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個人的に思う、写真の種類

写真を撮る

って、とっても広い言葉だと思ってる。
広い言葉は時に人を迷わせる。

おしゃれな格好、美味しいご飯、良い写真・・・
結局どれも「人による」

「写真を撮る」ことが分からなくなったことがあり、抜け出すために自分の中で分類を作った。
あくまで私の中での基準なので、あしからず。

・残す写真
・表現する写真
・人のために撮る写真

ひとつずつ紐解いてみる。

残す写真
そのときの思い出をカタチに残す写真。修学旅行の写真とか。アルバムに入れて、あとで見返したくなる。目に写ったものをそのまま残したい。だから、レタッチもいじりすぎない。目で見た空の色とあまりにも違わないように。

自分を表現する写真
いわゆる、作品。自分の表現したいことを写真に落とし込む。モデルさんを世界に引き込むこともあるし、その場の風景を空気感もろとも閉じ込めたいって場合もある。世界観のファンが出来たり、写真展を開いたり。表現が優先なので、見たままを写真として残す訳じゃない。レタッチで色もいじるし不要なものは消す。壁に飾りたくなる写真。

人のために撮る写真
依頼してくれた人のために撮る写真。仕事で撮影する写真。自分の価値観で突っ走らない。人の「良い」=自分の「良い」になるように、価値観をシンクロさせるイメージ。その人が喜んでくれるような、贈り物の写真。

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こんな感じでまとめたら、少ししっくり来た。
具体例を出して型にはめたくなかったので、写真は載せなかった。

私は、1つ目の「残す写真」を撮るのが楽しくて写真にハマっていった。レタッチを覚えて写真の内容をいじれるようになって、自分の写真が作品になっていった。

私が写真撮影でいちばん好きな瞬間は、しっくりくる構図を見つけたとき。普段見ている世界を違う角度から、違う画角から見るとまた違って見えておもしろいなー!って。

自分の視点は宝物。そこでアイデンティティを発揮することが楽しい。それ以上でもそれ以下でもない。写真にのめり込んで写真展を開いて自分の写真を好きって言ってくれる人が増えて。

そして私は気づいた。
表現したい世界観は特にない、ってことに。
「この場の空気感を表現したくて」
「こんなメッセージを伝えたくて」みたいなことを写真で表したいって欲が出てこない。

写真での個性は何だろう、って無理やり世界観を見出そうとしたこともあったけど。「この人はこういう写真を撮る人!」ってある方が、なんかかっこいいじゃん?

しいて言うなら、自分の視点を見てほしい。
これだ!って構図見つけて撮影して、テンションが上がる。

表現したいことが無い、って後ろめたいことじゃない。残す写真だって、人のために撮る写真だってある。いろんな写真の種類がある、って当たり前のことに気づいたとき私は楽になった。

最近、人のために撮る写真が楽しい。その人が思う「良い写真」に自分の感覚を近づけていくのが。

みんながやってることに無理やり当てはまらなくても良いし、正解が無いジャンルで正解を見つけなくても良い。

自分がしっくり来るやり方、程度を見つけて楽しく人生過ごしたいね。

この話はまた書くかも。
自分が道に迷ったときに見返すためにも。

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