見出し画像

【性善説】

私は誰よりも性善説を強く信じてる人な気がする。

本当の極悪人や、悪の世界を知らないという環境がそうさせているのかもしれないが、
本当はみんな良く生きたいと心の底で願っていることを、その前向きな気持ちを1mmも疑わずに人と接してきた。

人への当たりが強いひと。
そうせざるを得ない苦しい理由があるんだろうなぁ。

威圧的で他人を見下すひと。
本当の自分に価値が無いことが露になることが怖いんだろうなぁ。

愛想がなく優しくないひと。
人との距離を保つことで守りたい自分や隠したい自分があるんだろうなぁ。

自己中心的なひと。
満たされてない心が満たされたいと願っているんだろうなぁ。

人の不満ばかりなひと。
人を攻撃することや低めることで、自分は大丈夫だと言い聞かせているのかなぁ。

そんなふうに、勝手にみんなの苦しみを想像しては、その人を少しでも楽にしてあげたいと思う願いが頭から離れなくなる。

自分ひとりでも、その人の苦しみを分かち合い、現状をただ受け入れて認めることで、歪んだ世界が少しずつ真っ直ぐに戻れるように。

そんな風に色んな人と接してきた。

でも、この社会はまだまだ色んな人の苦しみで構成されている。

そこに歪みが生まれ続けている。

ひとりが優しくなれば。
ひとりがグッとこらえてみんなに手を差し伸べれば。
誰かひとりが常に余裕を持っていれば。

ひとりが救われ、ひとりがまた3人を救う。

Pay it forwardの世界を私は本気で信じている。

そして、その1人目になりたいと思う。


嫌だなぁと普通感じるところを、
この人は心が心地よくなれてない人だなぁと感じる。

嫌だなぁと普通感じるところを、
この人は無理しているなぁと感じる。

苦しそうだなぁ、
なりたい自分になれていないんだろうなぁ、
本当に望んだ今じゃないんだろうなぁと思う。


歪みは苦しさ。

苦しさを解き放てば、
その人がその人であれる安心できる場所を届ければ、
世界は少しずつ真っ直ぐになる。


その真っ直ぐの世界を
どんな時にも作り続けてくれる子どもたち。

その子ども達が、もう既に歪み始めている。

それだけは何としてでも食い止めたい。
私はそう思っているんだな、きっと。

子どもたちの純粋さは
大人たちの苦しみを、歪みを、
正しいところへ向かわせる力を持つ。

そんな子ども達をも歪め始めている大人は
いよいよ、苦しくなって来ているんだろうなぁ。

誰も悪くない。
みんな苦しんでるだけ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?