#自由な夜の贅沢

「 #書いてつながろう 」

外出自粛でなかなか外に出られず、たくさんの暗い情報で頭がいっぱいいっぱい。

こんな状況だけど、みんなで「書く」ことでつながったり、楽しい習慣になったらいいな。

そんな企画に賛同したメンバーで、毎週テーマに沿って投稿しています。
参加したい方がいましたらコメント欄にてご連絡ください。

今週のテーマは「 #自由な夜の贅沢 」です。

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座りつづけると、寿命がちぢまる。

社長とか責任のある高い地位に座りつづけると、
プレッシャーが半端なく、ストレスがたまって、
長生きできないということではなくて、
座りっぱなしは健康によくないということらしい。

ただでさえリモートワークの機会が増え、座ってばかりな今日このごろ、
「急に言われても・・・」とプレバトの梅沢富美男のように思ってしまう。

「立つ時間」をググってみると、

「健康」とか「増やす」とか、前向きもしくは中立的なものが出てくるのに対し、

「座る時間」は、

「寿命」、「減らす」、「痔」、「腰痛」など「百害あって一利なし」
みたいな言葉がぞくぞく出てきてザワザワする。

どうやら、座りっぱなしは、
血液の循環が悪くなったり、水分不足になったり
脳や心臓の重い病気を発症するリスクを高めるらしい。
喫煙や飲酒と同等レベルくらいに。

Who says ? と思って調べたら、WHO だった。
世界保健機関が言うなら、ある程度は認めなくてはならない。
要は、エコノミークラス症候群みたいなことだろう。

僕の１日は、
「寝る」が７時間くらいなので、
残りの１７時間を「座る」と「立つ」で過ごしている感じ。
会社は、立ち仕事ではなくハンコワークで過ごし、
そのほかは、車の運転、ごはん、ダラダラ時間を足してくと
「座る」は、ちょうど半日くらいになる勘定だ。
一方、「立つ」は、
移動、オヤジギャグ中心の立ち話、トイレの小、歯みがき、シャワー、洗顔、
ごくまれに手伝う皿洗いくらいなので、いちばん少ない。

僕は、めったに立つことのない生き物なのだ。
めったに飛ばない鳥みたいに。

＊＊＊

人生の大半は「座る」という行為で占められているので、
　・目の保養になるスタイル
　・癒されるような肌ざわり
　・優しく受けとめる包容力
を重視してイスを選んできた。
なんとなく好きな女性のタイプみたいになってるけど。
（実際のタイプとはちがう）

これらをすべて満足してくれるのは、
僕の妻ではなく、北欧のイスだ。

ビンテージも新品も、サラリーマン世帯にとっては、
なかなかの出費ではあるけれど、
デンマークの巨匠、ハンス・J・ ウェグナーやフィン・ユールの
イスに囲まれる生活を、僕は「一夫多イス」と呼び、我が家で制度化している。

僕は、寿命を削ることを恐れず、夜な夜なこれらのイスに居座り続ける。
そして、次はどんなのを買おうか、懐をも削ることを恐れずに考える時間は、
自由でぜいたくなのだ。
なかなか買えないんだけども。

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