脾経

前回の投稿からしばらく空いてしまいました。

季節は入梅、梅雨の季節に入りました。湿気でムシムシしますね。でも、必ず冷え込む日も訪れます。そんな時、体調を崩してしまいがちです。

風邪をひいたり、それがきっかけで免疫系トラブルとなり、関節炎だったり帯状疱疹だったり、リウマチに罹患してしまいます。風邪は万病のもと、というのは本当に事実です。

ウイルスの侵入でリンパ系が炎症を起こしたり、そこから更にリンパ浮腫、膝に水が溜まる、鼠径部痛、変形性関節症等に派生してしまいやすいのも今の時期です。

もともと甘党の方、アイスや果物等例え少量でも日々摂取している方もリンパ系に問題が生じるので、余計にこの時期は気をつける必要があります。

脾臓はリンパを生成する臓器の為、上記リンパ系トラブルは脾臓の炎症や機能不全とも言えます。脾が病まないと病気にならないと言われるくらい東洋医学では特に脾経を重要視しています。

現代医学では成人したら脾臓はほとんど働かない、と捉える西洋医学との一番の相違点は脾臓への重きの置き方と思います。

脾臓は甘い物、糖の過剰摂取が大きく影響を及ぼすとも考えられていて、現代医学でもこれは十分に説明できますが、言い換えればリンパ系に影響するとも言えますので、自己免疫性疾患、ガン等は糖の影響が実は非常に大きいという観点が、現代医学ではまだまだ認識が足りていない状況です。病気の根源を遺伝子解明に労力をつぎ込む昨今ではありますが、糖の摂取量をコントロールすることが先決なのに・・と感じています。

脾経への言及は続きます。

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