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ドイツ、嗜好用大麻の使用を合法化|CBD事業者向けメルマガ『週刊CBDライブラリー for Biz』バックナンバー

(この記事は2024年3月3日に配信した、メールマガジン『週刊CBDライブラリー for Biz』のバックナンバーです。最新のメルマガをご希望の方は、下記よりご登録の上、お受け取りください)

目次


(本記事は、CBD事業者向けメルマガ『週刊CBDライブラリー for Biz』のバックナンバーです。冒頭挨拶や編集後記は割愛)

ドイツ、嗜好用大麻の使用を合法化

参考記事:Germany legalizes recreational cannabis use (CNN)

ドイツは、嗜好目的の大麻使用を合法化することを決議しました。これにより、ドイツはヨーロッパでマルタ、ルクセンブルクに続く3番目の大麻合法化の国となりました。新しい法律では、成人の個人使用を目的とした少量の所持が許可され、未成年者については引き続き禁止されます。野党や医療当局からの警告もある中で、ドイツ下院はこの決議を行いました。

ジャマイカ企業、THC製品を米国へ初輸出

参考記事:Jamaica Company Exports THC to U.S. for Analytic Testing (High Times)

ジャマイカの大麻企業が、成分の分析を目的として、カリブ海の島国から米国へのTHC製品の初の輸出を成功させました。ジャマイカ政府とDEAの許可のもと、大麻由来のTHC製品が輸送されたとのことで、ジャマイカの大麻産業のグローバル化に大きなきっかけをつくったかもしれません。国によっては、大麻の輸出入を国内の経済政策の一環にしようとする国もあり、自国での消費以外にも、様々な目的を持った国々が、規制や各国の法律緩和を期待しているケースがあると考えます。

ニューヨーク、GoogleとMeta社に違法大麻広告を中止するよう呼びかけ

参考記事:Canadian federal cannabis tax revenue outpaces beer, wine(MjBizDaily)ニューヨーク州知事キャシー・ホーチュル氏は、GoogleやMetaのような巨大SNSプラットフォームに違法な大麻広告を停止するように呼びかけました。キャシー・ホーチュル氏は、違法大麻事業主に対する罰金の大幅増額や違法店舗の閉鎖を行えるような仕組みづくりなど、ニューヨークにおける違法市場の取り締まりを強化する動きを見せています。州は、税収を上げることや違法市場の線引きをはっきりさせることを行っていますが、事業者側は税率の高さやライセンス取得のハードルの高さなどの問題があります。

カナダ、大麻税収がビールやワインを上回る

参考記事:Canadian federal cannabis tax revenue outpaces beer, wine(MjBizDaily)

カナダ連邦政府は、2022年から2023年度の1年間でビールやワインを上回る大麻税を獲得したことを発表しました。ワインからは2億7760万カナダドル、タバコからは2億440万カナダドルの税収がある中、大麻に関しては約8億9460万カナダドルの税収がありました。大麻業界は、税制が不公平であると批判しており、今後税制に関する様々な議論が行われる可能性があります。

ドイツの大麻合法化をめぐり欧州の医師たちの意見が分かれる

参考記事:参考記事:Thailand to ban recreational cannabis use by year-end, health minister says (Reuters)

ドイツ連邦議会が大麻の使用を合法化したことに対して、フランスを含むヨーロッパの医療専門家の間で意見が分かれています。ドイツでは今後、18歳以上が個人使用目的で最大25グラムの大麻を所持でき、大麻社会クラブから購入することができるようになる一方で、多くの専門家は大麻の健康的な側面からのリスクを指摘しています。特に、ヨーロッパ各国の医師会を代表する組織『CPME』は合法化が公衆衛生に悪影響を及ぼすと警告しています。

タイ、嗜好用大麻の使用を年末を目処に禁止へ

参考記事:Thailand to ban recreational cannabis use by year-end, health minister says (Reuters)

タイ政府は、ロイター社のインタビューに対して「大麻の嗜好目的の使用を年内に禁止するが、医療目的の使用は認める」とコメントしました。また、法案は来月閣議決定の上、国会に提出され、年内に可決される予定であるとのことです。大麻の誤った使用は、タイの子供たちに悪影響を与えるとして、タイ政府は慎重な姿勢を見せています。

EUとイタリアの共同プロジェクト、ヘンプの開発を目指す

参考記事:EU-Italian funded project aims to develop hemp supply chains in Sicily(HempToday)

地中海最大の島であるシチリア島で、新しい麻の品種や抽出技術など、技術開発から麻製品の普及までを目的としたプログラムが、欧州連合(EU)とイタリアシチリア州が共同出資する組織によって支援されます。ヘンプの可能性を模索しつつ、国内のヘンプ産業のサプライチェーンを開発していく予定です。

イギリス、ADHD患者が医療用大麻クリニックに殺到

参考記事:U.K. Patients Flock to Medical Cannabis Clinics Due to ADHD Pill Shortage (High Times)

記事によるとイギリスの医療用大麻クリニックを利用するADHD患者が1年間で86%増加したとされており、医療用大麻のニーズが高まっています。また、イングランドなどの一部の国ではADHD患者のための薬が不足しており、世界的に問題視されています。最近はADHDと大麻の研究も進んでおり、医療用大麻がADHD患者のニーズに応える日も近いかもしれません。

(本記事は、CBD事業者向けメルマガ『週刊CBDライブラリー for Biz』のバックナンバーです。冒頭挨拶や編集後記は割愛)

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