ドイツ指導者挑戦記 Folge4
はじめに
皆さんこんにちは!
WFCスタッフのトシです。
今回で4回目になるシリーズですが、
ドイツでの新生活序盤についてご紹介いたします。
新生活スタート
2019年4月11日に日本を発ち、奥さんとドイツへと渡航しました。
最初はあらかじめ用意してもらっていたシェアハウスでの生活でした。
まだまだ寒い時期のドイツで、ほとんど陽の入らない地下で、ベッド2つの簡素な部屋だったので、常に太陽が照っていて、42階建のマンションに住んでいた状況とはかけ離れた生活環境で、ギャップが大きかった事を鮮明に覚えています。
一人暮らしであれば、サッカーさえできれば問題ないというメンタルなのですが、そうではない状況だったので、まずはちゃんとした生活の基盤を作らなければというのが最初の課題でした。(ここでの焦りが後の事件に繋がる…)
移住後のあれこれ
海外で生活するにあたっては、色々な書類を用意したり、関係各所に申請に出向いたりと、まぁめんどくさい事務手続き等が重なります…。
これを個人でやっていたらと考えると、中々大変だろうなと。
幸いにもWFCではビザの取得やそうした事務手続き等に関する部分をサポートしてもらえるので、ここに関しては問題無くクリアする事が出来ました。(もちろん最大限自分でやれることはやるという前提で)
住民登録やビザの申請等は本人が出向く必要がありますし、少しでもドイツ語ができるとスムーズに事が運びます。
携帯電話のSIMを買ったりするのも、最初のステップで行うことの一つですね!
個人的には銀行口座の開設に若干苦戦しました。
窓口で申請しようとしたら、通訳つけるのダメと言われ、1人で開設しようとしたら、ドイツ語できないからダメと言われ…(そこのDeutsc○bankの対応は冷たかった…)
その後、そこから近所の別の銀行で開設の手続きを試みた所、非常に親切に、自分の拙いドイツ語を聞いてくれて、無事口座を開設する事が出来ました。
こうした対応の部分では色々な場所(外人局含む)でそうなのですが、本当に担当の方次第です。同じ書類を用意していてもダメな場合もあれば、すんなりと申請が通る場合もあり、運次第の要素が強いです。
冷たい対応をされても諦めずに、良い出会いがあるまで粘る事が重要です!
序盤の試練①
新生活が始まり少し落ち着いてきた5月。
語学学校もスタートし、チームの練習にも参加し始めました。(当初は選手兼U19でコーチ研修)
ここでも痛感したのはやはり語学の大切さ。
監督の指示、チームメイトとの会話や意思疎通。
全てのベースはコミュニケーションであり、そこには語学が必須である。
身振り手振りも大事だし、沢山の事を伝えられるし、
単語だけでも伝えることは出来ますが、本当の意味でのコミュニケーションには、それだけでは不十分です。
渡航前に学校に短期間通っていたことで、多少は良い準備をしていたつもりでしたが、ドイツで聞くドイツ語は、やはり別物でした。
特にコーチ業をしたいのであれば、
当たり前に喋れてようやくスタートラインに立てる
というレベルなのではないかなと。
そんな環境の中、プレーは数年前からほとんどしていなかったので、
コンディションを上げるために草サッカーに出かけた所、
寒暖差に体がまだまだ適応できていなかったのか、ふくらはぎを重度の肉離れ…
まともに歩けない痛みで、しばらく練習にも行けず、学校に通うのも一苦労で、大きな停滞となってしまいました。
結局2ヶ月以上掛かり、サッカーの為にドイツに来たのに、中々その目的を果たせないもどかしい時間となりました。
序盤の試練②
こちらに関しては、詳細を個人のnoteにて掲載しているのでリンクを載せておきます。
https://note.com/toshifussball/n/ne177886ac6a7
簡単に言うとネットにも情報が載っていない新手の賃貸詐欺に遭ってしまったと言う話です。
数千ユーロを失い、引越しもできず、さらに怪我も重なっていたので、この期間は相当にしんどい時間でした。
見知らぬ土地で生活する事の大変さと、自衛の大切さを痛感しました。
何事も焦っては上手く行かぬという事を、高い勉強代を払って学ぶ機会になりました。
当時は早く引っ越して新生活を送りたいという焦りから、情報を精査する事を怠っていたなと反省しています。
そんな時にも、周りの方々の支えで乗り越える事が出来たので、本当に人に恵まれているなということも実感出来る事となりました。
おわりに
今回は新生活序盤での出来事を紹介させていただきました。
新しい土地での新しい生活は良い面でたくさんの刺激も貰えますが、
小さくない苦労が伴います。
それでも新たな場所で新たな生活をするということは、個人的に人生において大きな価値のある物だと感じています。
また、これが1人での生活で、周りにサポートしてくれる方がいない状況で起きていたらと考えると、恐らく今自分はドイツに居られなかっただろうなと。
何もなければ問題はないのですが、自分に限って大丈夫だろうと思っていても何か起きてしまうのが、海外でもあります。
そうした中で現地生活の長い日本人やドイツ人スタッフのいる留学会社にコーディネートを依頼するのは、非常に合理的な選択なのではないかと思います。
現に自分はこうした問題の際もしっかりと対応してもらう事が出来たので、
様々な部分でサポートによる恩恵を受けてきました。
皆さんのチャレンジの際の参考になる情報発信を今後も続けて行きますので、引き続きよろしくお願いします!!
次回はドイツでの1日に焦点を当ててご紹介できればと思います!
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