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元Opethと聞いて興味本位で聴いただけなのに...

雨が降って暑い...雨は好きだけど暑くなるのは頂けない
寒い日に雨と寒波が同時に来るのと同じで
どっちかにしてよと思うんだ
暑い時は暑いと言って、寒い日に寒いと言って勝手な性格だよな自分w

さて、Opethは僕がずっと尊敬し続けるバンドだということは昔のブログで話しましたが
その中でも僕はマーティンロペスが凄い好きだったんだ
ドラマーとしてのプレイスタイルや腕もそうだったんだけど、メタラーっぽい見た目も格好良くて好きだった
彼が脱退したことを知り割りとショックだったんだけど、こればかりはしょうがないと諦めていたんだ

そんな事もあったが、僕のOpeth愛は静まる理由がなく新ドラマー加入し
いいドラマーじゃんと気持ちを切り替えていたw

ある日ネットサーフィンをしてた時、偶然にも僕はこのバンドの情報を目にしたんだけど、メンバー写真に何だか見覚えがある人物

「ん?あれ?これマーティンじゃね!?」

僕はつい大きな声を出してしまい、外出先なのに恥ずかしい思いをしたw
周りの何やねんコイツみたいな冷たい視線をよそに僕は画面をじっと見つめた

なになに?新バンド?プログレッシヴメタルバンド?

小さくガッツポーズしてしまった
絶対に当りだ!完全にこれは超いいバンドになるはずだと思った

Black Water parkやDeliverance等Opethで名盤と呼ばれる作品に携わり、数々の名プレイを残して来た彼だけに新バンドである「Soen」は間違いなくそれらの音を引き継いでくれるに違いない
そんなに期待を込めながらちょこっとレビューに目を通すと

OpethミートTool

どういう事や?

ToolっぽくもありOpethっぽくもあるということだよな?
Toolは有名どころと言われるアルバムを一通り聴いてきたし、メイナードのサイドプロジェクトの「A parfect Circle」も聴いてきた(というかこのバンドはどちらかと言うとジェームズイハ目当てだったんだけど)
僕のToolの印象として、ボトムを支えるベースがギターの様にリフを弾き、それにそう様にギターが付いていく様なサウンド
何というか今まで聴いたことがないサウンドだった、ただひたすら浮遊するようなサウンド思いきや急に疾走し続けるその微妙なバランスが格好良かった。メイナードの変人ぷりも好きで、ライブでは変装しいかにも変態紳士の様な佇まいもロックな感じがしてw

元々大好きだったOpethにToolの要素が加わるなんて少し想像が出来なかったんだけど
僕は速攻Youtubeで確認することにした


見た目もOpeth(後ろ)にメイナードがコラボしている様に見えるね


確かにToolっぽさもある、でもOpethというのは
マイルドな音を出しているほうね
てっきりデスをやってるんだと思っていた
デスメタルの要素にToolを足したのかと思ってたけど、DamnationミートToolって感じだな

一曲目、二曲目は完全にToolライクなサウンドにマイルドなミカエルの声が乗ったような感じ
3曲目のMonarchはヘヴィーなイントロからメロウな静粛なパートに転調するところがOpethらしい、五曲目は完全にDamnationの頃の様な音
静かなキーボードが鳴り、Opethの得意とするメロディックなギターリードが乗っかり、Opethのアルバムにこの曲を混ぜてもバレなさそうなくらいOpethしている
六曲目はまたToolになる、ただ後半にはまたメロディックなギターソロが導入され只管リフレインするToolの特徴的なリフとは違い最後まで聴いていても非常にドラマティックだ

個人的に一番気に入った七曲目のModesty
非常にドラマティックな音に加えて気持ちがいいくらいに広がる音
Linkin Parkを聴いていたとき僕はこのバンドはなんて音量の調整が上手いバンドなんだと思った事がある
プレコーラスからコーラスへ入る場面に音量がグワーッと徐々に大きくなりコーラスで爆発するような技法
そうすることでより一層コーラスに感情が込められるので非常に胸が高鳴る
それと似た技法が使われていて、歌モノとして素晴しい表現になっている。
イントロのストリングスの音もまた癖になる
正直この曲はずっとヘビロテしてしまうほどハマった曲だった

八曲目はTheToolである
グイグイ突き進む様なサウンド、要所要所に入れられるギターと少しユニゾンするようにリズムを刻むドラムの音がToolのそれっぽい
前に前にのめり込む独特なアプローチがかっこいと感じた

9曲目はまたTool色が身を潜めOpethっぽくなる
ストリングスを挟みスローに落としたドラム
中盤のリードパートが兎に角格好良かったし、コーラスになっているストリングスも美しい
Modestyに続く素晴しいバラード作品に仕上がっている。
美しい旋律が鳴り響きアルバムが終焉する

僕の感想としては、まぁ正にOpethミートToolであった
確かに凄く格好いいサウンドに仕上がっている
マーティンはOpeth時代こういうアプローチのサウンドを求めていたんだろうか?とちょっと考えてしまった
素晴しいアルバムではあるんだけど、少しオリジナリティーに欠かるという感想もある
何というか少し在り来りだなという印象

というかプログレと名乗る以上、どこかしら在り来りになりがちなメタルジャンル何だけどね…

それでも大好きなマーティンのバンドである以上素晴しい作品に仕上がったと思いますね
これからの活動が非常に楽しみで仕方がない!

アルバムが出たらまた買いたいと思わせてくれるバンドでした!!

またいいバンドを発掘してしまった
来日はしてくれるのだろうか?

なんかメタルフェスとかに出演してくれそう感があるんだよなーこのバンド

見に行きたい!


あ、雨やんだわ

少し爽やかな風が吹き出しました!


それではー


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