和風スナックお兄ちゃん的 曲紹介#30 安田成美 / 銀色のハーモニカ
デビュー曲「風の谷のナウシカ」が音痴すぎて宮崎駿監督に作中で使ってもらえなかったハナシは有名ですが、急に音痴が治るわけではないので制作陣がとった戦略は彼女の歌い方にマッチする曲を作るというものでした。当時テクノ歌謡を量産していた細野晴臣さんを作曲に、編曲には更に萩田光雄さんを加えて制作された今作はまさに上記の戦略が功を奏した一曲に仕上がっています。
安田成美さんも自分の得意な音域内で作られた曲だからか、楽しそうに歌えていて良いですよね。それこそナウシカの時はビクビク歌っているような感じもあって見ていてツラいものがあります。
84〜85年の二年間でシングル5枚、アルバム1枚を出して歌手活動は一旦終了した安田成美さん。9年後の95年に大貫妙子さんのフルプロデュースで2ndアルバムを出すのですが、歌唱力にだいぶ前進が見られていたコトにも触れておきます。
作詞:松本隆
作曲:細野晴臣
編曲:細野晴臣、萩田光雄
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