見出し画像

「姿勢矯正」の落とし穴

金曜日は、セルフケアや症例などをシェアしています。
今回は、「姿勢矯正の落とし穴」です。

<こんな人におすすめ>
①猫背が気になる方
②姿勢矯正グッズに興味がある方
③姿勢矯正を受けている方
④セルフケアで姿勢を良くしたい方

姿勢矯正はジェンガと同じ

みなさんは、ジェンガをやったことがありますか?
下に積んでいる積み木を抜いて、上に重ねていくゲームです。

重ねていくほど歪んだ形になり、バランスが崩れるとタワーは倒れてしまいます。

治療系カイロプラクターは、姿勢が崩れる一連の関係を、このタワー崩壊と似ていると考えています。

なぜ姿勢が崩れるのか

歪んでいても、バランスが取れていれば崩れない

ジェンガタワーの崩壊は、下と上のバランスの崩れが原因です。

ゲームが始まると、まずはまっすぐ積むことを目指していきますが、それが上手くいかないと思うと、バランス重視でズラして積んでいくと思います。

もしバランスを無視して、まっすぐ積んでしまうと、一瞬で崩れてしまうのは想像がつくと思います。

これを体の歪みと、重ねて考えてみてください。

姿勢を歪ましたくなければ、土台からの修正は不可欠なんです。

言い換えるなら、
・土台を修正すれば、上はバランスを取るために真っ直ぐなり、
・途中を修正すれば、バランスを取るために、上は更に歪みます。

部分矯正は効果が持続しない

もし積み上げられたジェンガを、上部や中央部だけ、土台と真っ直ぐの位置に補正したら、どうなると思いますか?

そう!
崩れてしまいます。

体の場合は、崩れるのではなく、「症状」や「更なる歪み」として現れます。

猫背矯正、骨盤矯正、O脚矯正などの部分的な姿勢矯正は、この発想がない施術なんです。

でももし、「体とジェンガが同じ」と考えられるようになると、効果が持続しやすい方法とは何か?が分かってきます。

効果が持続する姿勢矯正とは

姿勢は、下部のバランスに合わせて変わります。
上・中部だけを矯正すると、反発して余計に歪みます。

そのことから、セルフで姿勢矯正をする場合は、大前提の「土台が歪んでいないか」だけでも、プロに診てもらう必要があります。

それさえも嫌だという方は、まずは⇩の4点を守るようにしてください。

①部分的な矯正を目的にした健康グッズは絶対に使用しない
②姿勢を正そうとしない
③イスには深く座らない
④ソファーは極力避ける

それだけでも、だいぶ歪みがマシになります。

プロに任せる場合は、「姿勢矯正」や「部分矯正」のメニューがない店を選びましょう。

ジェンガの意識がある先生は、患者さんが悪くなる可能性のあるメニューなんて用意していません。

例えば僕の店では、メニューは『カイロプラクティック』のみです。

それで、すべての症状に対応します。
もちろん料金も一律です。

最後に

<体が歪む理由>
・症状を出さないため
・歪みが悪化しないため

体の歪む理由は、主に⇧の2つです。
つまり体が歪まなければ、症状は出やすくなるし、歪みは悪化します。

歪みがあるから、私たちは快適に過ごせているのですが、それを良しとするのとはまた違います。

放置すればいつか無理がたたり、大きな症状に発展します。

ジェンガもそうですが、そもそも土台が歪まなければいけない状態になっていることが問題なんです。

そしてこれは、僕自身もそうですが、自分で見つけることが困難なものになります。

大切なことなので繰り返します。
バランスはいつか崩れます。

それを早めるのも、遅くするのも、あなた自身が選択できるものです。

今回のnoteが、姿勢に悩んでいる方の力になれば幸いです。

ではまた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?