やりたいことで悩む人

壮年のベテラン作家はこう言っていた。

「作り続けていかなきゃ…」

作り続けていきたい、ではないのである。

「何かをしなきゃ…」そう思う時、それは本当にしたいことではない場合がある。

というわけで、自分が本当にしたいことは何か、考えたい時におすすめの方法を紹介したい。

それは「したい/したほうがいい」の2つの尺度で物事を判断することだ。

この2つの違いは以下の通り。

・したい→純粋な自分の欲求

・したほうがいい→無意識の偏見、他人や社会の影響を内在する


例えば、就職だったらこんな風に考える。

就職したい・就職したほうがいい。

お金を稼ぎたい・お金を稼いだほうがいい。

仕事を通じて人と関わりたい・仕事を通じて人と関わったほうがいい。

僕の場合、

就職したい・○就職したほうがいい

お金を稼ぎたい・○お金を稼いだほうがいい

○仕事を通じて人と関わりたい・仕事を通じて人と関わったほうがいい。

だ。

こうすると就職についての本当に自分がしたいこと(=自分の欲求)が見えてくる。

僕は就職なんて本当はしたくないのだ、少なくとも自ら進んでしたいとは思わない。

お金も正直必要ないのだ。生きていければ。大金持ちなんて今の所魅力を感じていない。お金だけあっても意味ないから。もし僕がお金持ちになるのなら欲しい物ができた時だろう。(なれるかどうかは別として)

ただ、仕事を通じて人と関わりたい。具体的には何か価値あるものを作り上げていきたいのだ。これは自分の欲求だ。したほうがいいとは思わない。むしろ「したい」。だからもし僕が就職するとしたら、この欲求に基づいて就職する。まあそこに幾重ものハードルや壁があったとしても、そこに恐怖したとしても僕は乗り越えてしたいと思うだろう。

このように、「したい/したほうがいい」で区別すると、それが自分の欲求かそうでないのかが判る。自分のほんとうの欲求を理解し、確認することで、少しくらいはノイズの少ない道を歩いていけると思う。

就職とか恋愛とか、複雑なんだ。

主語を変えれば解決できる自分の中の動きは少なくないと思う。

まあともかく、自分の「したい」を確認することが大事で、それを確認する方法をご紹介させてもらった。

頑張ってください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?