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本当の自分と向き合う勇気

先日、おーつーさんが企画する推し本企画に参加した。

ことの経緯は、おーつーさんがインタビューされた末吉宏臣さんとのスペースがきっかけ。

スペースを聞いて励まされた私は、Xに感想をポストした。

すると、おーつーさんが感想をいただいたお礼に『発信する勇気』をプレゼントさせてほしいと、DMくださったのだ。

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本が到着して毎日少しずつ読み進める。
これは私のことなのか?と思わされる内容に、ぐんぐん引き込まれていく。

今回は私が「発信する勇気」を読んで感じたことを、ありのままに伝えていこうと思う。

厳しく育てられた幼少期

私は幼少期に、母から厳しく育てられた。
褒められた経験がほとんどなく、怒られた記憶しかない。(特に悪い子だった記憶もない)

母はあーしちゃいけない、こーしちゃいけないと、母のエゴを私に押しつけてきた。

つまり、私のことを母が理想とする子供に育てようとしていたのだ。

私が何か意見しても、否定ばかりされて賛同されない。

いつしか母に怒られたり、否定されたりするのが嫌で、気持ちを押さえ込むようになった。

私さえ何も言わなければ、怒られずに済む。
だから自分の本当の気持ちは心の中にとどめ、何か悩み事があっても、自分一人で処理するようになった。

私の性格とは

私の性格は、母の影響をもろに受けているんだなと、改めて実感した。

・我慢強い
・人の目が気になる
・甘え下手
・人前で意見するのが苦手
・自信がない

本当の私

私はこんな内面を持っている。

社会人になってからは、人に認められたり必要とされたりすることで、自己肯定感がだいぶ上がった。

また、夫に出会ってからは、思うがままに自分をさらけ出せるようになっていった。

でも、何かネガティブな思いが顔を出すと、幼少期の記憶が蘇る。

気ままに自分を表現できたSNS

そんな私は、Webライター仲間が欲しい!とXやnoteでの発信を始めた。

これまでに、InstagramやFacebookなどでも、自分を表現してきた。

不思議とSNS上だと、自分を表現しやすいことに気づく。

だから、普段誰にも話さない何げない日常や仕事のこと、好きなことなど、自由気ままに発信した。

共感するポストがあれば、いいねやリプをして自分から交流を深めていく。

徐々に仲間が増えていき、楽しいSNSライフを過ごしていた。

ざわつく私の心

しかし、Webライター2年目に入るころ、自分の心がざわつき始める。

・Webライターなんだからもっとうまく文章を書かなきゃ!

・仕事をもらうために、もっと自分をブランディングした方がいいのかな?

・投稿内容がバラバラだし、もっと統一した方がいいのかな?

私の心の声

変なプライドや周りの発信に影響されて、自分を見失ったのだ。

ここへきて、私の根本にあるネガティブな感情が顔を出してきた。

こうなると、モヤモヤ期に突入してしまう。
ヤバい、どうにかせねば。

ありのままでいいんだ

そんなときに、私の元に届いた1冊の本。

『発信する勇気』

読了した感想は

「ありのままの私でいいんだ。」

ということ。

・下手なままでも出す勇気

・いまの自分にしか発信できないことを発信する

・落ち込んでしまうのは、才能があるということ

・うまく表現しなくていい

・時間制限してみる

末吉宏臣著【発信する勇気】より引用

これらの言葉に救われた。

自分に当てはまることがたくさんあって、正直私の心を覗かれているような感覚に陥った。

正直、幼少期の経験から、自分の弱さを人に悟られたくない気持ちが強い。

だから、常に感情に左右されない、フラットな自分を演じていた。
最近では、変なプライドが邪魔して、ストックしていたnoteの下書きがたまる一方だった。

読了後、なんだか気持ちが軽くなり、気負わずに発信できるようになった。

これからは、もっとハードルを下げて、私のありのままを発信していくつもりだ。

現在の母との関係

厳しい母だったけれど、大人になってから

「お姉ちゃんのことは、厳しく育てすぎて、正直ほんとうに悪かったと思っている」

と、打ち明けられた。

母も初めての子育てに四苦八苦していたんだ、と、今になれば共感できる。

厳しかった母だが、大学に合格したときや就職が決まったときには、泣いて喜んでくれた。

Webライターの仕事を始めたときも、真っ先に報告したのは母だった。

正直、怪しいだの、大丈夫なのか、など小言を言われるかと思った。

すると、母から意外な言葉が返ってきた。

「すごいね!」

「良い仕事が見つかってよかったね!」

「家で仕事してお金がもらえるのいいね!」


と、めちゃくちゃ応援してくれたのだ。

とにかく応援してくれることが、たまらなく嬉しかった。

私を厳しく育てた母の心中には、私への心配やちゃんと育てなければという、母なりの覚悟があったんだと思う。

大人になってから、褒めてもらえることが増え、私は母に色々な思いを打ち明けられるようになった。

最後に

今回ご縁があって巡りあった、おーつーさんの推し本企画。

ドンピシャなタイミングで「発信する勇気」と出会えて、うれしかったし、声をかけてくれたおーつーさん、著者である末吉さんには感謝の気持ちでいっぱいだ。

これから何か壁にぶち当たったり、自分を見失いしなったりしたら、何度も読み返したい。

そう思える素晴らしい本でした。

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