メタルとラップの融合って純粋に神じゃない?
大本を辿ればロックってそもそも黒人の音楽である
まぁそこまで突き詰めると僕にはわからないんだけど、初めてロック=白人の音楽となったのはエルヴィス・プレスリーだったわけで
プレスリーいなきゃビートルズいない
ビートルズがいなきゃそもそもバンドなんて存在していたのかも不明だ
そういったルーツを辿るとメタルが産まれたなんてどうやったらそうなるんだなんて思うよな
パンクから派生して、ハードコアパンクになって、スラッシュが生まれて、デスメタルが産まれて…
その間、自分達の音楽を取られてしまった黒人達はジャズ、ブルースからヒップホップ派生した(ブラックミュージック詳しくないのでごめんなさい)
ロック=白人
ラップ=黒人
というのが一般的になり
ファンもそれはもう暗黙の了解のように二分化されたんだけど
エアロスミスとランDMCがその境界線ぶち壊した
Walk this wayだ
詳しく言うとエアロスミス曲をカヴァーするという名目でジョー・ペリーのリフにラップを乗せるという形になったのだが
まさにこのコラボレーションが後のラップメタルパイオニアになったのは間違いない
ヴァースにはラップを乗せ
コーラスではスティーヴンがシャウトする
現在ではリンキンパーク等がよく取り入れていた技法何だけど、その当寺はきっと物凄く新鮮でエキサイティングものだったのに違いない
僕からするともうこういったジャンルは自然なもので目新しいものはないのだが
でもやっぱり色の違うバイブが一つなるなんて奇跡なんだと思うんだ
メタルファンならばアンスラックスとパブリックエネミーとのタイアップ曲
Bring the noizeの方が印象深いと思う
Walk this wayのサウンドはより自然にラップが乗るような形だったと思う
それこそ単音のリフに、ノリが良いドラム
割りとサウンド的にラップ向けな感じだった
でもBring the noizeはファストでヘヴィーだった
アンスラックスはスラッシュメタルだし
早口でまくしたてる様に歌うものの、リズムが大事なラップとは相性がいいとは思えない
でも、怪物ラップグループのパブリックエネミーはそれを成し遂げてしまった
ギタリストのスコットイアンはそもそも西海岸ラップの大ファンであり、パブリックエネミーはそれこそ憧れだったため願ったり叶ったりだったらしいが、メタル四天王の中でもアンスラックスだけ突出して西海岸スタイルでオールドスクールだった(僕がアンスラックスを推しているのはこの部分が大きい)
walk this wayはふしだらで野蛮な歌詞だった
それこそチョメチョメしただーなんだーとアホな男が集まって酒のんでゲラゲラ笑っている様な内容
それに比べて、bring the noizeは兎に角クリミナルな臭いがプンプンとする
ギャング同士の危険なやり取り、どっぷりと悪に染まった男達の抗争そういったヴァイブがメタルという音楽と非常にマッチしていたんだ
ラップとメタルという2つの異なるジャンルが
いとも簡単に融合し、凄まじい化学反応を起こした
それを皮切りに、続々とそういったバンドが世に放たれるようになるんだ
初めに断っておくとこんな記事を書いておきながらそこまで詳しくないので
全然その歴史違うぞご指摘を喰らうかも知れないがそこら辺はにわかの戯言だと思って多めに見て欲しい
アンスラックス、パブリックエネミーコラボのその後、白人ラッパー集団ハウスオブペインが世に放たれた
白人のみのラップグループで有名なバンドはビースティボーイズだが
僕自身少しライト過ぎるのであまり心に響かなかったんだけど、このハウスオブペインはマジで格好良かったし、超強面なんだ
彼らの代表的な曲
Jump Around
かの有名なラップメタルバンドのメンバーDJリーサルが以前所属していたハウスオブペインなのだが
まぁ兎に角音が尖ってるんだ
DJのサンプリング音で幕を明け、爽快なリズムとともにヴァース乗せるエヴァーラスト
ギャングだよな。おっかねえ歌詞を乗せ全身タトゥーだらけのニキがラップをする
徐々にテンションが上がり
Jump Jump Jumpとリフレインするバックには
激しいディストーションギターが乗っているんだ
メタルファンからするともはやこういった表現はめちゃめちゃ反応しちまうわけで
つい身体が動いてしまうんだよな
もうメタルとラップは実に自然と融合してしまう時代になった
Rage against the machineの登場で
もう完全にそのスタイルがビシッと確立してしまった
レイジの登場は世界に凄まじい衝撃を与えてしまった
レッドチェッペリンとラップの融合と表現されたこのバンドは、もうモンスターバンドというよりはもはや神である
ふしだらな歌詞でもなく、ギャング共の抗争でもない
反戦を唱える怒りに怒り狂ったユダヤ人の血を引く男のアンチテーゼだったんだ
ゲリラレディオを聞けば言葉わからずとも
身体が勝手に反応してしまう
握りこぶしを上げて、拳を突き出したくなるんだ
歌詞の中にある
was it cost for the mass who and toil?
or for the vultures who thirst blood and oil?
(これは、せっせと働く民衆の為の選挙なのか?)
(それとも戦争と石油に飢えたハゲタカ共の為?)
と国民側に立ち痛烈にアメリカを批判する
そういう姿勢がウケにウケまくったわけです
音楽という武器だけで闘いを挑んだ男たち
しかも音も最強に格好良く
ラップメタルと言えばRage against the machineって位世界にもう定着してしまった
この曲はプライドのテーマソングにも起用されましたね!当時僕はもう、プライドは熱いわ、レイジはカッコ良すぎるわでおかしくなりそうでしたねw
その後新生の如く登場した
もっと西海岸寄りのラップにチューニングを下げたギターを乗せる。
デフトーンズのリフにハウスオブペインのラップを乗せた感じ
これがまたイケイケなサウンドでいかにもTheアメリカって感じでいいんだ
登場後瞬く前に人気が出て、鰻登りで人気が加速していった
今までラップメタル界で頂点に君臨していたRage も時間と共にトップの座を奪われちゃって
俺等のパクリのくせしやがって、俺等より売れて頭に来ると猛烈に批判
確かグラミー賞の受賞に頭に来たrageのメンバーがセットに登り暴れる事件が勃発しましたねw
確かに、頭に来る理由もわかる気がする
なんてったって、黙ってりゃいいのに
いっつも余計な事を言ったりやっちゃう
問題児フレッド・ダースト
それがファンの逆鱗にも触れちゃって
強烈なリンプ批判が増えてしまう事件があった
というか殆どフレッドに対する批判なんだけど
バンドメンバーの技術面や作曲面でかなり評価されているのを見ると、フレッドちょっとやんちゃ過ぎねえかと思うよな
ちなみにDJリーサルはハウスオブペインでDJをやってました。そのおかげでハウスオブペインのカヴァーをやってましたね
結局バンド内でイザコザが増え、メンバーも出たり入ったり以外と苦労してるバンドなんですね
もはやラップメタルと言えばこのバンドは欠かす事が出来ない程モンスターバンドとして
世界中で売れに売れまくったLinkin Park
メタル聞かなくても名前くらいは知ってると
ちょっとしたビートルズ的な立ち位置になってて
ダークなサウンドに激しいラップを乗せるのが特徴的だが、それに加えてボーカルチェスターの繊細で甘い歌声が上手くミックスして凄まじい化学反応を起こした奇跡のバンド
日系アメリカ人のマイクと韓国系アメリカ人のジョーとアジア系の血が流れるメンバーが二人もいて、楽曲によっては何処か日本風なアジア風なサウンドも見受けられる程、非常にバラエティ豊かな楽曲が多い
バンド内にDJがいるバンドは今や珍しくもないが
当時は斬新で、ハードなスクラッチを楽曲にいれたりミキサーでボーカルの声にエフェクトをいれたり、軽いミキシング曲を入れたり
挙げ句には、アルバム一曲をリミックスしてしまったりリンプやレイジとは違うとてもインテリジェンスな手法を取り入れたバンド
楽曲の良さも去ることながら非常に音量バランスが良く
リンキンサウンドというサウンドメイキングはとても素晴しいと僕は思う
コーラス前から徐々に音量が上がっていき
コーラスでどんと音量が上がるとよりダイナミックになるという
音の広がりも良く、何台もスピーカーを設置しそれを同時に鳴らしているかの様
そこまで高いイヤホンでなくても音質のいい音で聴けるという素晴しいバンドです
アルバムをリリースする事にサウンドが変わり
もはや後半はもうラップメタルという色が薄くなってしまったのだが、時代の流行りに合わせるという純粋なメタラーには嫌われる商法をとってしまったため
リンキンパークはガキの聴く音楽と揶揄されてしまうほど
でもまぁここまで有名になりアルバムも売れれば多少なりに云われるのは仕方がないのかも?
メタルにブレスの効いた声で歌うのはご法度とかね
色々言われてるのよこのバンド
しかも何だか清潔感があるし
野蛮さが一切ないんですよね
最終的にフロントマンのチェスターは惜しくも亡くなってしまいました
しかし当時は衝撃過ぎましたね。
幼い頃から苦労ばかりして、若い頃からドラッグに溺れバンド加入前から既に若干ジャンキーだったという彼
現世で苦労しまくったんだからあの世では楽しく幸せに暮らして欲しいと本気で願ってますよ
とまぁ大体の歴史は書きましたが
それ以降にも素晴しいバンドは世に放出されていったわけで。今ではニューメタルも廃れてしまい
もはや過去のジャンルとまで落ちてしまったが
まだまだレイジもリンプも健在ですからね
リバイバルという形でまた人気が再熱するかもなんて思っています!!
さて、書き疲れた
何だかんだラップもメタルも良いものだ
結構長い時間放置してた記事だから
まぁかけて良かったわw
ではまた
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