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雑記:台風19号の報道や情報で感じたこと

台風19号が大きな爪痕を遺して過ぎ去りました。報道や情報(予報)に関して感じたことがあったので書いてみます。いくぶん主観的な内容かもしれません。

事前の報道に関して感じたこと

台風15号では千葉県を中心に被害があったことに加えて、今回の予想進路も関東直撃コースでした。また主要鉄道の計画運休の報道もあり、個人的には「首都圏での被害がどの程度になるのか?」が接近前の焦点となっていた印象を受けます。

しかし実際は首都圏(関東地方)のみならず、長野県や東北地方などの河川でも決壊・越水が発生して甚大な被害が生じてしまいました。私は東日本在住ではないので、これらの地域ローカルでどんな報道がされていたのかは分かりませんが…全国ニュースの内容が首都圏に偏り気味になるのはある程度仕方の無いことかもしれませんが、もう少しどうにかなればいいなあ、と思います。

また、もし「首都圏での被害がどの程度になるのか?」が報道の中心になっていたとしても、それは「首都圏以外の地域での被害は大きくはならない見込み」を意味するものではありませんが、そのような印象を与えてしまいがちなように感じます(個人的な感覚で恐縮ですが…)。これに関しては受け手側の意識次第ですかね?報道を受けて「自分の地域は大丈夫かな?」と考えて調べられたらベストだとは思います。

まあ、首都圏に住んでいたとしても地形や耐災害性に地域差はあります。河川からの近さ、避難所までの道のり・経路などは一軒一軒違います。高齢の両親と住んでいる、車を持っていないなど、家庭の事情や機動力も人によって異なりますから、やはり自分(達)の身は自分(達)で守るという意味でも「自分の家の周りは大丈夫かな?」とより身近な視点で自発的に情報収集をする姿勢が大切なのでしょうね。

洪水予報に関して感じたこと

「○○川で氾濫危険水位に到達」という報道をニュースなどでよく見かけたかと思います。シンプルな内容ですが、それ故に「じゃあ今後はいつ頃にどう水位が変化するのか?危険度はどう変わるのか?」という具体的な内容が抜けている一面もあります。避難勧告・指示に従って動くのが基本だとは思いますが、今後の具体的な情報があった方がより説得力が増すのではないでしょうか。

これに関しては気象庁のサイトに資料がアップされています…が、正直なところあまり知られていない感じですね。テキスト主体のページを辿るので、少しとっつきにくいかもしれません。河川や影響流域を地図から選べませんし、資料のフォーマットも一般向けというものでも無いです。

具体的には下記のような形式です。

コメント 2019-10-14 012804

http://www.jma.go.jp/jp/flood/pdf/Z__J_JPTA_20191012105000_MET_INF_Jkouzui_RR8303020094_RK00_T72_NJ001n00_image.pdf より抜粋。なお、続報として13日0時20分に氾濫発生を発表しています。

要点を絞ってシンプルに伝えることも重要ですが、この資料内容のような今後の具体的な情報についても上手くバランスを取って発表して、人々の行動を促せたら更に良いな、と思います。

※ヘッダ画像:気象庁|洪水警報の危険度分布 https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html 2019/10/13 12:36取得

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