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【Lagom P64】コーヒーミルのカスタムという新しい概念。バーの付け替えをしてみた。

基本的にコーヒーグラインダーとバーはセットで売られていますよね。
それぞれのグラインダーについているバーは一種類で、それによってグラインダーの特徴が決まっていきます。
モノによっては得意、不得意がはっきり分かれたりするわけです。

でも私はこう思います。
「豆によって、抽出方法によって、適切なバーを選べるグラインダーがあれば、それひとつで事足りるよなぁ」

そしたら、Lagom P64がそれでした。
(ちなみにバーとは臼、刃と呼ばれる豆を挽くパーツのことです。
英語でBurrと書くのでそのままカタカナにして表記しています。)

この記事にも書いていますが、Lagomではイニシャルでバーを3つのオプションから選ぶことができます。
また、本体購入後にほかのオプションをディスカウント価格で買うこともできます。
つまり、豆、抽出方法によって取り付けるバーを選ぶこともできるのです。

ということで私の手元には二種類のバーが届きました。

一つは本体にくっついて。

もう一つは別の便で。

イニシャルのバーの傾向がだんだんとわかってきたところで、違いを味わうためにこの辺で一度バーの交換作業をしてみたいと思います。

こんなことができるグラインダー、今のところLagom P64しか知りません。

Lagom P64についてはこちらのnoteをご覧いただけると幸いです。

では、作業手順を説明いたします。

準備するものは、やや大きめのマイナスドライバー、小さいマイナスドライバー、清掃用のブラシ、替えのバーです。

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手順①ホッパー部分を分離させる

まずは作業を行うためにバーを露出させます。

動画のように、本体上部をくるくると回すだけでバーを露出させることができます。
普段の清掃はこれからブラシで粉を落とすだけで完結します。
実はメンテナンス性も非常に優れています。
と、ツイッター上のやり取りで気づかせてもらいました。

手順②きれいにする

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取り外すと、こうなります。

まずは上のバーから交換します。

細かい粉がちょっとだけ残ってますね。
粉が入るとかみ合わせが悪くなったり、しっかり固定できなかったりするので、これはあらかじめ綺麗にしておく必要があります。

清掃用のブラシで表面の粉を落とします。

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ネジ部分の粉は奥に入り込んでいるので、小さいマイナスドライバーを使ってほじくります。

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綺麗になりました。

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手順③固定ネジを除き、バーを取り外す

バーはこのようなネジで固定されています。

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やや大きめのマイナスドライバーを使って、ネジを取り外します。

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こうなると、上のバーは比較的簡単に取り外せます。

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手順④バーをはめて、ネジを締める

もう一度粉を綺麗にしてから、ネジ穴の位置に合わせて新しいバーをセットします。

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ネジを締めて、上のバーは交換完了です。

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手順⑤もう片方のバーも同様に交換する

次は下部のバーを同様の手順で交換します。
清掃→ネジを外す→バーを取り外す→再度清掃してバーを取り付け
です。

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綺麗にして

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ネジを外します。
この作業がかなり大変で、ネジを回そうとするとバーが回転してしまっていました。私はドライバーをかませて回転しないようにしてから、ネジを緩めました。

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ネジを外してからもすごく大変で、挽いてる時に傾いたりしないように角度までしっかり固定されていて、上部のバーのように簡単に取り外せないんですよね。
箸のような細長いもの横から差し込み、角度を保ちながら少しずつ全体を浮かせて、つまめるくらい浮いたら指でとってしまう、という手順でした。
必死過ぎて写真を残せませんでした。

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取り外せたらあとは綺麗にして、バーを設置して、固定するだけです。

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手順⑥ホッパー部分を取り付け、ゼロ点を計測する

バーの交換が終わったら、ホッパー部分を外した時と逆方向にくるくる回して取り付けます。

その後、粒度調節の基準となるゼロ点を計測します。
Lagomはゼロ点からの距離で粒度を決めます。

動画のようにバー同士の距離を近づけていき、音が鳴り始めた点がゼロ点となります。
基準となる点なので、私はマスキングテープを細く切って印をつけておきました。

まとめ:難しくはない!味も結構変わる!かも

作業時間は40分ほどでした。
慣れてくれば30分以内で完了できそうです。
大変なのは下のバーを取り外す時だけでした。
うまいやり方を考えたいと思います。

また、味の傾向はやや変化したように思います。
交換前のバーよりも微粉が多い気がするので、味もその分出やすく、構成要素が複雑です。前の方がクリーンでしたが、交換後はよく言えば甘みが出しやすいです。
ただ、過抽出傾向になりやすいので、少し抽出が難しいかもしれません。

しっかり味、抽出の傾向をつかんだら、豆のラインナップや気分に合わせて使い分けたいと思います。

にしてもLagom、自由度たかいなぁ......


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