見出し画像

小3の転機。

あれは小学3年生のときだ。

教室が2階となって、いつものように階段をヨイショッ、ヨイショッと一段ずつ上がっていた。すると、上から別のクラスの子が下りてきた。

うる覚えだが、道を開けてもらえなかった気がする。そのままぶつかって転げ落ちてしまったのである。ランドセルを背負っていたから助かったぁー。でも、泣いたぁー。

それがきっかけで特別支援クラス(当時は養護学級)に所属することになったのである。
筋ジスは私だけだったが、初めて他の障害者と出会うことになった。知的障害、自閉症、学習障害の子どもたちがそこにはいた。

特支の所属にはなったものの、授業の始まりと終わり以外はほぼ通常クラスだった。大きな変化は移動する時、先生がサポートとして付くことになったことぐらいだ。

そして、何よりも楽しいことが増えた。
なぜなら特支はお楽しみ会が多かったのだ。クッキーやホットケーキを作ったり、飼育小屋の掃除、畑仕事、陶器づくりなど、教科以外のことができたのはとても楽しかった。

通常クラスへ行くかどうか選べることもあり、迷わず特支を選んでいた(笑)嫌いな算数の授業の時は尚更だ。

ただ歩くのが苦手というぐらいで、障害者ということをあまり考えることなく過ごしていた私だが、明確な気持ちの変化が生まれたのは小5のころだ。

次回に続く…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?