映画れびゅー『花束みたいな恋をした』

今回は最近話題の恋愛映画「花束みたいな恋をした」を紹介していきたいと思います。ちなみに今年初の映画館で見た映画です。最近は仕事が忙しかったので、映画館に行ける機会が少なかったので、久しぶりに行けてよかったです。とりあえず有村架純が可愛すぎました。見て損はしないので、世の中の男子は見るべきです笑。ちなみにカップルで見に行くのはオススメしません。私は友達と友達の元カノと謎の3人で見に行きました笑。

※感想部分にネタバレがあるのでご注意ください。

〜こんな人におすすめ〜

・恋人と長く付き合っていて、結婚に悩んでいる人
・恋人と別れるか悩んでいる人
・学生と社会人の価値観の違いに悩んでいる人
・有村架純が好きな男達。
・考えさせられる恋愛映画を見たい人。

〜あらすじ〜

東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生の山音麦（やまねむぎ）と八谷絹（はちやきぬ）。 好きな音楽や映画、本などがほとんど同じで、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店してもスマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが、、、。成長するに伴い、心がすれ違う二人の大人の恋愛映画。

〜感想〜

恋愛って難しいなー。って心底思いました。

学生の時の恋愛と社会人の恋愛は違うし、理想と現実はかけ離れていることを改めて感じました。私は社会人1年目ですので、かなり共感することができました。学生の時にこの映画を見ていたら、感じることは違かったと思います。きっと、「高校生」「大学生」「社会人」「既婚者」それぞれのアクターごとに異なる感想が生まれると思います。

私は学生の頃に、社会人の彼女と付き合っていたので、価値観の違いは大きく、好きだけどお互いのために別れる選択をして別れました。今なら、あっちの気持ちも少なからず理解できたと思います。改めて、自分の過去の恋愛を反省することができました。

私は映画も音楽も本も好きなので、この二人のような出会いは羨ましです。というより、こんな可愛い子が趣味も同じだったら最高すぎます笑。麦が羨ましいです、、、。

この映画を見た男女の感想は大きく異なるのだと私は思いました。女の子は絶対に別れた原因は男側にあり、その考えも理解しづらいのだと思います。私も男は感情表現が下手だなと心底思いました。

個人的に一番共感したのは、別れる話をするファミレスでのシーンです。麦は別れる決心をしていたのにも関わらず、いざ別れるとなると拒みます。男は思い出や未来がなくなると感じると弱いんだなと思いました。その分、女性は一度決心すると意志は堅く、冷静に物事を判断できるんだと思います。

二人の恋は「ステレオ」だったという感想を書かれている人の文章を読み、この映画の根底部分に触れられた気がしました。

「作中の冒頭に出てくる、音楽はLとR両方で聞くべきだ。という考えに対して、この映画の二人の恋愛は途中からLとRが別々に鳴っていた。恋愛は分けるものじゃなくて一人に一個。LとR分けないで、LとRを二人で聴かなきゃいけないし、理想と現実を二人とも見なきゃいけない。」

このコメントに映画のすべてが込められてると思います。

以上のように恋愛について考えるいい機会になる映画だと思います。カップルで見るのは別れが見える可能性があるのでオススメしません。絶対別れないっていう人達は大丈夫だと思います笑。ただ、色んなことを話したり考えるきっかけにはなるかもしれません。

音楽や本、全てに制作側のこだわりを感じることができました。特に劇中にきのこ帝国の「クロノスタシス」が流れたのは興奮しました。また、麦の部屋にAKIRAの漫画本があったのも趣味が同じで嬉しかったです。主人公二人の好みが私と瓜二つだったので、私はかなり楽しんで映画を見れました。

昨年の「罪の声」に並んで、こんなに面白い作品を続けて世に生み出した、土井監督の次回作品にも期待したいです。