🍀人間関係で恐れや怒りの感情に囚われて苦しい時に。「思いやりを用いたマインドフルネス」のご紹介🍀

　怒りや恐れに囚われた時に、そのような自分や相手、状況をありのままに観察・受容することによって、感情から解放されていくことがマインドフルネスの効果でもあります。しかし、アダルトチルドレンや複雑性PTSD（トラウマ）を背負った方のように心の奥深くに傷を受けているとその感情があまりに強く、なかなかありのままに受容することが難しい方もいらっしゃいます。

　そのような時に効果があるのが思いやりを用いたマインドフルネスです。マインドフルネスの大元になっている古くからの瞑想法では、思いやりや愛情、誠実などの普遍的な人間らしい健康的な感情を大切にします。マインドフルネスでも、慈愛、共感、優しさなどの感情を大切にします。この中でも特に慈愛が大切で、慈愛は思いやりとも捉えることが出来ます。

　では、思いやりを用いたマインドフルネスとはどのようなものなのでしょうか？
　まずは、マインドフルネスでストレスに感じていることに意識を置いて、優しく傷ついた自分を慰めていたわるように声をかけてみましょう。例えば、「私の傷ついた心が癒えますように」などはいかがでしょう。ご自分の気持ちが癒されそうな言葉を考えて試してみてください。そして、痛みが和らいできたら、今度はストレスの対象になっている相手にも慈愛の気持ちを向けてみましょう。無理にそうすることはありませんが、新しい気づきがそこから得られるかもしれません。

　マインドフルネスを行うと、今まで気づかなかった自分の感情が見えてきて動揺することがありますが、ある意味それは感情を癒すのに必要なことでもあります。でも、苦しさを感じたら一人では行わずにカウンセリングでのワークを通して体験されることをお勧めいたします。

　生きづらさを感じたり、関心を持たれたら、どうぞお気軽にお問い合わせいただけたら幸いです。あなたの心が少しでも癒されますように。

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