🍀人間関係が思うようにいかずに悩まれている方へ。心のフィルターをはずしてみませんか。🍀
これまでに生きてきた人生において、辛い経験が続いたりと心に傷を受けているとそれが心のフィルターになり、さらに自分自身を苦しめることになってしまう場合があります。特に幼少期や子供時代に受けた傷はその後の人生に大きく影響を及ぼします。今回は気づかないうちに自分自身を苦しめている心のフィルターとそれを取り外していくためのカウンセリング療法の説明をさせていただきます。
●心のフィルターとは?
例えば幼少期に、養育者から自分を否定されるような言葉をかけられたり、威圧的な態度や虐待などを長期に渡って受けてしまうと、「人は自分を攻撃する存在、信じてはいけない存在」などのメッセージを心の奥深くに取り込んでしまうことがあります。そのメッセージが生きる上での信念となって、自分以外の人間と接するときの心のフィルターとなります。そのフィルターを通して人と関わることを「フィルタリングする」と言います。
●フィルタリングの一例を挙げると。
上記に挙げたフィルターを例にしてみます。まず、誰かと目が合ったとします。そしてその人の表情が無愛想に感じたら(その人にとっては普通の表情でも)、瞬間的に「人は自分を攻撃する存在」とのフィルタリングが生じ、「喧嘩を売られてる」、「何か気に入らないようなことをしたのだろうか?」、等の考えが浮かぶのではないでしょうか。そのような考えが生じたらどのような行動に出るでしょう。相手をにらみ返して喧嘩になったり、恐れを感じて避けたりするのではないでしょうか。そうして、対人関係に亀裂が生じてきます。また、フィルタリングを繰り返しているうちにさらにそのフィルターは強化されていきます。他の考えを自分自身で締め出してしまうのです。
●では、どのようにしてフィルターを外していくのでしょうか?
それには、まず自分がどのようなフィルターを使っているのかを知るところから始めていきます。そして、そのフィルターが正しいものかどうかの証拠を探します。その証拠はおそらく容易に探せるのではないでしょうか。次にそのフィルターが間違っている証拠を探します。これはなかなか難しい作業でしょう。カウンセラーが提示しても、跳ね返されるかもしれません。なぜなら、今までに使ってきたフィルターは幼少期から子供の頃に、自分を守るために作り上げてきたものなのですから。そのフィルターを外すという事は全くの無防備な状態で社会と向き合うというような感覚かもしれません。しかし、この作業、つまり自分のフィルターを通した思考は現実に即したものなのか?をカウンセラーと共に丁寧に時間をかけて客観的に検証していくことで段々とフィルターは弱まってくるのです。
●心のフィルターが外れると・・・
かつては自分を守るために必要だったが、現在では自分を苦しめることになったフィルターが弱まり外れてくるとどのような感覚になるでしょうか?それは、今までは暗闇の中で小さな明かりにともされて一つの物や色しか見えなかったのが段々と明るくなってきて今までに見えなかった世界が映し出されていくような感覚かもしれません。フィルターにはここに挙げた例以外にも多くのフィルターが存在します。例えば「私は見捨てられる」フィルターや、「私はここにいてはいけない存在」フィルターなどの悲観的なもの。また、「私は愛されるべき存在」フィルターの場合は、常に相手の好意を感じていないと不安で苦しいかもしれません(誰からも好意を向けられることなど現実の社会ではあり得ません)。
●最後に
カウンセリングは、この心理療法を行ったからすぐに生きることが楽になった、などというものではありません。時間をかけて丁寧にいろいろな方向から自分と向き合っていくことで、気が付いたら生きることが楽に感じれるようになっていた、というような感覚でしょうか。カウンセラーはそのための伴走者です。ご関心を抱かれましたら、以下ホームページのお問合わせフォームより、お気軽にお問合わせいただけると幸いです。あなたの心が癒されることを願って。
ウェッピーカウンセリングルーム日野・東京
https://www.weppy-counseling.com/
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