指定薬物部会、大麻・CBD業界に関する成分規制はなし|CBD事業者向けメルマガ『週刊CBDライブラリー for Biz』バックナンバー
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目次
(本記事は、CBD事業者向けメルマガ『週刊CBDライブラリー for Biz』のバックナンバーです。冒頭挨拶や編集後記は割愛)
『全米大学体育協会』、大麻の薬物検査を撤廃する提案
『全米大学体育協会(NCAA)』は、大麻に関する薬物政策を大幅に変更することを発表しました。この変更では、NCAAディビジョンI(最高クラス)に所属するアスリートのカンナビノイドの薬物検査を廃止する提案が含まれています。担当者は「NCAA選手権で実施される薬物検査は、競技結果に影響を与える物質に焦点を当てるべきである」と述べ、大麻がパフォーマンス向上に関連する薬物ではないことを指摘しました。この発表により『NCAA』における、大麻使用に関する規制の変更が本格化しそうです。
南アフリカ、大麻に関する規制が緩和される可能性
南アフリカでは医薬品及び関連物質法の改正案が提案されています。これが承認されると、THCを含む製品の規制が緩和され、個人使用目的での消費が可能になる見込みです。参考記事によると、南アフリカには、既に存在する大麻関連法律との整合性を取る必要があるとされています。この動向は、アフリカ地域で大麻法制の変化が見込まれる国として注目されています。
指定薬物部会、大麻・CBD業界に関する成分規制はなし
厚生労働省は指定薬物部会を開催し、危険ドラッグの成分3物質を新たに指定薬物に追加しました。今回の指定薬物部会では、大麻やCBD業界に関連する成分の規制は行われなかったため、現状に大きな変化はありませんでした。今後も定期的に開催される指定薬物部会の動向に注目が集まります。
アメリカ、薬物検査が誤認逮捕につながるとの研究結果
ペンシルバニア大学の研究によると、米国で行われる現場薬物検査により、毎年約3万人が薬物を所持していないにもかかわらず、不当に逮捕されている可能性があることが明らかになりました。この研究は、薬物検査の信頼性の問題を指摘しており、黒人が白人に比べて3倍の確率で誤った陽性反応により逮捕されていると報告しています。薬物検査の精度向上は難しいかもしれませんが、誤って逮捕される人が減少することが望まれます。
ウクライナ、医療用大麻合法化に向けて動く
ウクライナで医療用大麻の合法化に向けた法案が、一時的に反対派による採決取り消しの動きに見舞われたものの、問題なく大統領の承認プロセスに進んでいるとの報告があります。この法案は、がん患者やPTSDを患う戦争退役軍人などに医療用大麻のアクセスを拡大することを目的としており、嗜好目的の大麻は引き続き厳格に規制される内容です。この法案が成立すれば、世界的に注目されるニュースとなる可能性があります。
ヨーロッパ、HHCを規制する動きは未だ見られない
ヨーロッパで、HHCが大麻の代替品として人気を集めており、店舗や自動販売機、さらにはBoltやWoltなどの食品宅配サービスで販売されているとの報告があります。『大麻使用責任機関(ARUC)』は注意を促しているものの、まだ具体的な規制方針を定めていないようです。ヨーロッパのこの動向は、日本で見られる合成カンナビノイドの流行と類似している可能性があります。
カナダ、大麻消費者の69%が合法製品を購入
2023年の「カナダの大麻市場調査」によると、カナダの合法大麻市場のシェアが拡大しており、大麻消費者の69%が合法的な店舗や購入ルートを通じて大麻を入手していることが明らかになりました。合法ルートでの購入が増加していることから、違法大麻市場の利用は年々減少しているようです。これはカナダの大麻市場の変化を示しています。しかし、違法市場が依然として存在するため、この調査結果と実態にどのくらいの違いがあるのかは注目されます。
パナマ、医療用大麻製品の製造ライセンスを7社に付与
パナマで、国立薬局・医薬品局の厳格な審査を経た7社の大麻事業者が医療用大麻製品の製造ライセンスを取得しました。これは、2021年10月に中米地域で医療用大麻が合法化されて以来、初のライセンス取得事例であり、大きな注目を集めています。パナマ政府は、アルツハイマー病、がん、HIV、関節炎などの病状に対する医療大麻の使用を認め、ライセンスを持つ医師の処方に基づく規制のもとでの運用を進めています。
(本記事は、CBD事業者向けメルマガ『週刊CBDライブラリー for Biz』のバックナンバーです。冒頭挨拶や編集後記は割愛)
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