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概観、2023

春の陽気を感じられる暖かな日々も過ぎ去り、最近は木枯らしが吹き荒れて本格的な冬の到来を感じています。あの暖かな春が待ち遠しいです。

さて、2023年も終わりが近くなってきました。怒涛の1年だったのでは無いかと思います。20歳(はたち)という節目を終え、私は21歳になりました。いよいよ20代の突入ということで、大人に近づいたことといえばビールを飲めるようになったことくらいでしょうか。ビールが大人のイメージというのはいかにもステレオタイプ的な考えですが。
自分が大人になりたいと思っているうちはまだまだ子供なのか、はたまた自分が気づかないうちに大人になっているのか、「大人」というものが分かりません。一人暮らし3年目なのにずっと心配されてばかり、手塩にかけて育てられた娘なので、親の目に映る私はまだ子供なんでしょうか。

最大の味方だと思っていた恋人と別れてしまった年でもありました。私はマカロニえんぴつを全く聴きませんが、「ブルーベリーナイツ」にあるように「信じることは悲しいこと」とは本当にその通りで、恋愛で学んだこととは、「信じすぎないこと」と「辛い時に甘えるようになること」です。辛い時に甘えることが出来ないのは私の最大の弱点なのではと最近気付きました。それまで甘えずに一人きりで生きていくことが強いことだと思っていましたが、(迷惑かなと考え込んでしまうから)自分に厳しくしすぎたのかもしれません。寂しいも素直に言えない、可愛くないひねくれた性格は今年でおしまいにしたいですね。

また、今年は女子高時代の友人を亡くしました。別の友人から亡くなったと連絡が来た時、本当に嘘だと、なにかの冗談かと疑いました。とても信じられなかった。一緒に卒業旅行行こうと、相手はまだいないけど結婚式呼ぶからねと笑いながら話していたのに。彼女とは高2と高3一緒のクラスでした。高2のクラスでは仲良い友人と一緒になれず、とても不安なまま初日の登校をしたのを覚えています。出席番号が前後だったこともあり、それでも話しかけてくれて、仲良くなったのが彼女でした。彼女は小柄で背も小さく、私は背が高かったので、守りたくなるような可愛らしい存在でした。
銀杏BOYZの「漂流教室」を聴くと彼女を思い出します。「君の涙をいつか笑顔に変えてくれ」「君と僕は一生の友達なのさ」
またね、元気でいてね

恋人との別れ、友人の死、別れをふたつも経験して、2023年を色で例えるなら暗い寒色系でしょうか。

でも、暖かな思い出だってあります。
今年は新しいことにチャレンジした気がします。初ひとり旅行、美術館で興味のある展示を見る、読書をするなど自分の経験に繋がるようなことにチャレンジし、楽しく日々を過ごすことが出来ました。丁寧な暮らしだねという人がいますが、泣きながら家に帰ったことだってあるし、朝は起きれなくてうずくまってしまう時もあるのに、みんながみんな完璧な訳ありません。
一人でいることは寂しいことだ、と言う人間がいますが、私はそうは思ってません。ひとりで好きな時間を好きなことをして過ごすことが出来ること、ひとりの時間を大切にすることが出来るのは、自分自身を大事にしている証拠だからです。みんながみんな「進んでひとりでいること」が寂しいことだなんて思わないで欲しい。

最近「ご自愛」という言葉の意味をふと気になって調べました。

(ご)じ-あい 【自愛】

①自分自身を大切にすること、自分の体に気をつけること
②物を大事にすること、珍重すること(自愛)

という意味らしいです。「ご+〇〇+ください」で、依頼や懇願を表すので「ご自愛ください」とは、「あなたの身体自身を大切にしてくださいね」という意味になります。普通、相手の体を気遣う言葉として使われていますが、私は自分に使っても良いのではと考えています。だから最近の座右の銘は自分自身を大切にしようということで「日々、ご自愛」です。(造語?)(名詞や動詞につけることで丁寧にする「ご」を自分に使うのはどうなのかと思いますが、私は文学部ではないので…)
他人を大切にする前に自分を大切にしないと、いつか疲れてしまってガタが来ちゃうから、自分を大切にした上で、他人のことも大切に、愛することができるようになるんじゃないかな〜って思います。

以上、2023年の概観でした。
2024年の自分へ、どうか元気であれ!

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