見出し画像

行くまでが大変だった【ストラスアイラ/STRATHISLA】#24②


ーーー2019.8.2号②ーーー

では、先ほどのつづき!

オルトモア蒸留所を後にし、次なる目的地「ストラスアイラ蒸留所」へ向かいます。

ここは1786年に創設されたところで、スペイサイドの中で一番古い蒸留所と言われています。説によっては、スコットランドで一番古いとも。。

ここら辺はあいまいで、はっきりしていないようです。

んで、アレクサンダー・ミルンとジョージ・テイラーの2人が、地元の修道院でビール醸造所を立ち上げて、そこからウイスキー蒸留所をつく、ったそう。

当初は、ストラスアイラではなくミルタウンという名前だったみたい。ですが、すぐにミルトンという名前に変更。その後1870年にストラスアイラという名前に変更したかと思えば、1890年にまたミルトンに。

どんだけ変わるんだ。。

で、1950年にシーバスブラザース社がオーナーになり、またストラスアイラという名前に変更し、いまに至るようです。

ちなみにストラスアイラとは、「アイラ川が流れる広い谷」という意味だそう。

あと、とても人気のある蒸留所みたい。

ということで、行ってみましょー!

オルトモアから来た道を戻ります。

画像1

Google マップによると、25分くらい歩いた先にはバス停があるようです。ですが、行きしに同じところを通っているため、そんなものないことはおり込み済み。

ここで1つ考えが浮かびました。そうだヒッチハイクしてみようと。

A96の道まで出てしまうと、高速道路状態になるため、それまでが勝負だと踏みました。

後ろから車が来るたびに親指を立てて笑ってみせます。ですが、当然止まってくれるわけがありません。

結局、A96まで出てきてしまいました。はい、歩きます。

画像2

画像3

当然、アスファルトの歩道などありません。

では僕のgood at、得意のスーツケース担ぎの出番です。

車がビュンビュン行き交うなか、ひとり東洋人が必死な顔をしてスーツケースを担ぎ、黙々と歩いている様は、きっとかなりおかしな光景でしょう。

画像4

こんな大きな車にビビりながらも、なんとか芝生の道をこえ、アスファルトにでました。

ほんとアスファルトは最高です。大好きです。

そこから歩くこと20分、ストラスアイラに到着しました。

画像5

めっちゃ綺麗です。パゴダ屋根がステキ。

受付に行きツアーが何時からか確認しに行きます。

画像6

今から30分後にウェアハウスでテイスティングできるツアーがあるようで、それに参加させてもらうことにしました。

画像7

まだ開始まで時間があるので、近くにある「グレンキース蒸留所」に行くことに(#24③)

帰ってきていよいよツアー開始です。

ウェアハウスツアーは、蒸留所の見学はないとの事でしたがお願いすると、短い時間でよければ案内するよと言われました。

ほんとにありがとうと伝え、お言葉に甘えます。

(このスタッフのデュオさんがホント良くしてくれました)

画像8

(ポーテウス製のモルトミル)

画像9

(写真に収まらなかったマッシュタン)

画像10

(段階ごとに何度のお湯を入れるか示したもの)

画像11

(ウォッシュバックのクリーニングをしてた)

画像12

(新しいウォッシュバック)

画像13

(ポットスチルは4基)

ランタンヘッドがウォッシュスチルで、バルジ型(ボール型)がスピリットスチル!

ガイドしてくれたデュオさんがタイ出身の方で、2ヶ月前に行った話をすると、会話がはずみ終始たのしい見学となりました^_^

画像14

では、いよいよ貯蔵庫でのテイスティングです。

画像15

(ダンネージ式の3段)

奥にやばそうな部屋があり、どうやらそこでバリンチがのめるみたいです。

画像16

(厳重に鍵が...)

画像17

この5つの中から4つも選んで飲めるようです。

で、この樽の左に目をやると、

画像18

ストラスアイラのカスクが...。

一か八かお願いしてみました。すると、いいよと返事が。ありがとうございます!

画像19

(甘やかでスパイシーで美味しかった)

では、戻って4つ選びます。今回は左から2番目以外のものを選びました。でなんと自分でやっていいよとのこと。最高すぎやしませんか。

画像20

画像21

(注いでいるがほとんどすくえて無かった、、)

画像22

テイスティングできるのは、シーバスリーガルというブレンデッドウイスキーなのですが、全て樽から出しているので加水されていない。これはここでしか飲めません。出荷させるときには、加水して40パーセントほどに調整しますが、ここのものは50パーセント後半。

ブレンデッドウイスキーのバリンチはかなり貴重な体験なんじゃないかと。。

口にすると、めちゃくちゃ個性がつよい。ブレンデッドウイスキーへの見方が変わってしまいました。加水していない状態だと、ここまで主張してくるのかと。

このあと、販売されている25年とultisを飲ませてもらったのですが、全くの別物でした。

画像23

(ご満悦のヒデイシ)

ビジターセンターに戻ると、お昼ご飯食べたの?とデュオさんに聞かれ、食べてないと言うと奥からポップコーンとポテトチップスを出してくれました。しかもコーヒーまで。。

画像24

ストラスアイラのカスク、25年とultisを飲ませてくれた上に、、

ほんとありがたい限りです。。

しかも、いまスコットランドの蒸留所めぐりをしていると伝えると、アイラ島で友達が宿をしてると紹介までしてくれました。

頭が上がりません。

画像25

(ほんといい人だ)


ではお礼を伝え、ストラスアイラは後にします!


#24 ④につづく


素敵なウイスキーライフをお過ごしください🥃