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041-44打ち上げメタテロメア超速再生✳めぐり逢わせ神ゲームプラットホーム✳ヒュッゲ静寂シエスタ第三の道歩行者天国《ヘヴン》

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041LIVEコン打ち上げと『超速再生』『禁則事項領域』
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 私たち――は感動冷めやらぬまま、LIVEコンサート打ち上げに行くことにした。


 身体は打ち上げ会場に行き、残りの意識リソースは仮想空想にある『球体フリースペース』に集まることにする。


 前者は、第九合唱団オーケストラ《シンフォニスタ》、ギルドネットワークスとしての各シェアリングタイム《主に感想/構想/情報共有》、後者はクランと一部ギルドネットワークスとしての各シェアリングタイムだ。



 身体が打ち上げ会場に向かう為、LIVEコンサート会場の階段を登ろうとした時、鹿獅子がこちらを観ていた。


 鹿獅子は球体フリースペースにも居る――。



 鹿獅子は何も喋らない――。



 そして動いた――。特に角が。



 角と角が擦り合わされ、みるみる粉になってゆく。


 粉はメタスキル『超重力』によって無重力化された空間スペースにまぁるく浮いている。


 擦り取られた角はすぐさま『超速再生』で元に戻った。鹿角粉も増殖されている。幾分か大気中に溶け込み始めている。



 鹿獅子は何も言わないが、私たち――はなんとなくそれを口にしたくなった。


 鹿の角は急速成長することから、強い生命力を現し、古来から大陸の東エリアで腎臓の薬として高額取引されてきた。


 私たち――はその粉を服用した。



《メタスキル『超速再生』を体得しました》


 第九《シンフォニー》では、ドラムマシンで薄く潜在意識レベルに聴こえるリズム参加していた『ガイダンス』は告げた。



(超速再生?テロメアとの関係性はどうなんだろう)

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