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売れる営業マンになりたいのであれば営業するな

まず第一に、

売れる営業マンになりたいのであれば営業するな

だ。

そもそも私は営業という言葉が嫌いだ。
それに営業マンに対してもあまり良い印象を持っていない。

私が幼少期の時の話だ。
私はよく母親と2人で家にいる事が多かった。その頃は今に比べると訪問営業や営業の電話がかかってくる事が多く、毎日のように営業マンと母親のやり取りを耳にしていた。
その時私はまだ小さかったが小さいながらに強く印象に残っている事がある。
それはとにかく母親が断り続けていた事だ。しかも凄く嫌な顔をしながらその時に何をしているわけでも無くこれから出かけるわけでも無いのに今取り込み中やこの後すぐに出掛けるなどありもしない予定をつけとても迷惑そうにとにかく断り続けていた。
また営業だまた営業だと。
眉間にしわのよった嫌な顔をして営業マンとのやり取りが終わった後に吐き捨てていた。
それを毎日のように耳にしていた私は自然といつの間にか営業という言葉に悪い印象を抱くようになっていた。
そう、営業は悪いものだと。
それからというもの私は今の今まで、そして今も営業に対し拒絶反応を抱いてしまっている。
しかしそんな私だが、今は営業マンだ。
まあ私から言わせると職の名前が営業という名前であるだけなのだが。

もう少しこの営業拒絶話をしよう。
私は洋服を買う際基本は実店舗に足を運び買うようにしている。
今はネットで何でも買える時代、時短の為にも基本的に殆どのものはAmazonで購入しプライム会員でもある為次の日には置き配にて手に入れるというスタンスで生活しているのだが、洋服や靴に関してはネットで購入する事は殆ど無い。
これには理由がある。
もちろん今までに洋服も靴もネットで購入した事は何度かあるし、複数のネットショップにて購入経験がある。
しかしその結果はことごとく失敗している。一言で言うと、思っていたのと違う。と言う事なのだが、サイズ感や素材感、ネットショップにて見ていた写真とのギャップなどとにかく成功した試しがない。
一度着てもう二度と着る事が無いものや一度も着ずにセカンドストリートやハードオフなどの買取屋さんに持ち込み売ってしまったりとそんな苦い経験ばかりだ。
なので今はもう洋服や靴に関してはたとえネットで商品を見る事があってもそのまま買う事は無く、必ず実店舗に足を運び、見て、身に付け、一度確認してから納得したものを購入するようにし、失敗を無くしている。
だがしかし、実店舗に足を運び購入すると言う行動により新たな営業の拒絶反応生まれることになる、、、
それは兎にも角にも店員さんがなりふり構わず話しかけてくる事。
いわゆる営業だ。
これが私は心の底から不快だ。それをされた途端私はその人から物を買う行為をする事は100% 無くなる。
お店に入り服を見始めた途端直ぐに近寄って来てこれは今流行りの〜で〜の素材でどうのこうの、試着も出来ますので試着してみますか?、、、
セカセカセカセカ
とにかく急かされる。
あなたは急かされて気持ちの良い買い物が出来ますか?
私は出来ません。と言うより、その日一日を台無しにされた気分になります。
凄くストレスになるのです。
学生時代は店員さんも相手が学生と気付けば経済力が無いと見越してかあまり寄って来ることも声をかけて来る事も無くそれ程不快な思いをした事は無かったのですが、社会人となってからは獲物を見つけたかの如くその気剥き出しで近寄って来る人が多く感じる。
あれをされるとその人を嫌いと言う感情すら芽生えてきてしまう。
果たして嫌いな人からわざわざお金を出して何かを買おうと思うだろうか?
私は思わない。
とは言ってもこれは私だけの感覚の可能性もあった為、洋服などを売っているお店に入るお客さんを観察し調べた事がある。
私はお店を見渡せるベンチの片隅に腰掛け暫く観察を行った。
すると1人の婦人がお店入り口付近に並んでいる洋服のある場所で足を止め、まずは洋服に手をかける事なく見渡すように気になった服をじっと見つめていた。
そして手を掛けようと動き始めた瞬間直ぐ様お店内部にいた店員が寄って来て勢いの良い雰囲気でその婦人に声をかけ始めた。
婦人は少しビックリした様子で気になっていた洋服に手を掛けようとしていた手を引っ込めてその洋服に触れる事なく一歩後ろに引き下がり少し恥ずかしそうにし表情は硬めの苦笑い。
店員は試着出来ますよと試着を促すような仕草を取っていて中に誘導するような手振りをしていた。しかしその婦人は一歩後ろに下がった足をさらに一歩後ろに引っ込め後退りする形で最後に軽くお辞儀をし、そのお店を去って行った。
去って行く際に店員に背を向けた直後表情は直ぐに無表情に変わり、ブスッとした不快な雰囲気をかもちだしているように私の目には映った。
この後もお店には入るものの手を掛け選んでいるとまだ見始めたばかりなのにも関わらずとにかく店員は直ぐに近寄って行きどのお客さんにも同じように勢い良く声を掛け続けており、その後直ぐに服から手を離しそのお店を後にするお客さんは後を絶たなかった。
もちろん全てのお客さんが同じようにお店を去る訳では無い。最終的に購入して行くお客さんもいた。
しかし店員さんに背を向けた後不快な表情をしお店を後にする割合の方が圧倒的に多く見られた。
これにより私と同じような感覚を感じている人は少数では無いのだろうと認識する事が出来た。
これらの事が積み重なりそう言った経験をした人が多くなってくることにより、営業という言葉そのものに対する悪いイメージ、嫌なイメージがついてしまっている事は少なからず事実であると感じてしまっている。
なので私も営業と言う言葉が嫌いであり、営業や営業マンに対するイメージもよく思えていないのである。

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