松浦勝人がプロデュースした3人組のガール・グループ『TRINITY』について
『TRINITY』は、1999年にデビューした3人組の女性コーラスユニット。avexの松浦勝人が「売れなくても良いから、絶対プロデュースしたいグループ」として作ったユニットでグループ名は「三位一体のコーラスワーク、3人で1つ」という意味で名付けられた。当時、世界的に大人気だったTLCの影響を受けた3人組ガールズグループの1つである。
メンバーは1988年にアイドル歌手としてデビューした麻田華子・中村優美・松田直子の3人で構成され、「クールで強い女」をコンセプトに1998年に結成。絶妙のコーラスワークで表現する、ボーカルパワーを全面に押し出したコーラスユニットである。1999年5月8日にavex traxよりシングル『desires』でデビュー。なるべくアーティスト&ミュージシャンのイメージを打ち出したいという方針でメディア露出は控えめだったが、楽曲に関しては非常にクオリティーが高く良い曲が多かった。
特に作曲家の庄野賢一が手掛けた3枚目のシングル「DOH-YO」は、SMAPの21枚目のシングル「はだかの王様 〜シブトクつよく〜」と曲調が似ている。同じく庄野賢一作品の「In the nude」は、神田うのが出演する「たかの友梨ビューティクリニック」のCMソングに起用されていたので知っている人も多いだろう。
他にも6枚目のシングル『Just the Way to Love』は、2010年発売の「SUPER EUROBEAT VOL.200」に収録された。松浦勝人の計画通り、商業的には良い成果が残せず活動当時、最初から最後までブレイク出来なかった(売れなかった)ため、7枚目のシングル『Time Over』の発売を最後にグループは2001年で解散した。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?