「SCOOP!〜新潟出身大学生の日常〜(1)」(Weekly NIIGATA WJ -Vol.5- 掲載)
はじめまして。誠ボランチと申します。
出身は新潟県新潟市ですが現在、大学の関係で滋賀県に住む大学3年のアルビサポです。
大学では学部がスポーツ系ということもあり、スポーツに関する授業を多く受講しているのですが、今回はその中のある授業において私が感じたことについて書きたいと思います。
7月1日に新潟大学では是永社長の講演会が行われましたが(行きたかった…)私が通う大学のある授業ではゲストスピーカーとしてある方が来られました。そのある方とはツエーゲン金沢事業企画部次長兼ホームタウン推進室長 灰田さちさんです。名前を聞いてピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。そうです、先日のアウェイ金沢戦にて行われた企画「パラパラナイト」のプロモーション動画によりJサポ界隈で一躍有名になったあの方です。
灰田さんのプロフィールは以下の記事に載っているのでそちらでチェックしてもらうこととして…
https://azrena.com/post/10258/
授業の中で、灰田さんはツエーゲン金沢の集客戦略とホームタウン活動についてお話をしてくださいました。
新潟戦のパラパラナイトやそのパラパラナイトのきっかけとなったバブリーナイト、クレヨンしんちゃんとのコラボ、TAMIYA(プラモデルメーカー)とのコラボなど、面白いイベントを企画しているツエーゲン金沢ですが、各イベントごとにそれぞれ異なったターゲティングがされているんだとか。
例えばパラパラナイトではターゲットを女性層に絞り、先着1000名の10~20代の女性を無料招待!
またクレヨンしんちゃんとのコラボ企画ではターゲットを子供に、TAMIYAとのコラボ企画では子供の頃プラモデルにハマっていたであろう40~50代をターゲットに!
一見、ぶっ飛んでいる企画のように見えるこれらの企画はきちんとした集客戦略の下に成り立っていたというわけです(当然ですが笑)
アルビのホームゲームでも今年から「5アルビ」と称して毎試合様々なイベントが行われています。
ただ、ツエーゲン金沢と同じような企画をしたからといって、同じように集客に繋がるということはありません。
それはどこのクラブでも同じで、斬新なイベントを行うことで有名な川崎フロンターレの企画を他のクラブでやったところで、同程度の効果が出るとは私は思いません。
石川にスポーツ文化を根付かせようとするツエーゲンと異なり、新潟は一時の集客のピークを超えた状態にあります。
新潟の場合、スタジアムに試合を見にこないのは、チームの存在を知らないのではなく、過去に試合を見に行ったことがあって、そのうえで行かないという判断をしている人が少なくないという現状があります。
灰田さんのお話を聞き、各クラブの歴史やホームタウンの特性を考慮した集客戦略が必要になってくるのでは?と感じました。
是永社長は2月に新潟で行われた講演会「スポーツの未来に僕たちができること」の中で、集客増加のために、かつてのファンを取り戻すことも視野に入れているということも話していました。
クラブがこれからさらなる集客に向けてどんな企画をぶっ込んでくるのか、期待したいと思います。
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