感がもっと柔らかい方がいいとか、もっと安かったら買うとか結構出てきて。うん。そうですよね。
ベビーカステラにするならいろいろ改善しなきゃいけない。そのために必要な情報は全部吸い取る!

一通りベビーカステラのこと聞いた後は勝手に投票タイムして回った。

チョコバナナ、どら焼き、ベビーカステラの中でチョコバナナが1番刺さりそうだなって個人的には思ってて、実際試食会のときに1番人だかりができてたから、これで決まりかなって思ってたけど話聞いてみたら全然違った。

1番人気はなんとどら焼き。
あんこと生地の甘さがいいっていう意見が多数。
あんこが苦手な人もいたけどごくごく少数で、9割5分の人がどら焼き好きって言ってた。

チョコバナナは、本物のチョコを使わずにチョコソースを使ったことで、時間が経つと見た目と味、共に微妙な感じになったみたい。
そもそもチョコとバナナは合わないという意見もあった。


試食会を踏まえて、満場一致でどら焼きに決定!
ホテルに戻って、どら焼きチームから作り方を習ったり、実際に売る時の値段や方法を話し合った。

原価を計算してるときにちょっとしたいざこざが起こり、明日試し売りなのに今こんな空気にするのやめてーって頭抱えたけど、最終的には丸く収まりました。
10人も集まれば喧嘩の1つや2つ起こるもんだって分かっちゃいるけど、そういう場面に遭遇するのが久しぶりすぎて疲れた。だから今日の夜ご飯は出前に決定。

カンボジア版Uberで頼んだ焼きそばとスープ

ここらで今日の総括!
今日は積極的に学生に質問し、自分の商品だけでなく3つすべての商品に対する意見を聞くことができた。
反省点は、まずおいしいもの、商品として売れるものを作るのに精一杯で、お客さんが求めるものを作るということを途中から忘れてしまっていたこと。

だから明日からはお客さんが求めるものを作るということを忘れずに商品開発をしたり、パッケージや売り場の装飾を考えたりする。

あと、途中でみんな集まってはいるけど何の時間か分からない場面があってもったいなかった。考えるなら考える、話し合うなら話し合う、休むなら休むというように活動にメリハリをつける。

ついに明日から実際に販売開始!
販売開始は18:00だからギリギリまで商品開発と作り置きと、お店の装飾。誰が何担当するか決めなきゃなー

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