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会社経験なし。なぜ20年前からフリーランスだったのか。

私は、実は、会社勤めをしたことがありません。25歳の時から、ずっとフリーランスとして働いてきました。これを知った人には「よく働いてこられたね」と言われますが、私もそう思います(汗)
父親には「フリーターだろ?」と茶化して言われて「違うよ!フリーランス」と返すやりとりを、お約束のように20年の間、何度もしてきました。今も、私の仕事がどういうものか、わかってないかもしれません。
今でこそ、フリーランスの地位は少しずつ認められてきたと思いますが、私がフリーランスになった当時は、あまり周りにおらず、その働き方はとても特殊だったと思います。そう、今言われているノマドってやつですね。まさか、その頃こんなふうに未来で言われることになるとは思ってなかったなあ、、、、

パソコンを打つ女性(AC)

なぜ、私が当時珍しいフリーランスを選んだのか。理由はいろいろあります。

1、ルーティーンワークをしたくない

2、満員電車に乗りたくない

3、好きなことを仕事にしたい

ああ・・・😰今考えてもなんてわがままな世間知らずのお子ちゃま発言だったのか。仕事のしの字も知らないうちに何言ってんだ、と今はびっくりしちゃいますが、その時は本気でそう思ってたんですよね・・・。

1については、知らぬが仏でしたね。何もわかってないくせに、同じ仕事を毎日するのやだなあ、とある一面だけを見て思い込んでたんだと思います。本当に、思い込みが激しい私、、、、。恥ずかしい。

2については、本当に怒られそうなのですが、絶対嫌だったんです。私の地域に通ってる●●線は、ものすごい満員電車だと有名な線で、私も学生時代に乗っていましたが、絶対毎朝乗りたくない!と思っていました。

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その理由は、痴漢がものすごく多かったこと。恐怖でした。学生時代は、まだ、1時限目がある時にしか乗らなかったのですが、そのタイミングで必ず痴漢にあってました。もし、社会人になってこの電車に乗ったら、毎日あうの?と恐怖に感じていたことからも、時間帯が自由な職業がいい、とぼんやり思っていたんです。でも、大体の職場は8時ないしは9時、遅くても10時からと言うところが多く、この願いを叶えるのは難しいかな、とは思っていました。

3は、本気でそう思っていました。働く意味をどうしても持ちたかった。自分の好きなことを仕事にする、でないと自分は絶対に仕事に夢中になれないだろう、ということを感じていて、好きを仕事に結びつけたかった。ちなみに、その時の夢は編集者で、雑誌や本を作ることでした。の、割りに編集者の研究や勉強は浅かったと思います。ただ、私は、ものすごくコスメ好きでした。美容、コスメが大好きだったんです。だから、美容に関わるお仕事をしたい。その熱意は持っていました。

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厚い壁だった編集者にはなれませんでしたが、「書く」ことで、私はそのうち雑誌に関わるという道を見出します。今こそ、周りのライター仲間に聞くと、大体師匠について、修行してから独立した、という子が多いように感じます。フリーランスとして働き始めた時に、時間が自由でフレキシブルにスケジュールを動かせる点や、受ける仕事によって関わる人が変わる、オンオフの境目がはっきりしていないことなど、他の人にはちょっと疑問に思うようなところも、自分にはピタッとフィットしたんですよね。

ただ、何のスキルを持たない私がライターになれたのは、私が優秀だったからではありません。

人がいなかったから

これにつきますね。猫の手を借りたいほどに、フリーランスライターの需要がその頃、あったんです。ラッキーだったんでしょうね。私のような、何もできない人間がその現場で仕事をさせていただけるなんて。最初に私を起用してくれた編集の方は、かなり無茶振りをすることが多かったですが、いろんな経験をさせてくださり、本当に感謝しています。そんなわけで、私のフリーランスの旅が始まります。私には、師匠はいませんでしたが、いわば、その時についた編集者の方から、化粧品メーカーの方、先輩のライター、同業者、デザイナーさんやカメラマンさん、そして、取材先の方達、関わる全ての人たち全員が師匠でした。わからないことを一から教えてくれたんですよね。出来の悪いライターだったと思います。ただ、「好き」な気持ちだけは持ち続けていました。ミスもたくさんあり、凹んだことも一度や2度ではありません。

今振り返ると、よく続いたなあ、、、という気持ちです。汗。

キャリアウーマン(フリーAC)

どうやって、じゃあその世界に飛び込んで、仕事を得ていったのか。それはまた次回、お話したいと思います!

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