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  • ツリーハウス

    初めてツリーハウスを作ります。完成するまでに何を取り入れてアイデアを考えたのか分かるようにまとめます

最近の記事

ツリーハウスをつくる【イメージ模型】

 ツリーハウスのイメージスケッチから模型を組み立てた。  模型のツリーハウスは3つの構造がある。まず地面には単管による構造体がある。その上に木造舟形のツリーハウス部分がある。甲板の高さでホストツリーが支える箇所がある。  この模型をオーナーさんに見てもらったところ、「舟部分の壁面」と「風対策」について助言があった。  まず舟部分の壁面については、農地に作る構造物では壁や屋根の有無が建物かそうでないかの分別になるらしい。オーナーの話によると四面が壁だと建物として見られてしまう

    • ツリーハウスを作る【イメージスケッチ1】

      ツリーハウス模型①~④で検討する 基本構造は模型③にする。 これは年末にナベツネさんと植木職人の「こーすけさん」と打ち合わせた結果、ホストツリーに負担の少ない構造にすることにした。 オーナーさんからの要望で農具収納機能も付ける。 農地に何か建物を作る際、農機具庫だと色々言われたときに説明しやすいとのことである。 以上からツリーハウスのイメージを考えた ツリーハウスイメージスケッチ① ハウス部分はホストツリーとは別に柱構造を作って地面から浮かせる。 ホストツリーの断面が

      • ツリーハウス基礎模型④

        ツリーハウスの床を支える構造の模型④の作成とその特徴について考えてみる。 S=1:8 床面積は実寸では4平米を想定している。 乗っている人型が子供の大きさ。 上記写真左の枝がホストツリーの代わりである。 模型④の構造は模型③と似ていて、ホストツリー以外に床を支える柱を作る。ただし幹の断面が高い位置にあるので、床の高さを下げる。そのために幹の断面から張り出した梁から床を吊る構造にした。 長所 床が低くて安全 安定感もある 短所 木に穴を一ヶ所あける 小屋感が強い 2023

        • ツリーハウス基礎模型③

           ツリーハウスの床を支える構造の模型③の作成とその特徴について考えてみる。 S=1:8 床面積は実寸では5平米を想定している。 乗っている人型が子供の大きさ。 中央の枝がホストツリーの代わりである。  模型③は床を主に支える柱を作る。ホストツリーも支える存在にはなる。幹の切断面に床を乗せることで木との接続で、木を傷つけずに済む。 長所 安定感が高い 短所 基礎打ちが必要 ツリーで支えてる感が減る 位置が高い

        ツリーハウスをつくる【イメージ模型】

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        • ツリーハウス
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        記事

          ツリーハウス基礎模型②

          ツリーハウスの床を支える構造の模型②の作成とその特徴について考えてみる。 S=1:8 床面積は実寸では8平米を想定している。 乗っている人型が子供の大きさ。 中央の枝がホストツリーの代わりである。  模型②はホストツリーの上部から床を吊り下げる構造である。 長所 ホストツリーの上端に幹の切断面がある。その断面に床を吊り下げる構造の荷重が集まるようにしている。その為木に穴を開けるなどのダメージは少ない。 短所 床が動いて幹を傷つける

          ツリーハウス基礎模型②

          ツリーハウス基礎模型①

           ツリーハウスの床を支える構造の模型①の作成とその特徴について考えてみる。 S=1:8 床面積は実寸では9平米を想定している。 乗っている人型が子供の大きさ。 中央の枝がホストツリーの代わりである。  模型①は傘をさかさまにしたような構造をしている。ホストツリーの幹から放射状に床を支える棒材が伸びている。 長所 見た目がスマートで浮遊感がある 短所 床がかなり動く。 床が回転運動に弱い。 動く分、床が幹にあたる。 木にかかる負担が大きい。

          ツリーハウス基礎模型①

          ツリーハウスをつくる【第2案】

           もう少し木の形を活かして、木を傷つけないツリーハウスはないのか検討する。  木の幹にボルトを差し込んで斜め材を突っ張って床を支える方法よりも木をなるべく傷つけないこと条件にアイデアを考えてみる。  今ホストツリー候補のケヤマハンノキをよく見ると、地上から2メートルで主の幹が切れて、そこから四方に枝が伸びている。この幹が途切れているところは木の皮はなく、心材がむき出しになっている。ここならツリーハウスを支えるポイントとして適している。  ここに加重がかかるようにツリーハ

          ツリーハウスをつくる【第2案】

          ツリーハウスをつくる【法律】

           木の幹にボルトを差し込む工法は、ややホストツリーへの負担が大きいという指摘もある。  そこでもう一度別の可能性を考えたい。差し当たって農地に建物を建てる上でのルールを確認する。  法律を確認するとどうにも10平米以下の建物は建てられそうである。  行政のその土地の利用計画にもよるが、市のサイトで調べると建てようと思っている土地は都市計画区域外だったり、生産緑地区でないことはわかった。  あとは「農業委員会でも問題ないのか」「建設課(都市計画)でも問題ないか」を確認する必要が

          ツリーハウスをつくる【法律】

          ツリーハウスをつくる【ジョイント案】

           幹に差し込むボルトと床面を支える斜め材を接続する金具のデザインを考案した。  これまでの接続用の金具の形状をヒントにして ①木への負担を少なくする ②ボルトへの負担を少なくする を両立できる形状を考える。  下方向にかかる力に対してはなるべく幹から突き出すボルトの長さを短くする。  横方向にかかる力に対しては木に接する部分をボルト部分に集約できるようにする。  そこで、ボルトにブラケットと板を取り付ける金具を合体させることにした。  ツリーハウスでよく使用される専用ボルト

          ツリーハウスをつくる【ジョイント案】

           ツリーハウスをつくる【ジョイント】

          1.工法  ツリーハウスを木に固定する方法は (1)GL工法 (2)サンドイッチ工法 があります。  今回作りたいツリーハウスはGL工法で行います。  専用のボルトを木に差し込みツリーハウスを支えるとっかかりにします。GL工法を選んだ理由はサンドイッチ工法よりも木への負担が少ないからです。 2.ホストツリーの形状  今回ツリーハウスを設置する予定の木は「ケヤマハンノキ」で幹回り630㎜で、幹の直径は180㎜です。  ホストツリーは一本ので、2メートルの高さまで幹がまっす

           ツリーハウスをつくる【ジョイント】

          ツリーハウスをつくる【専用ボルト】

          2.ツリーハウスを木に取り付ける金具 ツリーハウスの資料を3冊ほど読むと、ツリーハウスの建て方は3つありました、 (1)ハウスの支えが木と柱 (2)複数の木で支える (3)一本の木で支える 今回は「畑だから建物は建てられないこと」「候補の木は幹が一本であること」の2点から(3)の一本の木で支える形になりました。 木にツリーハウスを固定する方法は2つで ① 「サンドイッチ工法」 幹を木材で挟んで両端をボルトなどを用いて締める ②「GL工法」 幹に専用のボルトを打ち込み、木材を

          ツリーハウスをつくる【専用ボルト】

          ツリーハウスをつくる【ホストツリー】

          1.ホストツリー探し 借りている畑で、子どもが遊べるスペースとしてツリーハウスを作る話が出ています。 そこで今日は、畑にあるホストツリー候補の木について調べました。 幹回りは約630㎜ 直径は約180㎜ 地上から2000㎜で四本に枝分かれしています。 Googleグラスで調べると葉っぱや実の形状から「ケヤマハンノキ」と分かりました。 「ケヤマハンノキ」は建材でも使用されるやや重硬な材質です。 丈夫で成長が早く、芽を出す力もあるので剪定にも耐えるとのことです。 そのためホスト

          ツリーハウスをつくる【ホストツリー】