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【カメラの設定を使いこなそう】シャープな写真を撮るための設定・瞳AF/顔認証AFの設定方法

先日、「NIKON Z50」というミラーレスカメラを購入しました。

カメラ初心者の僕が使った結果、
「え?こんな機能があったんだ!?」「コレを知ってるだけでカメラが上達するじゃん!」と思ったことがいくつかあったので、それらを公開するためのシリーズを作ることにしました。

僕のように、
・買ったはいいけど、うまく使えない
・スマホの方が、かんたんで便利
・スマホの方が、きれいに撮れる
と、宝の持ち腐れになりそうな人に向けてのシリーズになります。

今回から毎週土曜日にリリースする予定です。
「NIKON Z50」に限らず、僕のようなカメラ初心者の方の参考になれば幸いです。

<解決する問題>
・撮影サンプル(メーカーサイト)のようなシャープな写真が撮れない
・瞳AF/顔認識AFが使えない

カメラを買ったら、真っ先にすることと言えば、「ONにして写真や動画を撮ってみる」だと思います。

もちろん僕も例外ではなく、とりあえず撮り始めてみました。

が、僕だけでしょうか?

なぜかメーカーサイトにある、撮影サンプルのようなシャープな写真が撮れません。
また、瞳AFが機能しません。

そこで、ネットやYouTubeで調べてみたところ、解決方法が見つかりましたので、今回はそれをシェアします。

問題解決に必要な知識

今回の問題を解決するために必要な知識は、「フォーカスモード」「AFエリアモード」の2つです。

フォーカスモードについて

フォーカス(ピント合わせ)は、大きくMF(マニュアル)とAF(オート)に分かれ、AFはさらに3つに分かれます。

MF(マニュアルフォーカス)


・ピントを自分で合わせたいときに選びます。
・ピントの状態に関係なく、シャッターがきれます。

AF-S(シングルAF)

静止している被写体(風景・動きのない人物)の撮影に適しています。
・シャッターボタンを半押しすることで、カメラと被写体の距離を固定してくれます。
・ピントが合っていないときは、シャッターがきれません。

AF-C(コンティニュアスAF)

動きのある被写体(子ども・動物・スポーツ)の撮影に適しています。
・被写体にフォーカスを合わし、シャッターボタンを半押しすることで、被写体が動いてもピントを追い続けます。

※初期設定では、ピントが合うまでシャッターをきれませんが、カスタムメニューa1[AF-Cモード時の優先]で、ピント状態に関係なくシャッターがきれるように変更できます。

AF-F(フルタイムAF)
動画モードのみ

・カメラは常に被写体の動きや構図の変化に合わせてピントを合わせ続けます。
・シャッターボタンを半押しし、ピントが合った時点でフォーカスがロックされます。

AF-A(AFモード自動切り換え)
静止画モードのみ

・静止している被写体はAF-Sで撮影し、動いている被写体はAF-Cで撮影します。
・撮影者とカメラでファオーカスしたいものが異なることがあります。

AFエリアモードについて

「どの範囲に自動でピントを合わせるのか?」というのがAFエリアになります。

AFエリアの比較
(NIKON Z50)

ピンポイントAF
(AF-Sのみ)

・最も狭い範囲が、ピント合わせエリアになるため、ブレが少なく被写体の輪郭をきれいに描写することができます。
・ピント合わせに時間がかかることがあります。
・静止している被写体(建物・風景・物)の撮影や、接写に適しています。

シングルポイントAF

・ピンポイントAFよりも広めのエリアになります。
・静止している被写体の撮影に適しています。
・Z50の場合は、ピンポイントAFに比べ、輪郭がボケる印象があります。

ダイナミックAF
(AF-Cのみ)

・基本はシングルAFと同じエリアですが、フォーカスポイントから被写体が一時的に外れても、周辺のフォーカスポイント(上図、緑点線)からのピント情報を利用してピントを合わせます。
・スポーツ撮影など、シングルポイントAFでは被写体をとらえにくい動きのある被写体の撮影に適しています。

ワイドエリアAF(S)(L)

・シングルポイントAFよりも広いエリアで被写体をとらえてピント合わせを行います。
・スナップ撮影や、動きのある被写体、シングルポイントAFではとらえにくい被写体の撮影などに適しています。
・動画撮影で、動きのある被写体を撮影する場合やパン・チルトを行う場合にも、滑らかで安定したピント合わせが行えます。
・フォーカスポイント内に複数の被写体がある場合は、手前の被写体を優先してピントを合わせます。
・S・Lの違いは、エリアの広さの違いです。

オートエリアAF

・カメラが自動的に全てのフォーカスポイントから被写体を判別してAFエリアフレーム内でピントを合わせます。
・シャッターチャンスを優先した撮影、人物撮影、スナップ撮影などに適しています。
瞳AFと顔認識AFは、オートエリアAFの時のみ有効になります。

ターゲット追尾AF

・オートエリアAF中に、「OKボタン」を押すと、ターゲット追尾AFを使用できます。

結論

撮影サンプルのようなシャープな写真が撮れない

フォーカスモードを「AF-S」にし、AFエリアを「ピンポイントAF」にすると解決する。

瞳AF/顔認識AFが使えない

AFエリアを「オートエリアAF」にすると解決する。

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