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南高梅の和三盆シロップ

 パープルクィーンの梅酒と梅シロップを漬けた話は、こちらへ書いた。

カナメの「エンドレスに飲みたい!」というリクエストにお応えして、もう一度パープルクィーンちゃんの梅シロップを漬けて、それができ上がった。

相変わらず美しい...........。梅酒はもうちょっと待たねば。

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パープルクィーンは、あと一回分梅シロップを漬けるくらいしか残っていないので、それを温存しつつ、近所のスーパーで南高梅のパックを購入した。

それを、氷砂糖ではない別の砂糖で漬けてみようと思い立った。

個人的に最も好きなのは、黒糖である。子供が小さい時から、黒糖きび砂糖三温糖などを使っていたせいで、我が家で作るお菓子なども全てほんのりと茶色に色づいた。

当時からお料理上手だった小学校一年生の長女セリに、

セリ「ママちゃん、真っ白いケーキを焼いてみたいから、白いお砂糖(グラニュー糖and/or白砂糖)を買って!!!」

と、めちゃくちゃ懇願されて、「ちぇっ」とか思いながら渋々それを買った記憶がある。なんかすごい鬼ママっぷりや(汗)。

そういえば、果物酵母でパンを焼き続けていたら「ドライイースト買ってよーっ」と言われたことも。その後、ホシノ天然酵母(小麦&米系酵母)に変えたら、末っ子のバクがめちゃくちゃ気に入ってくれたり。当時から小麦粉系(炭水化物)好きの片鱗を見せていたのね。さすが麦(バク)くんであ〜る。

話を砂糖に戻さねば。

だから黒糖で梅を漬けちゃおっかなーっ!

とチラとは考えた。

「でも、黒糖って押しが強いから、さんか柘榴さんかさんか、何かわからないレベルでフレーバーを殺すんではないか........」

と考えた。砂糖自体が主張しないレベルで、氷砂糖とは違う何かを探してみた。

こういうのはどうかしら?

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和三盆糖の原料って、砂糖ときび砂糖(竹糖)やねんで。

主張が強くないけど、白砂糖とは違うラインのセレクトとしては、なかなか良い感じ。氷砂糖と同じように漬け込んで......

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............なんか、イメージと違いすぎる.......orz

イメージは、粗糖で作る梅シロップ。つまりこれ。

なんか、落雁(コワレ)の詰め合わせセットみたい(汗)。

IKEAのKALLAXの棚に、コレを認めたカナメくん。

「ねぇ、あれ何?ゴミ?」

んなわけねーだろっ!

南高梅の和三盆漬けよ♡」

カナメ「南高梅って何?」

私さぁ、昨日から「南高梅」って10回ほど会話に入れてたはずなんだけどね。南高梅をスーパーで見つけて、南高梅を買って、南高梅を漬けようかなって。南高梅を氷砂糖じゃなくて、南高梅を別の砂糖で、南高梅を和三盆で漬けたよ、南高梅うまそー、南高梅のシロップが早くできるといいねぇ云々.......

全部伝わってなかったんかい........orz

単に「うめ」って言えばよかったのね。こういうやつやっ!!

梅シロップが美味しすぎて、梅を箱買いしろと言っていたのはキミ。ネット通販ではなく、とりあえず近所のスーパーで買える梅でシロップを作ってあげたんですけど。もう私一人で飲んじゃうもんね。

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というドタバタから一週間経って、びっくりするほど梅シロップっぽくなったわ。落雁のままだったらどうしようかと(違)。

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ここで改めて気になってきたのは、黒糖で作るとやはりフレーバーを殺すのか否かということ。

経験からしか学ばない愚者な私としては、これはもうやってみて痛い目を見ないことには始まらない。

たまたまオンラインで話をしていた長女のセリにポロッと言ってみた。梅シロップで黒糖はやめたほうがいいかなぁと言ってみたところ、

セリ「え、そんなん黒糖梅酒フツーに売ってるで。」

あ、ほんまや!!!なんや、フツーやんか。じゃぁシロップもいけそうだよね。

こんなのもあった!

とりあえず、やってみた。

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ここからの、数日後がこちら。

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ををを、狙ったかのような黒糖色!!!!コクが出てうまそー!!

毎日ゴクゴク飲んじゃって、健気にちまちまと絞った脂肪を一気にリターンする例のパターン(汗)。

なぜに私は現実を見ずに、どんどんと糖質を目の前にぶら下げてしまうのか、もう訳がわからない。オレ、還暦も視野に入る立派なシニアやのに、毎日毎日糖質をとる理由を増やし続けて、いったい何やってるんだか。

ということで、試飲タイムである。

変数の「砂糖」の違いをたっぷりと堪能........と思ったのだが、基準値としての南高梅の氷砂糖バージョンを作ってなかった......orz

氷砂糖で作った梅はパープルクィーン。変数増えてるやんか!!

と、どうでもいいことで脳内がうるさい。

黒砂糖バージョンができあがったので、取り急ぎ、炭酸で割って飲んでみた、というのが今回のnoteの本題であーる。

色の違いがすごいな。炭酸で割ると色の違いがさらに明確になる。ついでにパープルクィーンさんにも登場して頂く。

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長々と語ることはできそうだけど、ここはサクッと結論だけ書いておこう。

1、和三盆糖バージョンは、間違いなく美味しい。氷砂糖と同じレベルで、梅の風味が生きている。

2、黒砂糖バージョンは、リピなし。もちろん美味しいし、黒糖のコクも出ていて悪くはない。が、梅でなくても良くない?と思ってしまう。正直言えば、先日作った大葉シロップとの違いがあまり分からないくらい似たテイスト。そう考えると大葉シロップの方がコスパが良いと思う。何を相手にしても、黒糖は黒糖。予想通り、押しが強すぎるわー。

3、改めてパープルクィーン&氷砂糖とのコンビで飲んでみたら、これは最高ランクの美味しさ。

4、梅本来のテイストを味わうなら、精製糖を使うに限る。どうしても白砂糖は避けたいなら、和三盆糖はオススメできる。ただし和三盆糖は高いのでコスパが悪い。

5、(個人的に南高梅よりもパープルクィーンの方が好きかも。)

前述した通り、プランターで大葉を植えていて大量に収穫できる環境がある方にとっては、大葉シロップが最もコスパがいいだろうなと思ったよ。梅を家でプランター栽培するのは難易度高そうだけど、大葉は本当に簡単に育っちゃうからね。

洒落にならないくらい大量に収穫できてしまうので、また大葉シロップを作ろうかなぁ。

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