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柏原選手という接点

 ものすごくお久しぶりです。就活と卒論が終わり、乗り越えるものはテスト2つとなりました。

 気づけば私がnoteを更新しないあいだに、陸上ファンや選手など多くの人がnoteを開設し始めていてびっくりしました。
 いろんな人の文を拝見する機会が増えてすごく嬉しいですし、刺激になります。1回しかnoteを書いていない私が言うことではないですが。笑

 雑感?はここまでにして、タイトルの話に戻ります。
 これも自分語りになってしまうのですが、自己紹介だけだと淡泊なのでもう少し知っていただくために、初めに持ってくる話を考えてみてこれかな、と思ったので書かせていただきます。

忘れられない大逆転劇

 2009年1月2日。第85回箱根駅伝で、新しいヒーローが生まれました。東洋大学の柏原竜二選手です。
 ちなみに第85回箱根駅伝といえば、到底破れないだろうといわれていたモグス選手の2区区間記録が生まれ、早稲田大学の竹澤・三田選手の3、4区区間新もありました。

 柏原選手が輝きを放ったのは、難航で過酷な山の5区。1年生から4年生まで連続で4年連続5区区間賞、そのうち3度の区間新と強烈なインパクトを残しました。陸上は箱根駅伝くらいしか見ない、という方でも彼の存在が記憶に残っている方は多いのではないでしょうか。

 私は、その柏原選手が初めて5区に挑んだ時の箱根駅伝を鮮明に覚えています。その時、私は小学5年生でした。
 当時1年生だった柏原選手が襷をもらった順位は9位で、首位とはおよそ5分の差。この条件に加え、往路はもう5区しか残っていないことを考えるとほとんどの人が逆転優勝するとは思っていなかったでしょう。

 でも、彼は芦ノ湖へ1番に帰ってきたのです。この素晴らしい大逆転劇と快走を生んだことから「山の神童」「山の神」と呼ばれ、一躍時の人となった柏原選手。10歳くらい年の離れたこんなすごいお兄さんがいるのかと、ものすごい衝撃を受けました。

もっと走りを見たい

 柏原選手が鮮烈な箱根デビューをした2009年の箱根駅伝。これが、私が陸上競技に興味を持ち、テレビ観戦をするようになったきっかけです。

 ここから、柏原選手の走りを箱根駅伝以外でも見たい、だからほかにテレビで見れるレースはないのか、と小学生ながらあれこれ調べるようになりました。ここで、出雲駅伝や全日本大学駅伝の存在を知ったのです。
 当時はケータイなど持っていなかったので、家のパソコンの使い方を覚えてこっそり調べていました。笑

 そして、柏原選手と同じ東洋大学の選手を覚え始め、大迫選手や窪田選手、設楽兄弟といった「大迫世代」をきっかけに他大学の選手を知るようになり…ということで今に至ります。笑
 ちなみにニューイヤー駅伝をはじめとする実業団のレースを見るようになったのも、恥ずかしいながら柏原選手が富士通で競技を継続すると知ってからです。笑 歴が浅くてすみません。笑

柏原選手から当時の私が受け取ったもの

 と見出しをつけるとなんか壮大なようでめちゃくちゃ一方的だし自分勝手すぎだろって思いますが、柏原選手の走りが私の将来をだいぶ形づくったといっても過言ではないです。笑

 柏原選手は私が陸上競技を観戦し始めるきっかけでもありましたが、陸上競技への興味を抱くきっかけとなった存在でもありました。
 小学生の頃、選抜制だった運動会のリレーの選手をずっと務めていても、マラソン大会で優勝しても、興味があったのは自分の親がやっていたサッカーやバドミントンのほうでした。
 走ることは嫌いじゃなくても、陸上競技って面白いなと気づかされたのがあの時の箱根駅伝であり、そこで衝撃デビューを飾った柏原選手の走りだったのです。中学校に入ったらやりたい部活の候補に、陸上部が入ったくらいです。笑

 また、すごく単純かもしれませんがあきらめないことの大切さも、柏原選手から学びました。
 もちろん、2009年の箱根駅伝を見るまでこのことが大切だと思っていなかったわけではないですが、具体的かつ感動的で圧倒的な経験として響いたのが彼の走りだったわけです。自分が柏原選手ではないのに、すごく実感できたんです。
 普通だったらありえない状況でも、歩を進めていけばいつか、と。周りの人は信じなくても、自分の思いは強く持っていけ、と。

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 以上が、私が陸上競技を観戦し始めたきっかけです。次回は、競技者としての陸上競技との接点について書こうと思います。
 え、柏原選手が陸上競技とのつながりのきっかけなら、そのまま中学で陸上部入って…って流れじゃないの?と思った方。いろいろあったんです。笑
 そのいろいろについて、今だから書けることを書こうと思っています。

 長くなりましたが、このあたりで筆をおかせていただきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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