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また1からオタク始めます

ただ唐突に今の私のオタクとしての人格がどういう状況に置かれているのかを記して置きたくなり、衝動的に書き始めることにする。一応ちゃんと起承転結にまとめた。

がんばった。けどクソ長くなってしまった。


私はKPOPのオタクだ

高校入学後すぐに私は中学時代身を置いたジャニーズの沼から引きずり出され、新たなKPOPという名の沼にドボン。

ほぼ一人の推しを一途に追いかけていたらいつのまにか平穏に2年の月日が過ぎていた。

"ああこのままオタクやめられないまま大人になるのかな。まあそんな人いっぱいいるしとりあえず大学生のうちはまだいけるな。卒業して大学入学したらバイトを始めて推しにたくさん貢ごう。"

そう思いながら受験生となり、夏が過ぎた。

そろそろ少し距離を置かなければ、とクソ真面目な私は思ったし実際その通りにした。

でもだから不穏な空気に気付けなかった。



バラエティでの配慮に欠けた失言、多額の金銭が絡んだ問題、過去の非行、薬物使用の噂

すべて後から知った。

後から知った私からしたらすべてが些細なことに感じられた。(というのも詳しく書くとキリがないが、多くは一人によって暴露されたものであり事実かどうか定かではないと私が認識しているから)

でもその時にはもう彼の脱退は決定していた


ちなみに脱退した彼は推しグループのメンバーで、推し自身ではない。

しかしこの事務所の発表を知ったとき、私は号泣した。

初めはきっと私の中ではなんの前触れもなく起こったことで、理解ができず訳もわからないまま泣いていた。

しかしその脱退の経緯について調べれば調べるほど理不尽に感じ、涙は止まらなかった。


でも正直落ち込んでる暇はあまりなかった。

当時私にとって大学受験はその後の人生に直接繋がるものであり、失敗は人生の失敗とイコールだった。

この先いくら推しが大切とはいえこの先何十年と続いていく人生と比較できるものではなかった。

彼のグループ復帰を願う運動や事務所の対応に対する抗議がsns上で盛んに起こった。

が、どれにも参加しなかった。できなかった。



時は立ち3月、大学受験が全て終わった。

久しぶりの"暇な時間"。

迷わず推しを確認しに、snsを開いた。

知らない曲、いつのまにか行われていたコラボ、初めて見る推しの髪色、一人足りない集合写真

正直結果がよろしくなかった受験の後のメンタルには全てがグサグサ突き刺さった。

パフォーマンス動画を見に行く勇気はなかった。


きっとわかった人も多いだろうからもう名前を出すけれど、こうして私のモンべべ人生は予想だにしない結末を迎えた。

何度もトライはした。

昔の曲を聴き、パフォーマンスを見たときの胸の高鳴りは健在だった。

でも6人で踊るMONSTA Xは、どうしても見ていられなかった。

正直推しでもないメンバーの一人の脱退でここまでになるとは思ってもみなかった。

これまで怪我や病気でメンバーがパフォーマンスを欠席することもあったが、あまり寂しさは感じなかった。

でも今度は、無意識に何度も何度も人数を数えていた。

これ以上追い続けるのは、どうしても無理だった。


「まあオタクをやめるいい機会じゃないか。どうせいつまでもオタクでいるわけにはいかないんだし。」

と自分に言い聞かせながら私はKPOPアイドルオタクを一旦やめた

しばらくは別の趣味に時間とお金を費やし、それはそれで楽しかった。

ただ、今思えばその頃の私はあえてKPOPを見ないようにしていた気がする。



そんな生活を4〜5ヶ月ほど続けた。

ことが転じたのは8月。

上京するはずだったのにリモート授業になったため地元に残っていたが、夏休みになって借りていた東京のアパートの様子を見に行く事にした。


東京に着き、ネット上でできた友達と初めて会った。

もともと気が合うとは思っていたが、対面したことでより意気投合し、東京にいた5日間はほぼ毎日彼女とともに過ごした。

彼女もKPOPアイドルのファンだった

私も韓国アイドルオタクと知っていたので、自然とKPOPの話題になり、自然に最近カムバしたアイドルのMVの観賞会がはじまった。

久しぶりに見る韓国アイドル達は私に、初めてKPOPに触れた時のような衝撃、高揚感、ときめきをもたらした。


ああ、この感覚知ってるな


気づいた時には色んなアイドルの動画を漁り、KPOPに初めて触れたあの頃と同じように、どんどん情報を吸収した。

地元に帰ってきて数日で、がっつりオタクしていた頃の精度とは到底言えないが、受験期から今夏までの韓国アイドル界の動向をあらかた掴んだ。

「オタクに逆戻りだよ」

友達にそういう私は、口先では自分自身に呆れたというような風に言っていたが、内心ではなぜか少しだけホッとしていた。

急にこれまでKPOPと距離を置いていた時間が空っぽに感じた。


またオタクをするにはやはり推しがいなければ。

そう思った私はようやく放置してみないようにしていた元推しのポスターを剥がし、新たな推しを探す旅に出た。


いやでてない。

実は心当たりがあった。


本格的に受験勉強を始める直前、夏、シリーズの大規模なオーディション番組が行われていた。

正直初めはその番組にそれほど興味なかった。

たまたま見た彼の一番初めの自己PR動画。番組も始まる前だった。

彼の笑顔に一目惚れした。(この言葉をアイドルに使うのは私のオタクポリシー的にかなり抵抗があるが、それ以外の言葉が見つからないほどのショックだった)

これまでじわじわ推しにハマっていくタイプのオタクだったので、ここまで強く、頭を殴られたような衝撃を受けたのは初めてだった。

ただその頃は一応受験生だし、推しは他にいるし、と自制しながら番組を見たりSNSで他のオタクの反応を見たりとゆるく追っかけていた。


でも、その子は脱落した。


その頃の私は

ああ、こんなにがんばってたのにな、

涙を流しながらも、練習生のオタクなんてしたことないし、もう夏が来ていて受験がすぐそこに感じられて、

これ以上追うのはやめよう

とはっきりと思ったのを覚えている。


このオーディション番組の終了を機に、私は当時の推しを含め受験を理由に一旦KPOPから距離を置く事にした。


その子のことをふと思い出し、どうしているかなと探してみた。

風の噂で、当時の事務所は退所しなければならなくなったと聞いたが、もう一般人になってしまったかもしれない。

あまり期待せずに情報を漁っていると、別の事務所に入所した彼の姿を見つけた。

「ああ、まだアイドルを諦めないでいてくれたのか。」

心から嬉しかった。



やっとここまできた。ふぅ。


オーディション番組のあの子はまだ練習生で、まだスタート地点にも立っていない。

新しい事務所の他の男子練習生達も可愛らしい顔立ちで、ここでデビューできればいかにも人気が出そうだ(贔屓目)。

ただ、私は練習生のオタクなんてしたことない。

正直どうすればいいかわからない。

露出は全然ないし、このご時世韓国に飛ぶこともできない。

わからない。わかる人教えてくれ。


だから結論、とりあえず私は彼のデビューを待ちながら、他のグループを追う事にした。

選んだグループは元々気になっていたし、中学の頃から仲のいい友達にゴリ押しされていたし、大手事務所だから供給も多く、オタクリハビリ(?)にもちょうどよかった。

初めは"とりあえず"なんて本気でやっている彼らや本気で追っているファンには失礼かな、とも思ったが、

もともとオタクなんて勝手に好きになって、勝手に応援して、勝手に傷ついて、勝手にやめていくものじゃないか、と思い直した。

この決断(というほど大層なものでもないが)をしたのはついこないだだが、気楽だし結構気に入っている。



こんな経緯で、私はオタクとして再スタートをきる事にした。

やっぱりアイドルオタクって楽しいね!!



そんな感じで今の私は生きてます✌️

ここまで読んでくれた方、ただの自分語りにお付き合いいただきありがとうございました🙏

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