恐妻家から学ぶ_経営者の悩み④
経営者の悩み。
人脈や社員など多岐にわたるかと思いますが、今回は時間管理に関して、ヒントになるようなお話をさせていただきます。
(1)最初に把握すること
「時間がない」「もっと時間管理を効率的に行いたい」と思われている経営者が多いですが、時間がない理由は2つあります。
①個人商店の感覚のままである
②経営者の仕事を知らない
ということです。
これらの根本的課題を解決しない限りは時間に関する悩みは無くなりません。
これらの根本的課題を放置してしまうと、会社の成長を阻害する大きな要因となってしまいます。
なぜなら、社長の時間がなく会社の仕組みづくりや組織づくりに時間を割くことができないからです。
(2)経営者の仕事
「強い組織、仕組みをつくること」
経営者自らがいまだにオペレーションを行っていたら、それは今すぐ業務を客観的に言語化して切り出し、人に任せるように行動をシフトされることをお勧めします。
①経営計画・事業計画を作成する
年間の経営計画をつくっている会社は多いですが、解像度が高い3年の中期計画をまずは作成してみてください。
3〜5年の中期というタームで解像度の高い経営計画をつくっている会社は少ないです。
重要なのは、それくらいの中長期の時間軸で会社をどのように仕組み化、組織化していくかを解像度高く決めておくことになります。
決断をすることが大事で、時間がない社長というのはこの決断がいつまでもできずにいます。
そのため、目先の時間管理ではなく、組織づくり、仕組みづくりに関する経営計画によって、いつまでにどの業務を切り出して、任せ切るか、そのためにどんな組織図が必要かまで決断することをお伝えします。
②ノウハウを学ぶ
経営者がいなくても回る強い組織、仕組みをつくるためには、まずはどのように強い組織、仕組みをつくるのかノウハウを学ぶことをお勧めします。
③PDCAの仕組み化
目標管理、進捗管理、タスク管理など社内メンバーのPDCAを仕組み化することです。
誰がどんな役割、目標を持っていて、その進捗が今どうなっていて、具体的なタスクの進捗状況や日々のPDCAまで徹底的に見える化をしています。
④マニュアル作成指示
ワークフローやマニュアルを解像度高く言語化しておくだけで、担当者が変わって引き継ぎをする必要性が出てきても「こちらのワークフロー、マニュアルを参考にして、わからないことがあれば何か聞いてください」と一言添えるだけで業務の引き継ぎが完了する、ということも可能になります。
⑤社内教育作り
社内教育をせずに結果を求めてしまうので、社員はどうすれば良いかが分からずストレスが溜まり、心が折れてしまいます。
最初は週に数時間だけで良いので、社内教育の時間を取るだけで会社は変わります。
今ではオンラインで行うことが可能ですので、全員が集まる必要は全くないため、行いやすくなっています。
(3)最後に
経営者が行うべき仕事と部下やメンバーが行う仕事を混合しないことが大切になります。
最初は大変かと思いますが、経営者の時間を割くためにも行動されることをお勧めします。
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