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日本のeSportsは、なぜこんなにイケてないのか

 eSports関連のnoteをいくつか書いた。

どれもこれも、実はこのnoteを書くための前フリであった。

世界のファンを魅了するeSportsのカッコよさ、Coolさが、日本には一切伝わっていないのが、本当にもどかしいのだ。

日本のeSportsのイメージが、めっちゃ幼稚に振れているし、視聴者側に向けてのエンタメ性も追求されていないし、まだまだゲームオタクだけに向けたものでがっかりしている。

韓国や香港に住んでいたので、男の子はLOLなどのeSportsに早くから手を染めた。

勉強をさせたい親と、ゲームをしたい子供の攻防が日夜繰り広げられて、そこに国籍は関係ない。ママ友に会うたびに、「どうしてる?」「時間制限してる」「昨日家族会議して吊し上げてやった」「PC取り上げてる」「WiFiルーターの電源落としてる」「もうラップトップぶっ壊そうと思ってる」等々、ママたちの過激な発言も聞かれた。

すごいな。ママたち、めっちゃ本音トークだw

なぜなら、当時の韓国の男の子で、PCゲームをやっていない子など一人もいないと思う程のブームだったのだ。親たちは皆、頭を悩ませ、深刻な家庭問題に発展することも少なくはなかった。

私自身は、勉強しろとは言わないけれど、オンラインゲームにのめり込む子供を手放しで歓迎するわけなどなかった。深夜遅くまでチャットしながらゲームもし、朝なかなか起きられない子供を見ると、鉄拳くらわせたろかくらいのことは思う(くらわせてないけど)。WiFiに時間制限をつけたこともある。深夜にプレイをしてから宿題を始める子もいて、宿題を終えたのが朝だったなんてことを聞くと、さすがに「なんで宿題やってからゲームをしないのか」とは度々言った。

オンラインゲームを自分ですることはないが、その大会Twitchを見ることは度々あったのだが、その時にかなり衝撃を受けた。ゲームの設定も、ルールも、キャラ(チャンピオン)も非常によく考えらていて、単にバキュンバキュン打つだけの単純なシューティングゲームとは一線を画し、複数の能力が必要とされることが容易に分かった。戦略や戦術というもの、個々の能力に裏打ちされた上でのチームプレイなど、見せ場が多々あるものだと感じた。

とにかく、カッコいい。男の子達がハマるのは理解できる。

そのカッコよさが、理解されない日本。

英語圏で、新規プレイヤーを獲得すべく作成されたプロモーションビデオがこれだ。

それに対して、なぜ日本では、テレビCMがこんな感じになっちゃうの?

日本のファン、この動画を絶賛してるけど、私には全然わかんない。カッコよさが微塵も伝わってこない。

2018年には、こんな動画まで(汗)。「なんで日本はLOLがキライなの?」

個人的に、日本でPCゲームが流行らない理由は、大きく3つあると思っている。

1、任天堂(やソニー)が強い。

2、子供がPCを持っていない。

3、高額賞金を受け取れる法的基盤が整備されていない。

詳細については、こちらに書いた。

今からでも遅くはない。Riot Gamesの日本法人さん、こんなコマーシャルを作ってもプレイヤーなど増えない。でも、ようやくStayHomeのどさくさにまぎれてオンライン教育の重要性が増して、家にラップトップやPCが行き渡った今こそ、もう一度仕切り直しだ。

カッコいいeSportsの世界を、日本の子供たちに見せてくれよ!!

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