【勝手に商品レビュー】三ツ矢電機のヨーグルトメーカー

 実家の母から、「昔に買ったヨーグルトメーカーだけど、最近は使っていないので、そちらで使うようなら送ります」というメールが届いた。

 実は、カナメが以前から欲しがっていたものである。

 が、私がその購入をずーっと阻止してきた。

 海外にいる時は、ヨーグルトが意外と高くて、日本から持ち込んだカスピ海ヨーグルトの種菌を使って増殖させていた。その時は室温に放置して、ヨーグルトっぽくなったら冷蔵庫に移動させるという方式をとっていたのだが、雑菌が入ったのか、時々、表面がピンク色になっていてビックリすることもあったが、特に不満はなかった。

 特に特別な機材も使わず、納豆すら自分で作っていたくらいなので(割と海外在住の日本人は、やっている人多いよ。他には塩麹を作ったりも)、あえて単機能のヨーグルトメーカーを購入しようという気にはならなかったのだ。場所だってとるしね。

 だってそもそも、日本のヨーグルトってめっちゃ安いやん!!!

 自分で作る必要ないくらい、安いやん。そして完璧に美味しいやん!!

 っていうか、ヨーグルトはホットクックでも作れるからねー。私はまだ作ったことないけど。

 が、母から送ってもらえるなら、使わない手はない。

 届いたものは、これである。

 私は牛乳パックのままヨーグルトを作って、出来上がったらこの容器に移して冷蔵庫保管するようにしている。母から届いたのは本体のみで、この容器は家電量販店で別途購入した。580円くらいだったと思う。


 さて、いざ作ってみるとカナメが大喜びであった。彼はヨーグルトが大好きで、特に最近は、痛風予防という観点から、毎日必ず食べるようにしている。

 実は、カナメは、以前は毎日、PA-3を飲んでいた。が、意外とコストがかかるのよね。高いよね、これ。

 カナメ自身も、「ぶっちゃけ牛乳を飲めばいいっていうのは分かってるんやけど、牛乳だけを飲むのはちょっとキツイというか。ヨーグルトやったら毎日食えるけど」というスタンスで、ヨーグルトに切り替えた矢先に届いたものだから、まぁ作ってみるかという気にはなった。

 日本のヨーグルトは安いと思っていたのだが、毎日食べるようになると、単純に牛乳の2倍くらいのコストがかかることに気づき、ハッとした。牛乳だけなら近所のコンビニで購入しても高くはないし、確保は簡単だ。

 ホームベーカリーを購入して思ったのだが、材料さえ揃っていれば、パン屋さんに買いに走らずとも自宅で焼き立てパンが作れるというのは、何事にも代え難い安心感をもたらす。それと同じで、牛乳さえあれば、いつでも自分のタイミングでヨーグルトを生成できるのだという事実も、かなりの安心感を与えてくれるものとなった。

 しかも、完成度が高い。きっちりばっちり安定した品質のものを作ることができる。指定した温度を指定した時間だけ維持するというシンプル機能なのに、室温で放置するというアバウトな方法とは全く異なり、100%の再現率である(当然か)。

 成分無調整の牛乳さえあれば、20時間後にキッチリ完璧なヨーグルトができるマシンが家にあるということは、こういうことなのか、と感動したよ。

 カスピ海ヨーグルトの種菌起こしと植え継ぎの方法は、以下の通り。

 次は、塩麹と甘酒を作ってみるか。



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