忙しい人のための『洋書和訳&超訳』 シリーズ⑩ 原題:『Think Again』 by Adam Grant
こんばんは！今日は、忙しい人のための『洋書和訳&超訳』シリーズ⑩ということでnoteを書いていきたいと思います！
なお、今回は世界的に有名な組織心理学者のアダム・グラントさんの『Think Again』という本を選ばさせていただきました！この書籍は邦訳もございますので気になった方はそちらを買ってみて読んでみると良いと思います😊
今回のnote記事の超訳は昔に自分用に作成したもので、有益な情報がわかりやすく解説されている自信がありますので、是非最後まで読んで楽しんでいただけると嬉しいです！😆
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それでは以下よりコンテンツ内容にはいっていきます！
原題:Think Again: The Power of Knowing What You Don't Know by Adam Grant(直訳:もう一度考える： 知らないことを知ることの力/アダム・グラント)
1.人間の高い能力とは、再考することのできる能力である
人間の判断力、高い能力は単純な思考力ではなく、もう一度再考する能力にある。常に変化する世界では、自分の考えを変えることが大切だ。現在の世界の変化のスピードは「考える力」だけでは十分ではないことを示している。新しい情報を自分の信念体系や戦略に統合するために、再考の方法も知っておく必要がある。それには、まず、科学者のように考える訓練をすることがオススメだ。
2.謙虚さこそがより有能になるための方法
私たちは謙虚な態度をとり、自分が知らないことがたくさんあることを認めれば、新しいことを学び、より有能になるための道が開かれる。謙虚さとは自分のやり方が正しいかどうかを疑うことです。最も成功している人は、最終的に目標を達成することに自信を持っているが、そこに到達するために最適な方法を用いているかどうかを疑う謙虚さも持ち合わせている。また、自分の盲点を明らかにするもう一つの方法は、議論を楽しむことだ。最高のパフォーマンスを発揮しているチームは、人間関係の競争があまりない。
3.人の心を変えるために3つの重要なこと
①相手との共通項を見つけること
② より少ない議論の回数でより多くの成果を出すこと
③科学者のように好奇心を持って振る舞うこと
4.最も無知な信念さえも変えることができる
偏見を持っている人を考え直させるには、その信念をもっているのは、まったくの偶然に過ぎないということを教えてあげるとよい。
5.適切な質問が相手を説得する
私たちは適切な質問をすれば、相手を説得することができる。単に考え直す理由を伝えるよりも、自ら考え直す理由を発見できるようにする方がずっと効果的だという考え方だ。また、相手の意見や気持ちをシンプルに受け止めることを「リフレクティブ・リスニング」という。人が考え直そうとしないのは、あなたの主張に同意できないからではなく、むしろ、自分の選択の自由を守りたいからだ。だから、その人が変わる可能性があり、自分の選択の自由もあることを伝えることが大切になる。
6.ある問題が白か黒かで提示されると、人々はあまり考え直さない
問題を枠にはめることで、私たちは【バイナリーバイアスの罠(あれかこれかの罠)】に陥る。これは、明確さを求めすぎると、複雑な視点をたった2つのカテゴリーに単純化してしまうことだ。また、ある問題が複雑で多くの異なる視点を持っていることが示されれば、人々は考えを変える可能性が高いことが判明した。つまり、考え直させたいのであれば、「間違っている」「正しい」のどちらかを教えてもダメであり、いろいろな意見があることを伝えたほうがよい。
7.再考の重要性
再考は、個人が考えを変えるだけでなく、組織にとって集団的に必要だ。再考してほしいのであれば、「失敗することは選択肢にない」と言わないことだ。チームがアプローチを見直すことは、組織が学び、成長し、長期にわたって成功する唯一の方法である。
8.疑問は個人の成長に必要不可欠である
疑問を抱くことは、あなたを弱くしたり、無能にするものではない。個人の成長は、自分の考えや意見を常に見直し、知識に対して謙虚な姿勢をとることで生まれる。
9.最終的なまとめ
私たちは自分の信念にこだわるのではなく、【自分の価値観】で自分を定義するのがオススメだ。
本note記事の内容は以上になります！ここまでお読みいただきありがとうございました😆✨
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