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人材不足を解決!求職者が殺到する採用ページの作り方

採用活動を続けていても自社にマッチした求職者からの応募が来ない……。
そもそも応募数が少なくて、選考を進めることができない……。

こういった悩みで頭を抱えている採用担当者も多いのではないでしょうか。
そこで解決策として登場するのが「優れた採用ページ」です。


採用ページとは?コーポレートサイトとの違いと主な設置箇所

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採用サイトとは

採用ページとは、企業が求職者向けに情報を発信するホームページ(ウェブサイト)のことです。企業が自社の情報を掲載するページというと、コーポレートサイトを思い浮かべる方が多いかもしれません。

コーポレートサイトも採用ページも、自社の情報を届ける役割を担っているという点では同じです。

しかし、コーポレートサイトが多様なステークホルダー(顧客や取引先、投資家など)に幅広く自社の情報を伝える必要があるのに対して、採用ページは求職者向けの情報に特化しているという違いがあります。また、多くの企業ではコーポレートサイトや、お客様向けページの一部に、採用ページを掲載しています。

例:株式会社ベイシアのコーポレートサイト

一般のお客様向けの情報を掲載しつつ、「採用情報」というメニューから採用ページへたどり着けるようになっています。

採用ページをなぜ設置する必要があるのか?その重要性

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採用ページの重要性

採用活動の一環として求職者に情報を届けるなら、リクナビやdodaのような求人サイトで十分では? と思う方もいるかと思います。
しかし、求人サイトでは情報を載せられるフォーマットが限定されており、掲載できる内容は限られています。そうすると、他社と同じような内容になってしまうことが多いのです。

もっとも、その欠点に求人サイトも気づいており、新しい試みへチャレンジされる会社も増えています。

例:Wantedlyによる自由なスタイルの求人掲載
Wantedly(ウォンテッドリー)では、いわゆる月収や待遇を書く欄を削り、そのかわりにやりがい、会社のビジョン等を書く場所を大きく確保しています。これにより、年収・待遇だけで足切りされがちなベンチャー企業も、自社の魅力を知った求人を獲得しています。

例:ビズリーチの公募ページ
ビズリーチでは、一般的なスカウトだけでなく公募ページが存在しています。公募では深いインタビューに基づいた求人を多数掲載しており、あらかじめ志望度が高い応募者を獲得することが可能です。

ただし、これらのページはすべて有償です。それに対して、採用ページは安価かつ自由にコンテンツを作れるため、求人サイトより柔軟に情報を発信できます。さらに、コンテンツの種類や内容、表現を工夫することで他社との差別化を図れます。

さらに、求職者もたとえ求人サイトで情報を見かけても、まず採用ページへアクセスしてから応募するケースが多数見られます。

たとえば、株式会社ONEが実施した「転職・就職活動の情報収集についての意識調査」では、次のような結果が見られました。

結果概要
・求職者は、企業に求人応募する前後と面接前に重点的に企業研究を行っているが、特に84.8%の求職者が企業のホームページで情報収集や企業研究を行っている。
・最も知りたい情報は「仕事内容」。

転職・就職活動の情報収集についての意識調査から「採用サイト」を「採用ページ」へ編集

今や採用ページは、採用活動において、なくてはならない存在なのです。

新卒・経験者・障害者向け採用ページの違い

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新卒・経験者・障害者向け採用ページの違い

新卒・経験者・障害者とでは、それぞれ求人の訴求ポイントが異なります。そのため、ページを分岐させて、異なるコンテンツを提供する事例が多く見られます。

たとえば、インタビューに基づいて掲載する「社員の声」は、新卒・経験者・障害者それぞれで異なる方へインタビューした記事を掲載する必要があります。新卒で応募してきた方が、キャリア採用で入られた方のインタビューを見ても疎外感を感じてしまう可能性があるからです。

ここからは、それぞれの対象者にどのような情報を掲載すべきか、見てみましょう。

新卒向け採用ページ:社内の雰囲気が感じられる情報を掲載する

株式会社i-plugが実施した就活生の「働き方」に関する意識調査アンケートで「どのような企業に魅力を感じますか?」と問うたところ、「社内の雰囲気が良い」が回答の75.6%を占めました。

そこで、まずは自社なりの「社内の雰囲気が良い」状態を定義しましょう。御社はドライな人間関係で飲み会が少なく帰りやすいのか、それとも数年かけて丁寧に育成する丁寧さがあるのか、あるいは仲間のミスも拾い合う優しさがあるのか……。会社によって「雰囲気が良い」状態の定義は変わります。まずは、自社の雰囲気の良さとは何か、言語化してみましょう。

続いて、社員インタビューや座談会など「社員の声」を載せるときは、自社なりの「社内の雰囲気が良い」事実が伝わるエピソードを入れます。

経験者向け採用ページ:

株式会社マイナビによる転職動向調査2023年版(2022年実績)によると、転職者が「入社を決めた理由」の1位は給与、2位が残業や休日の数と続き、待遇面での情報が重視されていることがわかります。

そこで、中途へは「数字で分かる○○」といった情報で、自社の待遇をわかりやすく明示することが、応募者増加につながることがわかります。

また、「社員の声」にはワーク・ライフ・バランスがとれている社員へインタビューしたり、プライベートの様子も垣間見える内容にしたりすることも検討しましょう。

障害者向け採用ページ

はっきり申し上げますが、障害者向けの採用ページに力を入れている企業は多くありません。であるからこそ、「待遇」「社員の声」などをしっかり記載することが、優秀な障害者の採用へ繋がります。

たとえば、ウエスタンデジタルジャパングループの障害者採用ページには多くの情報がまとめられています。

まずはこうした優れた企業をベンチマークとして、自社の採用ページを育てあげていってください。

採用ページを作るときに押さえるべきポイント

採用ページを作る際、無闇にコンテンツを増やしても応募者は増えません。
まずは、どのような人を採用したいかを明確にしましょう。

その際に「コミュニケーション能力が高い人」「仕事熱心な人」など漠然としたイメージをまとめるだけでは意味がありません。実際に御社で働く社員を想像し、典型的なイメージ像をつくっていきます。

たとえば「仮に応募者の名前が山崎貴子さんだとしたら、山崎さんは40代で、神奈川県出身。休みの日は○○をしていて……」といったレベルまで、考えてみます。こういった典型的なユーザーを考えることを、専門用語でペルソナと呼びます。

ペルソナについては、この記事も参考にしてみてください。

採用活動における採用ページの役割を決める

採用ページを作るうえで、採用ページに「何をさせたいか」を決めてください。

たとえば、もう御社のことを知っている前提でアクセスしていただき、採用ページで志望度を上げてほしいのか。それとも、とにかく独創的な採用ページを作ることでSNSで拡散され、社名の知名度を上げていきたいのか。

1 御社を知る → 2 御社を好きになる → 3 今すぐ応募したいと思う

この3段階のうち、どの役割を採用ページで叶えたいかを決めましょう。一般的には、広告等で自社サイトへのアクセスを増やしたうえで「好きになる」過程を採用ページに担わせるケースが多いものです。

しかしながら、知名度アップに振り切ったページにはこのような事例もあります。

dof 採用ページ「踏み台上等」

こういう優れたクリエイティブをご覧になると「なるほど、知名度アップを狙った採用ページもありだな」といったインスピレーションがわくはずです。ぜひ、自社なりの適切な採用ページの役割を決めてください。

採用ページを作るうえでのちょっとした、けれども重要なコツ

ペルソナとして作った人物がどのような情報を求めているか? 伝えるべきメッセージは何か? を考えつつ、具体的なコンテンツを作ります。そのうえで大事なコツをいくつかご案内します。

採用ページでは敬体を使う

一般的に、採用ページでは、常体(だ・である調)ではなく、敬体(です・ます調)を使います。常体で書かれた文章は断定的で硬い印象を与えます。これを威圧的に感じる読み手もいるため、採用ページには向きません。

一方、敬体で書かれた文章は丁寧で柔らかい印象を与えます。親しみやすさを感じる表現であり、求職者へ訴求するのに適しています。

採用ページでは、自社の魅力を数字を使って表現する

採用ページではなるべく、定量的な表現を使うようにします。

たとえば、「社員が長く働いている」という表現より「平均勤続年数は○年です」と客観的な指標を用いる方が、会社の状況を具体的に伝えることができます。その結果、求職者の応募意欲を高めたり、ミスマッチを防いで入社後の定着率を上げたりする効果が期待できます。

採用ページでは、アクセシビリティを考慮する

アクセシビリティとは、さまざまな環境からアクセスする方や、目が見えない方や、耳の聞こえない方など、制限がある方にとってもアクセスしやすいページを設計することを指します。すべての求職者に対して正確に情報を伝えるためには、アクセシビリティへの対応が不可欠です。

たとえば、全採用ページがスマホ向けに作られていて、パソコンから閲覧するとデザインが崩れてコンテンツが読めない会社があったとしましょう。そうすると、パソコンからやってきた求職者の応募を取りこぼしてしまいます。

また、障害者をターゲットにしている場合は、読み上げソフトやマウス代替装置などの支援技術を使えるようにサイトを設計しましょう。

アクセシビリティについて、詳しくはこちらもご覧ください。

採用ページの制作に困ったら

採用ページは、求職者が応募するか決める上で重要な役割を果たします。また、多数の社員へのインタビューは大変な工数であり、自社の社員ではやりきれない……といったお話をよく伺います。実際、多くの会社がプロに制作を委託しているのが現状です。

弊社は、大手企業を含め多数の採用ページを制作してまいりました。王道のページから挑戦的なデザインまで、多数の実績がございます。採用ページ制作に強い弊社のご利用を、ぜひご検討ください。

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