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インストラクターとフィットネスクラブの関係性の未来

こんにちは。フィットネスインストラクター&ダンススタジオくまさん運営者の櫻井謙生です。

先日、長年フィットネス業界で活躍されている方から、ここ数十年のフィットネスクラブ事情についてお話を聞く機会がありました。

昨今(ここ5~10年くらい)、スタジオレッスンの難易度が細分化されておらず、お客様が『レッスンを選べない』という実情があります。

多くのフィットネスクラブは内製化によって、プレコリオのレッスンを増やし、フリースタイルレッスンを減らしています。

それによって10年以上前には、

・初心者エアロビクス
・初級者エアロビクス
・小中級エアロビクス
・中級エアロビクス
・中上級エアロビクス
・上級エアロビクス ・・・

上記のように難易度が細かく分かれていました。

それが現在は、プレコリオレッスンが増えることによって、開催できる枠に限りができ、初級、中級、上級といったざっくりとした難易度に分けられています。

今までは選択肢が多かった分、「私はこのレベルだ!」と選べていたものが、「んー初級だと物足りないし、中級だと難しすぎる...。参加するのやめよう」なんて状況になっています。

フィットネスクラブで働く身としては「しょうがない」で済ませたくなりますが、向き合っていかなければいけない問題だと思います!

フィットネスクラブ側は、レッスンの難易度や強度を細分化し「○○のレッスンは○○のような人に参加してほしい」というような明確な理由をもってスケジュールを組んでいく必要があります。

そして、レッスンを提供するインストラクター側も『クラブの意図』を理解し、適切な難易度・強度でレッスンを提供する必要があります。

要するに、『クラブ=インストラクター』のコミュニケーションと理念の共有みたいなものが大切で、今後は双方の関係性が何よりも重要視されると思います。

そうなってくると、1対100より、1対10の方が密にコミュニケーションがとれるわけなので、『少数先鋭』みたいな、クラブにとって重要なインストラクターが残り、それ以外は淘汰されていく…そんな運営方針に変わってきますね。

今回は、最近のスタジオ事情から【今後のクラブとインストラクターの関係性】を考えてみました。

皆さんはどう思いますか??







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