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本当の勉強は点を線で繋ぐこと。

問題があって答えがある。算数の一番簡単な問題は
1+1=2ですよね。それは学校で一番初めに教えてくれます。ですが本当の数学を学ぶのなら何故1+1=2になるのだろう?ってところから入るのだと思います。所謂数学とは?という所から入り、数学の仕組みを理解し紐解いていきますよね。

言ってしまえば学校の勉強は暗記力をいかに鍛えるか、またはしっかりと期日を持って取り組めるかだと思うんです。まぁ僕は学も無ければ授業なんてフザケてるか寝てるかのロクでもない学生だったので偉そうに言えませんがw

僕たちが本当に取り組むべき勉強というのは、いかに世の中に広がる点を線で結んでいけるのか。それに尽きると思います。

世の中には沢山の点が存在しています。例えば夏をテーマにすれば真っ先に思いつくのは「暑い」でしょう。ですが夏と連想して暑いと連想する。そこには点と点が真っ直ぐ繋がっていくんです。そして暑いから、またその先に無数の点が並んでいる。そしてその線は薄かったり、濃かったり、細かったり、太かったりします。ですがその全ての点に線が繋がっていることに気がつくんです。

何か物事が起きると言うことは点です。人々はその点を眺めて、その先に繋がった線を手繰っていかないといけません。点と点はどの様に結ばれているのだろうか?またその線は何処に引かれているのだろうかと。そしてその線に気がつく為に、僕たちは足を使い、手を使い、頭を使っていくんです。

すべての出来事には何かしらの理由がある。
善も悪もそれはただの独立した点でしかないんです。
そしてその先に繋がる線から、やっとその意味を知ることが出来るという事です。

そしてその善悪にも勿論線で繋がっている。
そして僕たちは、その線を掴んで欲しい。その線が何故繋がれているのかと言うことを考えて欲しいんです。

世の中の情報はあまりにもはっきりと点を見せてくれます。ですがその先に繋がる線は見せてはくれないんです。
それは何故か…。そこには見せることが出来ない、物事の真実が隠されているからです。

人々は長い年月を通して日々賢くなっています。物事の善悪から、線を辿って行ける人が増えています。そして人々は点だけでは何も動作しないということを理解ししているんです。

点で思い出しましたが、皆さんは電気の配線をした事がありますか?僕自身電気に詳しくないのでアレですが、電気の大元を動かすマザーボードという配電盤。あれをよく見ると物凄い穴が空いていますよね。

実は僕の知り合いで電気系のスペシャリストの方がいました。僕はこの世で会った天才は?と聞かれたら真っ先に彼の名前をあげる程凄い人です。あまりにも仕事に没頭し続けてぶっ倒れる奇天烈な人なんですがw
彼の仕事をとなりで眺めていると、もう気持ちが悪くなるほどですw小さな穴にハンダを流し込むと、そこには小さな点が出来る。そしてその点が繋がる事で、動作するというやつです。その線や点が少しでも違うと誤作動や、最悪動作しなくなる。その作業をほぼ1日中こなしているんですよ。

頭を使い過ぎて倒れて高熱を出す。一体彼はどれだけ入院したのかわかりません。脳のキャパシティを毎回超えてしまうほど頭を使う人です。常人ではないですよねw


僕たちが一つ電気をつければ、無数の点が線とつながる。僕たちがシンクで水を使えば、その水が流れて配管を通って河へ流れる。そう考えると、世の中には無数の点と線が繋がっているということです。

ただそれは物だけではないです。デッサンで人の全身を描く際に、先ず描くのは点です。点から線を繋いで人を描いていく。

頭と関節は点で描いて、そこから手足や首を線で繋ぐ。
僕たちが普段書いている字もそうです。先ず点を打って線を書いていきますよね?

言語だってそうです。単語をひたすら覚えても喋る事が出来ません。いくらTOEICでいい点をとっても、海外の人と喋れる理由ではないんです。

僕が実際に英語を学んだ時。英語は点で覚えて学ぼうといしていました。点が発音や文法だとすれば、ただそれをパーフェクトにこなしただけでは英語ではない。

僕が語学で悩んでいた時現地の人に言われた事は。

「英語を点で覚えるな。それは語学ではない。ただの勉強だ」と教えられました。

勉強だけでは人と話せません。点と点が結べれば、発音も文法も最悪適当でも良いんです。要はボディーランゲージの会話です。伝わらければただの点で終わるだけなんですよ。

僕の記事も点だとすれば誰かが読んでくれ無ければ点で終わります。いくら文才に長けていたとしても、いくらキャリアを積んでも、読んで貰えて初めてその価値が産まれる。


そして僕がこれから多くを学んでいく世代に言いたいのは。点を学んだ数だけ線を伸ばして欲しいという事です。そこから価値が産まれます。そこから真実を学ぶ事が出来ます。その点と線の関係性をしっかりと理解して欲しいと僕は思うんです。

人との会話に苦しんでいたら、その会話はしっかりと線として繋がっているのだろうか?貴方の行動が空回りしたら、その先にしっかりと線が繋がっているだろうか?その真実に押しつぶされそうになったら、その周囲の点との関係性はどうなっているのだろうか?世の中が歪んで見えていたら、そこからどれだけの線が伸びているだろうか?


それが本当の意味での学びなんです。

この世の中には多くの情報が蔓延っています。物事には必ず真実があります。その真実を知るためには、先ず点を知り、線を知ることです。

そうすればいつか貴方にとっての学びとなって、教養となります。

どんどん線を伸ばしましょう。その線が届かない物だと思っていても、必ず何処かと繋がってくれます。何処かの点が線を結んでくれるんです。

ただの点で終わってしまうのは、あまりにも勿体ないということなんです。逆に考えれば、どんな線も何処かと繋がってくれるということ。つまり貴方は一人では無いという事です。

沢山線を投げて下さい。そして必要であるならばそれを引っ張って下さい。それが出来るのは点の持ち主である貴方の役目なんですよ!


この世には何一つとして無駄は作られていないというお話でした。


それではまた・ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


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