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第二章

前話


 ここで少し、神崎桜の過去を振り返ろう。
 明らかに異常な彼女のその宿業、それがいつ、どう芽生えたのか、それを語るために。

 神崎桜が今の性質を負ったのは、大学一年生の時だった。
 六月の初め、初々しく緊張もした大学の入学から二ヶ月が経ち、桜のみならず必須科目の講義で顔を合わせる友人と言っていい存在もでき、なんとなく自然と学内で集まりできてくる頃。
 それまで彼女は全く持って平凡な、当たり前のようにその辺にいる女性だった。強いていえば、物心つく前に母親が事故で他界しており、父子家庭に育ったというのは、わずかばかりに珍しいかもしれない。理性的な父親と、その性質を濃く受け継ぎ沈思黙考な兄に囲まれて育ち、桜自身も同年代の他の女子に比べれば、落ち着いたところはあったかもしれない。
 しかし、それらとて特異というほどの事情でもない。やはりどこにでもいる女の子であった。
 その日も彼女にとって何も珍しい日ではなかった。
 講義で教授より、入学して初めての考査が近いことを告げられ、できたばかりの友人たちと、「えーっ」と笑いながら嘆くふりをする。
 講義を真剣な顔をして受け、その合間には同性の友人と談笑する。
 その日最後の講義が終わり、サークルやアルバイトに向かう友人たちと別れ、自宅に向かった。薄暗い空を見上げると、雲が厚くなっていた。空気も湿って重い。
 桜が中学に上がったのを機に父親は、育児のためセーブしていた仕事を元に戻していた。時短勤務でなくなったため、朝は早くなり、仕事が終わる時間も早くなった。国内外への出張も行くようになり、数日家を空けることも出てきた。父親が家事を減らした分、高校時代は兄と二人で家事を分担していた。高校二年になると大学に進学した兄はアルバイトを始め、徐々に家事は桜に偏っていった。そのため、その頃には桜が家事の中心を担うようになっており、部活をしている余裕がなく、それは大学に進学した今も同じだった。ゆえに桜はサークルには入っていない。アルバイトくらいはそのうち始めたいとは思っていた。
 ――そういうところ男の人ってちゃっかりしてるなあ
 そうぼやきたい気持ちもあったが、桜は幼い頃から兄や自分を男手一人で育ててくれた父親を見て育っており、あまり迷惑もかけられないなとも思うのだった。
 大学からの帰宅中、スーパーに寄り、買い物をする。帰宅したら、洗濯物を取り込んで畳み、夕飯の下ごしらえをする。ご飯を炊く間に自分のお風呂を済ませる。父もまだ帰宅せず、兄もいない。一人きりの、自由で少し寂しい時間。
 お風呂に入っている間に父親から、帰宅が遅くなる旨の連絡が入っていた。父親は、フルタイム復帰後も残業をなるべくしないようにしていて、そのペースが染み付いていたが、遅くなる時はあった。仕方ないが、今日の夕飯は桜一人になった。
 桜は夕食で父と話すのが好きだった。他愛のない大学の話を、そうかと静かに父が聞いてくれる、その時間が好きだった。その時間が少なくなっていくのは寂しいと感じる。
 父親と兄宛に夕食のメモと、畳んだ洗濯物は自分でしまうようメモを残し、桜は自室にこもることにした。リビングでテレビを見ても良かったのだが、なんとなく今日は一人テレビを見る気になれなかった。
 自室で音楽を聴きながら、今日の講義の課題をする。この手の勉強や課題は嫌いではない。桜は飛び抜けて頭がいい才媛というわけではないが、中学と高校の時は学年でもそれなりに成績は良かった。今通っている大学もそれなりの倍率のある国立の大学だった。
 課題を終えるとやることがなくなる。スマートフォンで動画でも見るかなと思ったが、桜は、本棚にある小説を手に取った。中学生の時に始まったティーンズ小説のシリーズで、彼女はそれが大好きだった。大学生になった今でも、新刊が出るのを今も楽しみにしている。そろそろ新刊が出るから、最初から読み直すつもりだった。
 ベッドに寝転がって、読み始めた頃に、自室のドアがノックされた。ヘッドフォンを外してドアを開けると、父親がいた。
「おかえり、桜。ただいま」
「うん、おかえりお父さん」
 そこにいたのは父親だった。母が亡いせいだろう。父親はとても家族を大事にしてくれた。叱られたことはあっても手を上げられたことはないし、理不尽に怒られたこともない。父親はいつだって桜を一人前の人として扱い、挨拶や会話、尊重を欠かさない人だった。
「ご飯、いつもありがとう。温めて食べるよ。桜はもうこのまま寝るのかい?」
「うん。今日は寝る。ご飯食べ終えたら、食器は洗って片付けておいてね」
「わかってるよ。じゃあおやすみ」
 父親は優しい声音でいい、桜の頭を撫でた。――もうそんなに小さくないんだけど。なんなら成人だけど。父親に頭を撫でられるごとにそう思うが、口にしたことはない。父親の手は慈愛に満ちていて、頭を撫でられるのが桜も好きだったからだ。それに成人と言っても独り立ちしていないなら、父親にとってはまだまだ子どもだろう。
「おやすみ。って兄さんにも伝えておいて」
「オーケー。といってもあいつはまだ帰ってないけど、帰ってきたら伝えておくよ」
 じゃ、と手を振り、父親はドアを閉めた。ぱたんと閉じられドアに、父親と自分を隔てられた気がした。
 外にはいつの間にか雨が降り始めていた。

 ――寝苦しい
 ――身体がなんだかふわふわする
 夜降り始めた雨のせいで窓を開けることもできない。いや、開けたところでより湿度が高まるだけかもしれない。じっとりと湿り、そのくせ生温い空気が重く暑苦しい。寝心地の悪さに眠りは浅くなり、意識がぼんやりと半ば覚醒する。が、手足を動かしたり、目をぱちっと開けたり、そんな気は起きない。中途半端な意識の狭間を桜はたゆたっていた。
 ――はぁっ、はぁっ
 布団の内側、いや、パジャマの中に疼くような熱を感じる。布団を足で蹴飛ばし、ごろりとベッドの端へと転がってみるが、すっきりしない。もぞもぞと下半身を蠢かす。パジャマの上衣の裾を捲り上げても、むずがるような熱は治らなかった。
「ぃやぁ、あつ、い」
 ぽろっと口から漏れる。思った以上にその声すら熱く、桜はだんだん怖くなってきた。
「やだぁっ、あつい、なにっ、こ、れ」
 当初は隔靴掻痒とした、ここが熱いと言えないもやっとした熱だったが、高まるにつれ、下腹部から広がるような熱さであることに気づいた。子宮の内側をくすぐるような鈍い熱。
 もういっそ目覚めたい。目を覚まして、部屋の窓を開けたい。雨で冷えてるはずの空気を感じたい。今なら桜は、それが快感を得ている時に感ずる疼きと熱であることがわかるだろう。放っておいても寄ってくる誰か適当な男性、たまたまそこにいる知人でも、ゆきずりでもいいので、埋めてもらう。思い切りすがりついて懇願して、突き上げてもらって、劣情を思い切り撒き散らす。何度かすれば晴れる。しかし、当時の桜は処女であり、男親にややもすると堅苦しく育てられてもいて、そんなこと知るよしもなかった。
「あっ、はぁっ、んっ」
 胎内の奥深くから全身に熱が浸透していく。吐息も湿り、桜の頬も赤く染まっていた。身体の熱を逃がそうと何度も身をよじる。
「やぁっ……」
 起きたいのに、起きれない。やがて頭の裏が重くなり、桜の意識は闇に沈んだ。

「あっ、……あっ、やぁ……な、なんっ、か、なんか、く、……っる!あぁぁっ」
 下半身、お尻から腿にかけて、大きく跳ねる。溜まった熱の疼きが弾け、身体の筋肉がぎゅっと締まる。
「やだぁ!」
 桜はようやく目を覚ますことができた。しかし、何かがおかしい。相変わらずどんよりとした雨夜の気配、生暖かいベッド、いるのは自室のはずなのに、現実感がまるでない。明晰夢を見ているかのような肉体と意識のずれ。意識はあるのに身体をいつものように感じられない。自分の主観から自分を見ているような奇妙な感覚。
『――――』
「きゃっ」
 身を起こそうとした桜は、ベッドに押し倒された。手足を動かそうとしてもびくともしない。
「なになになにっ!?」
 ――なにかが”ある”
 重くはない、苦しくもない。目の前には、何もいない。しかし、そこには実体はないのに”ある”ことだけはわかる、存在の圧力のようなものがあった。
『――――」
「えっ」
 頭の中の感覚野に意思が伝わる。声ではない、文字でもない、そもそも何も聞こえてないし、それが見えてもいない。が、桜の認知能力に直接介入し、そこに意志を入力しているように、桜はその”意思”を感じていた。いや、感じさせられていた。
「やだ、やめて、いや、怖い」
 頭を振り払おうとしても、頭も動かない。
 ぐにゅ、ぐにゅ
「あんっ」
 皮膚越しに感じるのとは違う、直接触覚を喚起されたような、これまでの人生にない触感だった。触られているのに、実態がないゆえに触られていない。が、触られている知覚はしっかりとある。
「あ……あ……」
 背筋をなぞられ、へそをほじられる。脇腹を冷たいものが撫で、豊かに膨んだ胸をひと撫でされる。これまでの人生で他人にされたことはもちろん、自分でもしたことのない、身体の触り方。――いやっ。そう思っても声は出なかった。
『――――』
「あっ」
 意識に何かが混じった?いや、混じったというほどの感触はない。抵抗、恐怖、困惑、いろんな感情が電源を落とすように抜け落ちていく。
 ”ある”ものは、桜の意志を半ば奪い、好き勝手に桜を愛玩していた。
「あっ、あっっん、あっ、ぃっ、ぁん」
 心を守るネガティブな感情を鎮められ、触覚を操作され、無垢の快感だけ延々と与えられる。
『――――』
「は、はいっ」
 剥き出しの意識に接触され、無修飾の感情を引き出される。
「っっっっっっっっ!!」
 脳髄に直接快楽を流し込まれたような、激しい快感だった。桜の股間から潮が吹き出し、全身の毛穴が開き、汗が浮く。
 繊細で敏感で脆弱な性感をなんの精神的な防御もなく振り切られた。もし”ある”ものが桜の意志を握っていなければ、桜は壊れていたかもしれない。
 いまだに桜はあの時にさせられた絶頂以上の絶頂を味わったことがない。あれは人が人とする性交では決して得られないものなのだろう。
「かはっ、けほっ」
 ひゅーとか細い息を吸う。
『――――』
「はい、かしこ、まり、ました」
 自分で言ったのか、言わされたのか、もう定かではない。

 感じていた圧力が強まる。いや、のしかかってきたと認知する方が正しい。
「あっ、んっ、ふかっ、い!」
 膣の中をなにかが侵入してくる。これまでと同じで触られているわけではない。ないものを感じさせられているような知覚。それであっても、桜が感じている触覚は本物であり、痛みもなかったことにされ、触覚のうち快感だけを認識させられる。
「あっ!す、すご、い、あ、……い、い、……くっ!」
 処女なのに膣をまさぐる感触だけでいかされる。今度は抽送されるような感触に。擦り上げられ、膣の中の敏感な場所を満遍なく刺激され、桜はあっという間に再び達してしまう。それでも”ある”ものの行為は止まらず、桜は繰り返し何度も昇り詰めてしまう。
「はぁっはぁっ、はっはっ、はっ…………っ!!」
 疲れも痛みも負荷もなく、ひたすら意識ごと弄ばれ続ける。
『――――』
 その間にも”ある”ものは、桜の意識の意思を伝えていた。興味、慈愛、加護、歓喜、情愛、温情。人の言葉で言えばこれらの言葉だろうか。言えるのは、その意思は温かく、桜への愛情を感じさせた。
「っ!……や、ま、まっ……っっ!……あっ!っう!」
 びくびくとひたすら身体の内側から悦びを弾けさせられる。
『――――』
 何かの問いかけのような意思。
「――――」
 もううまく喋れない、桜から肯定の意思だけを”ある”ものは受け取った。いや、それはもはや”ある”ものの願望なのか、桜の本心だったのかすら分からない。
 ”ある”ものは、桜の意識を掌握し、その”存在”を改変していく。
「あぁん!はぁ、っん!」
 桜の身体とも精神とも違うもの。”在り様”のようなもの、”定義”とも言えるだろうか。いまだ人類の言葉では表現できない、人類がつかめていないものを改変されていく。何かが変わるたび、桜は変えられる気持ち良さに全身を反応させてしまう。
 桜は自分の存在まで含めて全てを”ある”ものに委ねた。
『――――』
 呼びかけ。信心深いものなら啓示を受けたと感じるだろう。
「はい」
 たゆたう意識の中、その声ははっきりと響いた。

 翌朝、桜は今度こそ本当に目が覚め、ゆっくりとベッドから身を起こした。
 夢であって、しかし、夢ではなかったのだと分かる。自分が昨日までの自分と変わっているのも分かる。
 ――ああ
 自分がどう変わったかも、分かる。
 外を見ると雨は降ってないが、薄暗い曇り空だった。

「あっ、あっ、と、父さ、んっ、あん!」
 なんでどうして?と疑問が頭を埋めようとするが、感じてしまう気持ちよさには抗えなかった。
 桜の父は、自室のベッドに仰向けになった桜にのしかかり、挿入し、叩きつけるように腰を動かしていた。桜は腕も足も使って全身で父親にしがみつき、その激しい行為に耐えていた。
「桜っ、桜っ!!」
 父親にがっしりと抱きしめられていた。力が強く、少し息苦しい。
「さくらっ」
 深い口づけをされる。父親の舌が桜の口の中に割って入り、口内を舐めまわされる。舌先がくねくねと動き回り、その舌先がどこに触れても桜はぞわりとする快感を得た。
 ――はぁっ、はぁっ、すご、い
 夜、桜が自室に引き上げた後、父親は桜の部屋に入ってきた。自分に手を伸ばす父親を見て、桜は家族ですら例外ではないことを知った。――いやだ、そう強く思おうとしたが、父親にパジャマの上から、やがてパジャマの中に手を入れられ、桜は程なく陥落した。パジャマも下着も脱がされ、ベッドに寝かされ、桜は父親を迎え入れてしまっていた。
 父親の力強い交わりに感じながら、桜は今日一日を思い返していた。
 朝の通学中、男性にいつも以上にじろじろと見られたこと。すれ違いざまに胸やお尻を触られたこと。その度に小さく喘いでしまうほどに身体が感じてしまったこと。それを誰も奇妙に思っていなかったこと。
 大学では登校早々、男子学生に抱きつかれた。一コマ目の講義室の中で堂々と胸と下半身を弄ばれ、桜は達してしまった。それから、男子学生が差し出した男性器を咥えさせられた。どうしていいか分からない中、指示通りにしゃぶっている間に別の男子学生に身体を弄られた。慣れない舌遣いで男子学生の精を吐き出させた。その間、他の学生はいつものように雑談したり、本を読んだり、スマートフォンを見たりと銘々に過ごしていた。まるで桜もそうしているように。
 それから講義中、隣の男子学生に指で性器をいじられ、そこでも果てた。執拗にクリトリスをいじってきた。全く講義が耳に入らなかった。講義のなかった時間にラウンジにいたら、とうとう男子生徒に犯された。テーブルの上に座るよう言われ、何も逆らえなかった。ショーツを脱がされ、男子学生に性器を舐められた。無毛の股間に顔を突っ込まれ、大陰唇を舐められ、舌先をその先に入れられ、クリトリスを啄まれた。桜が恥辱に耐えかねて愛液を垂れ流し、背筋を逸らして身体を震わせると、すっかり固くなったものを桜に押し付けてきた。正真正銘、処女であったのに、入れられただけで桜は軽く達してしまい、男子学生のものを締め付けた。そのあとはスツールソファに連れて行かれ、そこで引き続き犯された。狭いスツールの上であまりにも身体を激しくよじる桜を支えるように、別の男子学生が背中から支えてくれた。同時に両胸を弄ばれたが。
 午後の講義は犯されたことに気分が悪くなって、トイレで吐き、医務室で休んだ。医務室にいた看護師は女性だったので、流石に襲われることはなかった。が、何か用事があったのだろう、医務室を訪れた男子学生にベッドで犯された。看護師は、ベッドが軋むほど激しく犯される桜を覗き、「少し元気出てきた?」と宣った。学生が去ると、愛液でべたべたになったシーツを当たり前のように取り替えた。
 講義の後、準教授に質問をしにいったら、研究室に来るように言われ、ついて行ったら犯された。若手の研究者ではあったが、学生よりは年嵩で、それだけの余裕を感じさせる態度と手管だった。桜は焦らされたり、辱められたり、翻弄され、最後は哀願した。
 帰り道。いつもの様にスーパーによると、顔馴染みの店員に声をかけられた。高校時代の同級生だった。高校時代から大学になっても同じ店でアルバイトをしていた。彼にバックヤードへ来るよう言われた。もうその頃には桜は抵抗する気力を失っていた。たった一日で色んな事がありすぎた。男性店員用の畳敷の更衣室で桜は、その日の四度目を無気力に受け入れた。それでも感じてしまい、店員の射精に合わせて絶頂してしまう自分の身体が悲しく思えた。
 そして今、桜は父親に犯されている。
「桜ぁぁ!」
 桜は膣内に叩きつけられる感触に嬌声をあげ、父親に強くしがみつき、全身を何度も痙攣させた。
 父親から目を逸す。視界に本棚が映り、昨夜、最初から読み直しはじめた文庫本が目に入った。本筋は学園物のミステリーで、学園に通う女の子が持ち前の勇気と知恵で教師やクラスメイトが巻き込まれる事件を解決していくわかりやすいストーリー。それと主人公が学園で出会ったかっこいいのに皮肉気な男の子。主人公の女の子はその男の子を助手役にして、時に言い合い、時に助けられ、やがて他の男の子とは違う感情を覚える。ありきたりな物語だが、思春期の女の子らしい夢が詰まっている。最新刊では、主人公はとうとう男の子への恋心を自覚する。男の子は、実はもっと昔から女の子が好きだった。女の子は覚えていない昔に知り合い、その頃から好きだった。主人公と男の子は巻き込まれた事件で二人きりになり、ついにキスをした。事件は解決し、二人の仲はというところで終わっている。
 ――追い越しちゃったな
 それも好きでもない男の子と。父親と。
 今日だけで五人もの男性とセックスをした。
 明日以降も毎日がこんなのなんだろう。明日からの雨を予感させるように、夜でもわかるくらい、厚い雲が空を覆っていた。


次話

主に官能小説を書いています(今後SFも手を出したい)。 学生時代、ラノベ作法研究所の掲示板におり小説を書いていましたが、就職と共にやめていました。 それから20年あまり経ち、また書きたい欲が出てきたため、執筆活動を再開しました。 どなたかの心に刺さる作品となっていれば幸いです。