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忙しい人のための『洋書和訳&超訳』 シリーズ⑬ 原題:『The 4 Stages of Psychological Safety』 by Timothy R. Clark

こんにちは!今日は忙しい人のための『洋書和訳&超訳』シリーズ⑬ということでnoteを書いていきたいと思います!なお、今回は<心理学>の中でも組織における【心理的安全性】をテーマに扱っている洋書をチョイスしました!こちらの洋書は邦訳も存在するので気になる方はこちらも買って読んでみるといいかもしれないです!内容は有益で面白いので、是非最後まで読んで楽しんでいただけたら幸いです!どうぞよろしくお願いいたします😊

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それでは、さっそく本コンテンツの内容に入っていきたいと思います😊

原題:The 4 Stages of Psychological Safety: Defining the Path to Inclusion and Innovation by Timothy R. Clark(邦訳: 4段階で実現する心理的安全性/ティモシー・R・クラーク)

①イントロダクション

インクルーシブな環境の構築には努力が必要で、チームリーダーやコーチが心理的安全性を提供することが大切です。心理的安全性の4つのレベルを提供することで、より生産的な環境を作り出す方法を学び、親や青少年のサッカーコーチ、フォーチュン500のCEOなど、あらゆる立場で活用できます。

②最初から無条件でチームメンバーを含めることでインクルージョンな心理的安全性を作る

心理的安全性の第一段階であるインクルージョン(※注1)の安全性は、他のすべての前提条件です。最初は無条件な尊重を提供し、後で条件付けや取り消しがあるかもしれませんが、最初のインクルージョンの条件は「人間性」です。偏見や先入観を認識し、影響を徐々に排除することで、インクルージョンを促進し、心理的安全性の次の段階に進むことができます。

※注1 インクルージョンとは、直訳で「包括」「包含」「包摂」などを意味する言葉。ビジネスにおいてインクルージョンは、企業内すべての従業員が尊重され、個々が能力を発揮して活躍できている状態を示す。インクルージョンはヨーロッパの社会福祉政策の理念がルーツとされる。
<参考>
https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sp/contents/column/20220722_inclusion.html#:~:text=インクルージョンとは、直訳で,の理念がルーツです%E3%80%82

③失敗が受け入れられるだけでなく、報われる環境を作ることで学習者の安全性を提供する

学習者の安全性を提供するためには、間違いが悪いことではないという感覚を最小限に抑え、フィードバックが罰としてのみ行われるという期待を減らすことが重要です。失敗を報われる環境を作ることで、組織はより協力的で革新的な場所になり、すべての人が自由に学び成長することができます。

④貢献者の安全性を提供するために、チームを理解し、話す時間を制限し、役割を超えた考え方を促す

貢献者の安全性を確立し維持するためには、リーダーがチームの強みと弱みを理解し、話す時間を減らし、チームが協力して戦略的に考えることができる環境を作ることが重要です。これにより、組織はよりダイナミックで革新的になることができます。

⑤チャレンジャーの安全性を育てることでイノベーションを民主化する

チャレンジャーの安全性は心理的安全性の最終段階であり、チームや企業の成功にとって重要です。組織内で既存の状況に挑戦することを促すために、異論を最初から奨励し、問題を見つける責任を割り当て、権限と役割を意識的に分散させることができます。また、チームのニューロダイバージェント(※注2)なメンバーを理解し、それぞれがどのような安全性を必要としているかを把握することで、全員が構築的な批判を恐れずに発言できるようになります。

※注2 ニューロダイバーシティ(Neurodiversity)とは、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)など、発達障害を神経や脳の違いによる「個性」だとする概念のこと。 日本語では、「脳の多様性」あるいは「神経多様性」などと訳される。
<参考>
https://ideasforgood.jp/glossary/neurodiversity/

⑥最終的なまとめ:心理的安全性の4段階を確立して安全な環境を作る

心理的安全性の欠如は生産性、創造性、イノベーションを阻害し、リスクをとること妨げ、有害な競争を継続させます。心理的安全性の4段階を確立することで、これを変えることができます。まず、①偏見が誰を内包し、誰を除外するかに対してどのように影響するかに注意し、次に、②学習者の安全性を育て、失敗や質問を奨励し報われる環境を作ります。さらに③同僚を理解し、どのような貢献者の安全性が必要かを判断し、提供するタイミングを見極めます。最後に、④イノベーションは既存の状況に固執することでは実現しないため、チャレンジャーの安全性が必要になります。伝統に挑戦することを受け入れ可能であることを認識し、彼らが必要とする環境を作りましょう。

本noteの内容は以上になります!最後までお読みいただきありがとうございました🥳✨

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