見出し画像

60歳からのキャリーバッカー8

★旅の形

旅はそれぞれの人によって形があると思います。

目的もなくぶらりと見知らぬ街に行くことが好きな人。

目的をもってその目的に沿って旅を組みたたて行く人。

自分の趣味を生かすために旅行を組み立てていく人。

 私はある程度目的を持って旅をする派です。
 私の興味は
  絵画
  音楽
  建物
  歴史です
 この興味を満たすためにはやはり欧州、日本ということにしました。 
 
 ★旅の始まり 

 以前から欧州を旅したいと思いが強かったのですが、なかなかお金も時間もままならず。
 それで60歳になったのを機に思い切って欧州気まま旅に向かいました。その時考えた目的は「フェルメール」の絵を見るでした。フェルメールは寡作な画家で生涯に30数枚しか認定された絵がありません。
 そしてまずはフェルメールの国オランダへ行くことにしたのです。

アムステルダムの国立美術館にはフェルメールの絵が

4枚所蔵されています

 
 その時は絵のイメージがあってもはたしてオランダはどんな国なのか、アムステルダムはどんな街なのかこのイメージはありませんでした。

 はじめて行った時はアムステルダム国立美術館は改築のため開いていませんでした。収蔵されている絵画や美術品は、いくつかの美術館に分散されており結果としてフェルメールさんには会うことができませんでした。

 つまり私はきちんとした下調べをしなかったので目的に触れることもできなかったのです。散々な旅です。
 その結果、ゴッホ美術館に行く毎日となったのです。ゴッホは日本人が好む画家のナンバー5には入る画家ではないかと思います。耳を切り落としたり、自殺したりかなりエキセントリックな面が強調され「炎の画家」として有名です。
 しかし彼が評価されたの死後かなりたってからでした。ですから生きている間に売れた絵は1枚だけなどというさんざんな人です。
 オランダはまたレンブラントの街でもあります。レンブラントは工房を作り自分の作品、監修、弟子の作品など様々なものがあります。
 作品数は監修したものまで含めると2000点といわれていますが、でもそのほとんどが、レンブラントフレーバーなのがすごいです。

画像はアムステルダム国立美術館のフェルメール作品2016年撮影

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?