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なぜ本はこんなにも人をウェルビーイングにしてくれるのか

事業検証の中でも、周囲の方々にも自身の感じる本の良さがうまく伝えられていない気がして、書き記すことにしました。  

と、書いたまま1ヶ月寝かせてしまった記事をアップします。


いきなりですが、まず本は視座を確実に高めてくれます。

私は今、角幡唯介さんの「日々本本」を常に持ち歩いて、強制的に視点を切り替えるために意識的に読んでいます。この中で得られることは本当に多い。

みんながみんな、八ヶ岳に登る、というエピソード。マニュアル化されて画一的なルートを辿ることは安全だから、そうする。
しかしそこには何の物語もないと語られる。

そのたった10分ほどのエピソードを読んだだけで、自身の行動が画一的なマニュアルになっていないか? という疑問が浮かびました。
もう少し日常の中で、やったことのないことや新しい試みができないか?
予定調和に業務をを終えてしまっていないか?
もっとこんなことできないかというような、ハードルが上がってもチャレンジングな提案ができなかったか? と振り返るきっかけになりました。

勿論、専門書やノウハウ本、自身も記事に書かせていただいた、「聞く技術」や、新規事業の参考にしている「解像度を上げる」こういった本も本当に役に立ちます。
(直近でも、新規事業を進める中で一度目を通したはずのこの書籍が全く実践できていなかったことに愕然とし、フォーマットを意識することで構造化のレベルを上げることもできました。)

本を読んで、こんな手法があるのか、と感動する。これならできそうだ、やってみたいと奮起する。ここまでは、普通に本を読んでいる中で起きうることです。

しかし、実際にそう思ってから行動するまでには、何かしらのクッションが必要と考えています。

例えば、今日この記事を書く中で、「解像度を上げる」も、いうほどにまだまだ実践できてないところもあるなと気づいたり、先ほどの角幡さんのエピソードも何となくもや〜っと考えて終わっていたところをとりあえず宣言することができました。

書く、不特定多数に発信する、特定の人に宣言する、こういった過程を経てようやく実践できるよにうになるのではないかと思います。 

本好きは言われなくても本を読みますが、年次も役職も様々な多くの人が、「忘れてしまう」「読んでも実践できない」とお話しされます。

せっかく読んだから活かしたいし、そもそも活かしたいと思う気づきをたくさん本から得ている。

それを活かせると、一人一人のポテンシャルはもっと発揮されて、その人自身にとっても、社会にとっても価値の高い状態、ウェルビーイングな状態が実現できるのでは、と思います。

その為の、課題に気づくサポート、その課題にあった本を提案するサポートを事業の中でしていきたい。
本の魅力と、その実践力をもっと活かしていきたい。 

活かすことができると、さらに本の価値があがり、本の流通量や発行量が増え、まだ発信されていなかった価値ある思想が世に出ることができます。
それこそが文化の発展であり、社会の発展だと思います。

日本を、世界を、さらに読む人で増やしたい、それによりウェルビーイングを実現したい、そんな思いです。 

なぜ本なのか?
本でないといけないのか?

本でなくてもいいと思います。

ただ、本ほど効率的なものってあんまりないのではと考えています。

なぜなら、本は相当な時間と熱量が集積したものであり、著者がかき集めたノウハウ、思考、知見が詰まっているからです。

勿論YouTubeや動画メディアにも大きな価値があります。映像情報が加わると、より印象が強まりますし、興味を持ちやすい。 

ただ、本は読んで考えて、がとてもしやすい。
内省することで、その人オリジナルの発想=思考力になり、それがその人の次の一歩やオリジナリティに繋がる。

それが創造性や価値観、思想、その人の働くモチベーションになります。

人を動かす原動力になり、次の一歩を踏み出す力になります。

著者と対話し、物事を批判する力、その上で自分の意見を組み立てることができるようになります。

自身はまだまだ思考も発信も不足していると自覚していますが、それでも本を読み何かしらを考えたり発信していると、先日さわやか思想家、というあだ名をいただきました。笑 

また、分人主義的発想で、自分の中に色んな顔の自分がいて環境によって顔を変えている。
自分の中に著者という他者を飼う。
多様性、インターパーソナリティを磨く。 

そんなことも本の魅力で思考の肥やしだと考えています。 

普段なかなかここまで伝えきれないけど、noteだと書ききれました。

ちゃんと本や学びの重要性を言語化して伝えていきたいです。

以上、取り留めないですが最後までお読みいただきありがとうございました! 

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