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(第十章)トランザクション(取引記録)の確認方法とトラブルシューティング(エラー発生時の解決方法)
トランザクションとは
トランザクションとは暗号資産(仮想通貨)の取引の記録です。ビットコインやイーサリアムを初めブロックチェーン技術により全てのトランザクションが確認できるようになっています。またBSCのトランザクションは、BscScanで確認できるので解説します。
Poocoinにアクセス後、対象となるトークン契約アドレスから検索を実行し、画面下へスクロールすると取引が確認できます。一番上の取引を確認してみます(この取引した方をAさんと仮定します。)0xa972...の部分を選択すると、BscScanにジャンプします。この数字はトランザクションハッシュといわれ、簡単に説明すると、一意(重複しない)の取引記録番号のようなものです。下記の画像で確認できるように、初期状態では「Token tx」が選択されています。
「Token tx」:全てのトランザクション(購入と販売のトランザクションが確認できます。
「Wallet tx」:自身のウォレットのトランザクション履歴が確認できます。
「Buyers」:トークン購入者を確認できます。上から購入額が大きい順
「Sellers」:トークン販売者を確認できます。上から販売額が大きい順
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70868402/picture_pc_c297b822d1ffeffbad44c644cd25c73b.png?width=800)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70868460/picture_pc_a29a185d7b941a8479fbe43b1ea7c551.png?width=800)
「From」部でAさんのウォレットアドレスが確認できました。契約アドレス部分を選択し、ウォレットの詳細を確認します。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70868494/picture_pc_4118d7802cced01156d286af391663f9.png?width=800)
Aさんのウォレット情報が確認できました。Token:欄を選択するとドロップダウンボックスで保持しているトークン一覧が表示されました。また、下にスクロールすると、Aさんがウォレットを作成した時から今までの取引記録を確認できます。トランザクションを確認したい場合は参考にしてください。
トラブルシューティング(エラー発生時の解決方法)
PancakeSwap、Poocoinを利用していると、スワップエラーが発生し取引ができない場面に遭遇することがあります。原因は様々なため、確認リストから当てはまることがないか確認し、再スワップしてみてください。また、Metamaskの送金時にトランザクションが「処理中」から動かない時(送金詰まり)、の解決方法についても最後に説明します。
スワップエラー時の確認リスト
PancakeSwap
• 適切なネットワークを選択しているか?
• ガス代を払えるほどのトークンがウォレット内にあるか?
• スリッページの設定値は適切か?(スワップに失敗する場合、49%まで1%ずつ上昇させ、スワップを試みる)
• ブラウザを再起動してみる
• PancakeSwapからログアウトし、再接続してみる
• トレード画面で、交換元トークン量の末尾を1に変更してみる(言っていることがわからない場合は以前の記事PancakeSwapの使い方を参照ください。)
•上記でも解決せず、スワップ時のエラーメッセージが「TRANSFER_FROM_FAILED」の場合、多くは詐欺となります。詐欺にあってしまった場合はトークンを売ることはできません。そのまま放置するしかないのが現状です。
Poocoin
• 適切なネットワークを選択しているか?
• ガス代を払えるほどのトークンがウォレット内にあるか?
• スリッページの設定値は適切か?(スワップに失敗する場合、Auto Slippageの設定を無効化にし手動設定に変更します。その後スリッページを任意の値に変更します。管理人は99%や999%で運用。責任は負えないため自己責任です。)
• ブラウザを再起動してみる
• Poocoinからログアウトし、再接続してみる
•上記でも解決せず、エラーメッセージ内容が「TRANSFER_FROM_FAILED」の場合や、そもそも「Trade」ボタンがグレーアウトされ押下できない場合は、まだ発売されていないトークンまたは詐欺の可能性が濃厚です。
Metamask
トランザクション実施後、しばらく送金が確認できない場合があり、処理中で止まる場合があります。(副作用として、他の動作(スワップや送金)が一時できなくなります。)
スワップや送金等、実行したアクティビティはMetamaskのアクティビティタブから確認することができます。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70871427/picture_pc_276edff7140381ff9d36c3abcb14e4c9.png?width=800)
最後のアクティビティは以前スワップを行った$CINUの取引結果になっています。送金時も同じくアクティビティに取引内容が表示され、送金が正しく行えたのかどうかや、以前説明したBscScanでの確認等詳細を確認することができます。
では本題の、送金が処理中になって他の動作が行えない場合の対処法です。
Metamaskをインストール時に取得したシークレットリカバリーキーを使用し、再インストールします。※再インストールすると、Metamaskにインポートしていたネットワーク・トークン情報が消える場合があります。トークンの情報が消えた場合は表示されていないだけ(裏側では消えていない)なので安心してください。もう一度ウォレットに各トークンの契約アドレスをインポートすると残高が表示されるようになります。
ブラウザ右上部のMetamaskアイコンを右クリックし、「Chromeから削除...」を選択
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70871608/picture_pc_67dbda468d295e66f371b24d42b0e34e.png)
「削除」を選択することでアンインストールができます。その後、再度Metamaskをインストールすることで完了です。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70871612/picture_pc_653c0e219b1989b5a380e4c194fa5292.png)
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