コロラド州、大麻栽培施設の閉鎖が増加する|CBD事業者向けメルマガ『週刊CBDライブラリー for Biz』バックナンバー
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目次
(本記事は、CBD事業者向けメルマガ『週刊CBDライブラリー for Biz』のバックナンバーです。冒頭挨拶や編集後記は割愛)
コネチカット州のVC、未承認の大麻企業への投資が問題に
コネティカット州が所有するベンチャーキャピタルは、2022年5月に大麻企業1906社に125万ドルを投資しました。しかしこの企業が、コネティカット州の大麻事業免許を持っていないため、投資が見送られる可能性があると報じられています。州ごとに異なる大麻規制があるため、州を越えた投資やビジネスを行う際にはこのような問題が生じやすく、現在の大麻市場には自由度の制約があります。
ドイツ、4月までに大麻合法化を目指す
ドイツの大臣カール・ラウターバッハ氏は、2月中に連邦議会に大麻合法化法案を提出し、4月1日から施行する計画であることを発表しました。この法案では、規制の範囲内での大麻の栽培・所持を可能にし、大麻栽培クラブの設立も認める内容となっています。反対意見も多い中、ラウターバッハ氏は闇市場の縮小と青少年の保護を目的として、施行期間の早期化を進めています。
タバコ有名企業、大麻企業へ1億2400万カナダドルの投資
『オーガニグラム・ホールディングス社』は、『ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)』による1億2460万カナダドルの投資を承認しました。この取引により『BAT社』の子会社は『オーガニグラム』の議決権付き普通株式の30%、全株式の45%を保有することになります。『BAT社』は、大麻市場への投資を積極的に行うタバコ企業の一つです。この取引は、大麻市場へのさらなる大規模投資の一環です。
コロラド州、大麻栽培施設の閉鎖が増加する
コロラド州オードウェイの町は、かつて大麻ブームの影響で多数の栽培施設が設立されていましたが、現在は空き施設が目立つ「ゴーストタウン」となっています。ピーク時には56の大麻栽培施設が存在したものの、現在は約20施設にまで減少しています。2022年から2023年にかけてコロラド州の大麻市場では、嗜好用・医療用大麻の売上が大幅に落ち込んでおり、多くの施設が閉鎖に至っています。
オーストラリアとニュージーランドの対照的な大麻規制
オーストラリアとニュージーランドは地理的に隣国ですが、大麻政策においては対照的なアプローチをとっています。最近の記事では、オーストラリアは輸入規制の緩和に注力しているのに対し、ニュージーランドは輸出促進策を推進しているとのことです。これは、国内の生産力を強化するか、輸出によって市場需要を満たすかという国ごとの異なる戦略を示しており、国内での嗜好品の合法化が必ずしも主要な焦点でないことを示してるでしょう。
『NASDA』ヘンプのTHC規制値引き上げを依然推進中
『全米州農務省協会(NASDA)』は、2024年の農業法案において、ヘンプのTHC基準値を現行の0.3%から1%に引き上げることを支持しています。これにより、農家は品種の多様化を図り、作物がTHC基準値を超えるリスクを減らすことが可能になります。『NASDA』は長年にわたり、ヘンプのTHC基準値の統一に向けて活動しており、アメリカでも日本と同様の問題が発生しています。基準値やガイドラインの確立が必要なことがわかります。
カナダ人の79%が、終末期患者の治療にシロシビンを支持
カナダの研究チームが医学雑誌『Palliative Medicine』に発表した研究によると、終末期治療としてのシロシビン利用に関するアンケートで、カナダ人2,800人中79.3%が終末期患者へのシロシビン使用を「妥当」とみなしていることが明らかになりました。 カナダに限らず、他のいくつかの国々でも、心的外傷後ストレス障害やうつ病などの精神疾患に対するサイケデリックの活用が検討されており、これは大麻業界にとっても注目すべき動向です。
バージニア州、ロアノーク大学に大麻研究プログラムの新設
バージニア州のロアノーク大学が大麻研究プログラムの設立を承認し、学生が大麻に関する科学研究や大麻規制、社会問題、政策に関する学位を取得できるようになりました。近年、アメリカの各州にある大学で大麻を学問の対象として扱うケースが増えており、大麻に関する教育が普及してきています。
(本記事は、CBD事業者向けメルマガ『週刊CBDライブラリー for Biz』のバックナンバーです。冒頭挨拶や編集後記は割愛)
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