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ウーフィッッイ美術館 その4

★フランチェスコの特別の部屋 トリブーナ ウフィッッイ美術 
 第18室 トリブーナ

 『なんて美しい部屋なんだろう。』これがこの部屋を見たときに私の印象でした。

 『トリブーナ』(特別展示室の意味)はトスカーナ大公『フランチェスコ1世・デ・メディチ』が自分のギャラリーとして作った部屋です。『フランチェスコ1世』は、『老コジモとレオノーラ』の子どもです。

 当時の『トリブーナ』には現在とは違う絵画や彫刻が置かれていました。2012年の改修により壁面の絵付けが復元され、現在のように天井から、窓、壁面の絵付けと全貌が見られるようになりました。

『メディチ家のビーナス』はここにあります。

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 この作品は、紀元前2世紀ごろのギリシャの彫刻の模刻です、右手で胸を、左手で陰部を隠すポーズのほうです。この作品は1600年にローマのピンチョ丘の『メディチ邸』のために1600年初頭に購入されて、1667年に『コジモ三世』によって「ウフィッツイ」に運ばれました。

 小顔で、引き締まったウエスト、豊かな腰回り、横向きなために、右足が少し折り曲げられ、踵が少し上げられていますが、その踵の上げ加減が絶妙で、本当に美しく、心ときめく作品でした。

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 この円蓋は赤く透き通ったワニスに真珠貝が散りばめられています、その数なんと2500枚。

 円蓋基部の石の部分の装飾は、錫の破片に白鉛粉で金箔が張られたもので、金箔の総面積は130平方メートルもあるそうですよ。

 そして足元のおしゃれ、この床は本当にきれい、感動的です、様々な模様が、巧みに来見合わせられており、床だけを見るとすごい自己主張が感じられるのに、

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 そこに彫刻達が並べられると、脇役に回り、主演を演ずる美術品たちを引き立てる役割を担うのも見事ですね。

 床つくりの魔術師たちに乾杯です!

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