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コーヒーは最高の趣味である

最近、ふと思いました。
「あれ、もしかしてコーヒーってめちゃくちゃいい趣味なんじゃない?」
私は、二年ほど前にコーヒーにハマりました。

そのきっかけとなったのがこの動画です。

なんともシズルなタイトルとサムネイル。
幸せそうにコーヒーを飲む投稿主をみて、「そんなに美味しいんだったらやってみようじゃないか」とすぐに近くのコーヒー屋さんに行きました。

それからだいたい二年。正確には一年半とちょっと。
今ではコーヒー器具に数万円を躊躇なくつぎ込むほどの立派な趣味人となりました。

こんな感じの器具をそろえてます。

振り返ってみると、コーヒーに打ち込んだ、のめり込んだ時間は本当に濃密で、充実した時間だったと感じています。
コーヒーって多分すごいんですよ。

まず、イメージがすごくいいです。
スタバをはじめとするカフェやコーヒースタンドのおかげで、
「コーヒー→洗練されていておしゃれなもの」というイメージがすっかり定着しました。
コーヒースタンドと入力すると予測で「おしゃれ」と続きます。

また、コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールといった成分のおかげでさまなまな効果が現れます。

「痩せる」「パフォーマンスが上がる」「目が覚める」などなど。
(並べてみると保健の教科書に出てくるドラッグの勧誘みたいですね)
カフェインの作用以外は正直感じたことがありませんが、よしとしましょう。

いやいや、絶対にそれだけじゃない!!

コーヒーを趣味にすることは、もっと根本的な部分から私の幸福度を支えるような、そんな力、特徴があるはずです。

本記事では、コーヒーにハマると人生にいい影響があるということを主張します。
コーヒー好きな方はこの記事を読んで自分の選択を誇ってください。
コーヒーにハマりかけている方は、自分の目の付け所とセンスの良さを確認してください。
コーヒーに全く興味がなかったという方は、この記事に興味を持った自分を褒めてください。

前提として押さえていただきたい知識

・物質の購入よりも、経験を購入する方がその買い物に対する満足度が高い

所有することが目的の「物質」にお金を使うよりも、何らかの体験を得ることが目的の「経験」にお金を使った方が、その出費に対する幸福度は高く、かつ持続すると言われています。

「物質」と「経験」を明確に切り分けるのは難しいですが、「何かを経験するために必要なもの」であれば「経験」の購入と言ってよいのではと思います。

一応根拠となる論文を置いときますね。

・自己効力感が上がると、たくさんいいことがある

自己効力感とは「自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること」です。(wikipedia談)

簡単に言うと「自分の得意なことがある」とか「特定の分野に自信がある」とかそういったことになります。

自己効力感は、「何かを達成した」とか「誰かに褒められた」といった成功体験によって生まれ、強化されます。

この自己効力感の高まりが課題解決能力や、日々のモチベーションに良い影響を与えるのです。
「自己効力感が高い」状態は「メンタルヘルス的に望ましい」といえるでしょう。


本題に入ります。
なぜ、コーヒーは素晴らしい趣味といえるのか。

コーヒー豆や器具の購入は「経験の購入」である

コーヒー豆やコーヒー器具は「物質」と「経験」どちらに分類されると思いますか?

私は「経験」の購入という方が適切だろうと思っています。
なぜなら、すべては「コーヒーを抽出し、味わう」という経験につながるからです。

ドリッパーを購入すれば、ハンドドリップを経験できる。
サイフォンを購入すれば、「サイフォンでコーヒーを淹れる」経験ができる。
コーヒー豆を購入すれば、今まで味わったことのなかったコーヒーが飲める。
二つ目のドリッパーを購入すれば、一つ目とはまた違ったドリップ体験ができる。

コーヒーへの出資はおそらくほとんどが「経験」の購入にあたる、と言えるのではないでしょうか。

したがって、「コーヒー器具を購入すること」は「持続する満足感と幸福感を得ることにつながる」と言えます。

自分の手でコーヒーを淹れると自己効力感がどんどん上がる

私は、コーヒーという趣味の持つ特徴が、偶然にも自己効力感を高めるのに非常に向いている、という考えを持っています。

コーヒーをやっていて、必要なことをしているうちに、自然と自己効力感が高まっていくのです。

さて、どんな特徴でしょうか。

自由度が高く、意図をもって行動しやすい

コーヒーの特徴は、その自由度にあると言えます。

素材となる生豆も多様。焙煎の手法も多様。抽出の方法も多様。

その中から自分が気に入ったもの、「これだ!」と思ったものを選ぶことができます。
また、「これは、こうなのでは?」といった仮説をもって行動することも可能です。

自分が取れる行動の裁量が広く、一つ一つの選択に意思を込められます。
こうした選択のコントロール感は、自己効力感が高まるカギだと思っています。

即座に結果が現れ、しかも評価しやすい

「淹れてすぐ飲む」こともコーヒーの特徴でしょう。

そのおかげで、自分が工夫したことや、考えて実行したことの結果をすぐに確かめることができます。

しかも、結果は「味」として出てくるので、評価が簡単です。
美味しいか、まずいか。快、不快どちらか、自分が感じたことがすべてです。

こうして、楽しみながら様々な工夫をこらせるので、自分の中にどんどん経験値がたまっていきます。
これが、自己効力感の源です。

どうですか?コーヒーを始めると自己効力感が上がりそうではないですか?

だからコーヒーにお金を使う自分を許しちゃう...

これまでの話題を一言にまとめるなら
「コーヒーにハマると毎日が幸福になる」
ということになります。

「コーヒー器具を際限なく集めてしまう...」
問題ありません。あなたが購入しているのは「経験」です。
その買い物は幸福を呼びます。

「コーヒーのこと考えてたら一日が終わっちゃった...」
問題ありません。考えた末の行動には、あなたを前進させる力があるはずです。

この記事を読んでいる大部分の方は、おそらくすでにコーヒー好きの方だと推察します。
読んだ通り、コーヒーは最高の趣味です。
安心してコーヒーを布教してください。
「幸せになるよ」
「気分が良くなるよ」
「みんなやってるよ」
そう言えば誰もが興味を持つはずです。

一応ドラッグの類でないことは付け加えておいてください。


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