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2010年代~2020年代前半に活躍した男性アイドルグループ

2010年代~2020年代前半にかけて、男性アイドルグループが多数デビューしましたね。その中でも特に活躍が目立ったグループを紹介したいと思います。(※ジャニーズ・EXILE系列・K-POPアイドルを除く)

●DISH//

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ZONEの男版」。ももいろクローバーZの成功に続いてスターダストプロモーションからデビューしたバンドコンセプトのアイドルグループ。2000年代に活動した女性グループのZONEや現在のゴールデンボンバーのように「楽器を演奏しながら踊る」というスタイルで人気を集めた。アイドル的人気のバンドとしてはかつてのオレンジレンジのような路線に近い。若者のテレビ離れの影響を考慮してデビュー当初からテレビ出演を控えてライブやイベントなどを中心に活躍した。

●超特急

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「ももいろクローバーZの男版」。
DISH//に続いてスターダストプロモーションからデビューした男性アイドルグループ。 電車をコンセプトとしており、   ダンサーが前方、ボーカルが後方でパフォーマンスを披露するというスタイルをとったパフォーマンスが特徴。彼らは基本的にジャニーズと同じ路線なのだが、これはジャニーズのアイドルがファンも含めて高齢化が進んだため、その代わりにスターダストプロが若い男性アイドルたちをたくさん作ってデビューさせたものである。若者のテレビ離れが進んでいる現代の状況を把握して、テレビ出演よりもライブ・イベントなどの活躍に力を入れてテレビで活躍するジャニーズと差別化を図った。

●リアルアキバボーイズ

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         2007年に結成されたダンスパフォーマンスグループ  略称:RAB          メンバー全員がプロのダンサー(B-BOY)でありながらオタクでもあり、普段はブレイクダンスを基調としてダンスバトルや国内外のステージパフォーマンスでの活躍している。¨アキバ発のオタクアイドルグループ¨として話題になった。ダンサーであるが女性ファンが多いことから事実上、グループとしては地下アイドル的な感覚に近い。

●RADIO FISH

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  2014年に結成したお笑い芸人とダンサーから結成されたダンスユニット。     メンバーは、お笑いコンビのオリエンタルラジオとダンサー4人の6人組で構成されている。2015年に発表された「PERFECT HUMAN」が大ヒットし、アイドル的な人気を得た。

●AAA

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                  2005年にデビューした男女混成のアイドルグループ。                    メディアや一般的には「パフォーマンスグループ」または「ダンスグループ」などアーティストとして紹介されることが多いが、メンバーのルックスや音楽性・ファン層・男女で構成されている(仲良し)、グループの若々しいイメージなどを含めて事実上、アイドルに近いグループだと言える。デビューは2000年代であるが、2010年代にブレイクした。 

●東海オンエア 

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     2013年から活動している愛知県出身のアイドルYouTuberグループ   「Youtuber版の嵐」。テレビで活躍する芸能人やアイドルが高齢化した影響により、不在していた10代~20代をターゲットにした有名人のポジションを埋めたのが彼らである。本来は、クリエイターとして扱われるが、グループとして活動している事やメンバーそれぞれにイメージカラーが用いられている、楽曲を発表している、女子学生のファンが多い点など男性アイドルに近い存在であると言える。¨アイドルクリエイター¨と言ってもいいでしょう。2010年代後半(2016年~2018年)には絶大な人気を獲得した。

●フィッシャーズ 

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                    2010年から活動しているアイドルYoutuberグループ                      メンバーは同じ中学校の同級生同士で結成され、主にコメディジャンルで活躍している。彼らも本来はクリエイターという括りになると思うが、メンバーにイメージカラーがある、楽曲を発表している、ファン層が10代~20代(主に中高生女子)が中心、単独イベントを行うなど、男性アイドルのような感覚に近いグループである。2010年代後半、東海オンエアと共にアイドル的な人気を獲得した。また同じUUUM所属ではアバンティーズ、北の打ち師達、はじめしゃちょー、ラトゥラトゥ(タケヤキ翔)、カイワレハンマー(ワタナベマホト)といった男性ユーチューバーたちも10代女子を中心に人気を得た。2010年代に入るとテレビでのお笑い系番組の衰退が続きアイドル的人気の若手芸人の減少や特撮番組などがオタク層や主婦層にターゲットが変わったことで子供向けのコンテンツが不足していた。テレビから子供向け番組が減少した代わりにYoutuberが「子供向けの内容」を企画し、Youtubeでの活躍を広めたことで子供または若年層から親しみやすい存在として支持されたという見方がある。

●QuizKnock

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                     2016年から活動している男性Youtuberグループ
クイズ番組「東大王」や「Qさま!!」の視聴者をネット動画にも繋げるというやり方でメンバーそれぞれが芸能人(タレント)として、Youtuberとしても人気を得た。クイズタレントまたはクリエイター的な側面もありながら、女子学生のファンが多い点や「学生たちの憧れ」・「中学 /高校の先輩」的なイメージで事実上、アイドルに近い存在だと見ることが出来る。

●純烈

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                     2010年にデビューした歌謡コーラスグループ。                      メンバーは、元特撮ヒーロー出身の俳優を中心に結成され、演歌を歌うアイドル¨スーパー銭湯アイドル¨として話題となった。結成当初から老舗キャバレー、健康センターやスーパー銭湯などで地道に営業活動を続けており、2018年には「紅白歌合戦」に出場した。

●レペゼン地球

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                   2015年頃から活躍しているアイドルYoutuberグループ         「2010年代版のDJ OZMA」。元々はYoutuberではないが、Youtubeを中心に活動しているため、ユーチューバーとして見られることも多い。レコード会社には所属しておらず、楽曲の発表は音楽配信サービス及びYouTubeを使用している。一見、不良的・ホスト的なイメージであるが下ネタや過激ネタなどコミカルな要素もあるイロモノ系の音楽グループとして2010年代後半にアイドル的な人気を得た。2000年代後半に活躍したDJ OZMAのような路線に近いグループである。

●TOP4

ゲーム実況者界の嵐」・「ゲーム実況者版のジャニーズ
正式なグループ名ではないが、ゲーム実況者である「ガッチマン」・「キヨ」・「牛沢」・「レトルト」がコラボしたときの4人を表す呼び名である。もともとはメンバーそれぞれがニコニコ動画で動画を投稿しながら活動しており、ニコニコ生放送・イベントにて共演する程度だったが、次第に4人でのコラボが増えていき、若い女性からアイドル的な人気を得るようになった。ファン層は主に10代~30代までの女性が中心で2023年には東京ドーム公演を成功させた。

●DA PUMP

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90年代後半に4人組で活動した後、2000年代にメンバーが入れ代わり、しばらく低迷期を経験したが、2018年に29枚目のシングル「U.S.A.」で再ブレイクした。初期はアイドルとしてデビューし、2003年から2005年までセルフプロデュースに挑戦し、アーティスト路線を追求したがセールス面では失敗した。その反省点として再びアイドル路線に戻したのがU.S.A.のヒットだった。2010年代後半以降は、再びテレビ出演や活躍の場が増えている。

●BOYS AND MEN

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      2012年にデビューしたヤンキーコンセプトの男性アイドルグループ。    東海地方出身のメンバーで構成され「暑苦しい」・「男臭い」といったイメージを打ち出している。日本武道館で単独コンサートを開催するなど人気を集めたが、基本的にはジャニーズと同じ路線であり、BOYS AND MEN研究生(BMK)はジャニーズ事務所の練習生システム「ジャニーズJr.」をお手本にしたものである。2016年には「日本レコード大賞 新人賞」を受賞した。

●コムドット

Youtuber版の三代目JSB」。2018年から活動している男性Youtuberグループでリーダーのやまとを中心に「地元ノリを全国へ」をスローガンに掲げ、グループ名は視聴者が記憶しやすい様にドメインとして広く浸透している 「.com」から名付けられた。東海オンエアとライバル的なポジションだったフィッシャーズと入れ代わるように10代の女子層から人気を獲得した。メンバー個人個人の人間性や、メンバー間のやり取りを活かした企画を中心に動画投稿を行っている。 

●JO1

2020年に日本の吉本興業と韓国のCJ ENMによる合弁会社LAPONEエンタテインメントからデビューした男性アイドルグループ。韓国の人気オーディション番組「PRODUCE 101」の日本版である「PRODUCE 101 JAPAN」の合格者11人で結成され、グループ名は「一緒に夢を目指した練習生たちが1つになって、世界の頂点を目指していく」という意味が込められている。バラエティにも積極的に出演しており、2022年にはNHK紅白歌合戦に初出場した。

●BE:FIRST

日本版BTS(防弾少年団)」。2021年にデビューした男性アイドルグループでAAAのメンバーであるSKY-HIが自腹で1億円以上を投じたボーイズグループ発掘オーディション「THE FIRST」を開催し、選抜された7人で結成された。2022年には2ndシングル「Bye-Good-Bye」が第64回日本レコード大賞優秀作品賞を受賞し、NHK紅白歌合戦にも初出場した。

●Lazy Lie Crazy

2017年頃から活動しているアイドルYoutuberグループ。バラエティ動画やバスケットボール関連動画を配信するYouTuberであり、メンバーは全員大阪府出身。「コメディ」・「バスケ」・「テロップツッコミ」という3つの要素が特徴的で人気を集めている。

この世代は男性アイドルグループよりもユーチューバーやダンスユニットの活躍が目立ちましたね。次世代(2020年代以降~)は、ダンサー、ラッパー、eスポーツで活躍するゲーマーといったジャンルの人たちからアイドルが誕生するかもしれませんね。

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