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5.2 応接室→寝室

今回のリノベで唯一フレームを変えなかった場所が、この洋室です。もともとは応接室の役目を果たしていた様で、小さい中に、デスクと本棚とともに、応接セットもありました。この部屋に関しては、壁紙を貼り替えること、何らかのクローゼットと同等のものを設営しようと考えていましたが、実際のリノベが始まってからも、なかなか決まらない部分もありました。

壁紙をはがして、窓を二重窓に施工して頂いた直後の写真です。めちゃ狭いです。このフローリングと天井はそのままにします。

寝室オリジナル

この部屋は、義母が美術系の作品作りに使っていた部屋であり、また応接セットを入れてあったので、来客があった時に使う「応接室」の役割も果たしていました。

他の部屋は本当にモノが溢れかえっていたのですが、この部屋だけは、多少片付けて掃除をすればそのまま使えるなという印象がありました。天井の壁紙の張り替えは大変だと聞いていたので、カナメは最初から天井、照明、エアコン、フローリングはそのまま残すと考えていました。私はそれが少し不満で、この際だからすべて一新したいと思っていたのですが、今回はカナメの意見を採用しました。彼としても、「古いモノに新しい息吹を与えて活かす」というコンセプトが大好きらしくて(汗)、極力残せるものは残したかったみたいです。(エアコンはその後、故障が発覚し交換しました。交換前なのでケーブルが雑然としていますが......)

寝室3

このエアコン周辺の壁紙を貼るのに苦労しました。元々あった壁紙は、エアコンの周辺から数センチ中にねじ込んだ形で貼られていて、つまりエアコンの裏側には壁紙が貼られていない状態でした。電気のプロであるサトルさんによると、どうしてもキレイに貼りたいなら、彼がエアコンをとりはずして宙に浮かせた状態で保持したまま、私たちでササッと貼り終えて、すぐにネジ止めすればいいよ、と言われていたのですが..........

そんなことでプロを呼びつけるのも何だしな、と思って、エアコンをはずし、下のプレートも取り外した状態で、エアコンは横においた脚立の上に一度仮置きして(管があるのでエアコンは物理的に遠くに動かせない)、壁紙を貼ってからもとに戻すことを計画しました。壁紙は簡単に貼れましたが、エアコンを固定するプレートのネジ止め位置がわからなくなり(慌てて貼ったので印もつけず)、そのネジ止め位置を確認するのに時間がかかってしまいました。

私の中では、絶対にこのエアコンは近いうちに交換するハメになると考えていたので、壁紙はエアコンの裏にもキチンと貼っておきたかったのです。ほどなく交換になったので、本当に苦労して貼っておいてよかったです。

さて。クローゼットだけは最後の最後まで悩みました。

IKEAのクローゼットを入れる話をしたところ、工務店のミズキさんの賛同を得ました。そうすることが最もコストのかからない方法である、とのことでした。

が、IKEAのスタッフのお姉さんが本当に色々と細かいことまで教えてくださったのですが、とにかくクローゼットの組み立てはセルフでは難しいらしく。本来ならば組み立てサービスをつけることをアドバイスするところ、私たちの住む「田舎」では、そのサービスをお願いすることはできない、とのことでした。とにかくスライド式のドアの設営が、本当に難易度高いそうです。その観点から、クローゼットの前面に扉のないタイプ、すなわち「見せる収納」タイプなら、それほど組立は難しくないので、その選択肢もあるにはあったのですが......。

見せる収納がカッコよく映るのは、衣類の色味が決まっているような人か、もしくはミニマリストさんくらいじゃないですかね。私とカナメの普段の生活と性格を考えると、とてもじゃないけど見せる収納でカッコ良さは演出できない......orz

扉を閉めたら誰にも見えない世界じゃないと、私としてはたまったもんじゃないです、はい。

最終的には、扉さえ閉めてしまえば中身がカオスでも乱雑に見えないということと、私自身の実家がリノベでクローゼットを作っていて、それが非常に快適に見えたので、ここはコストをかけてでもクローゼットをつけた方がいいという判断に至りました。

さて。

これからがセルフリノベ的マインドが発揮される場面です。通常ならば工務店さんに「この部分にこういうクローゼットを作ってください」とお願いし、ドアや取手部分のオプションを選べば、見積もりが送られてきてGO、となると思います。ですが、クローゼットを作るために必要なのは、ぶっちゃけ前面にあるドア部分と、その周辺の壁(石膏ボード)だけです。

工務店のミズキさんから常に「大工仕事のコストは、作業の難易度とは関係はなく、作業日数、人数、素材で計算される。素材さえ用意して段取りをうまくすれば、大工さんの作業日数は減るので、コスト削減になる」と言われていたので、ドアとフレーム部分をこちらで準備すれば、ざっくりとクローゼットを作ってください、とお願いするよりも安くなることは容易に想像できました。

クローゼットの中については、衣装ケースを積み上げてもいいし、パイプを吊り下げてもいいのですが、それについては自分たちで何とかなりそうに思えました。そのため、とりあえずクローゼットの大工仕事を依頼する前に.....

クローゼットの前面にあるドアを、機能性としては必要最小限で良いので、できるだけ安く調達することにしました。

寝室施工中

まず、クローゼットの中にあたる部分にも、まず壁紙を貼り、茶色の巾木は貼らない状態で大工さんに引き渡しました。

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ドアをはめ込むフレームができあがりました。ここから石膏ボードとドアがついていきます。

写真を撮り忘れたのですが、このクローゼットの中には、私の頭よりも高いくらいの位置に棚をつけて頂き、その棚からぶら下げる形で、衣装を吊るためのパイプが設営されています。そこそこ奥行きがあるので、ここに衣装ケースを置いていますので、かなりの収容能力があります。

最終的にはホームセンターでセールをしていたドアを購入することにしました。色味は洗面ルームのドア、二重窓のフレームと同じダークブラウンに揃えました。ドアは3つに分かれており、左右にスライドさせることができます。この仕様で6万円代でした。

寝室2

ちなみに、リノベを通して得た知見としては、雑然とせず統一感があるように見せるには、色味や質感などを「揃える」ことが大事だと感じました。特に我が家の場合は一貫して「都会のカフェ風(スタバリザーブ風w)」を目指していたので、色味だけは大きく逸脱しないように設備などを選びました。

壁紙はこちら。「ブルーグレー / SFE-6613」です。玄関の青色と似ていますが、グレーが入っていて、織物調が強く入っています。この壁紙は個人的に気に入っています。

「織物調 / SVS-8020」は、真っ白に見えますが、ベージュから生成り色に近い優しい色です。この壁紙もやすいですが良いものです。

ベッドはIKEAのやっすいやつです(笑)。が、ポイントはマットレスで、これにはお金かけました!!!長い海外生活の中で「マットレスにはお金をかけるべし」を実践してきたので、これだけは譲れませんでした。

我が家のベッドはこちら。

実はこれ、私たちが希望したものではなく、選んでいたものが欠品で仕方がなく購入したものです。買いたかったのはこちら。

これ、何が違うかというと、ベッドを並べた時に、2つのマットレス間の隙間が狭いんですよ。我が家はいつも、ベッドは並べているけれど、マットレスは絶対に別、というスタイルをとっています。生活時間が異なるので、私が深夜まで仕事をしてからベッドに入ると、同じマットレスでは、振動がカナメに伝わってしまうので、睡眠の質が落ちるというか........。それでは何故つなげているかというと、一人で寝ていても広く使えるんですよね。

現在のベッドは、隙間が大きく開いてしまうので、そこに座布団を二つ折りして隙間を埋めております。全くもって美しくない(汗)。後から考えたら、台だけをDIYで作って、マットレスをおけばよかったかなとは思いますが。

ちなみに、マットレスはこちら。めちゃいいです。

(なぜか、私が購入した日はセールだった様で、1万円引きだったんですよね。同時に2個購入したので、ラッキーでした。)

直接、壁紙と付き合わせたわけではないのですが、なんとなく色味が似ているなと思って買ったカーテンがこちら。

IKEAのカーテンが、めちゃくちゃいいです。もちろん、サイズに合わせてソーイングサービスを利用したのですが、送料込みで1500円。布は重厚で高級感があるのに、この価格。ありがたいです。


布団カバーは、IKEAでディスプレイされていたのが素敵だったので、その組み合わせを完コピしました。レッドとグレーです。後で出できますが、我が家の家電は赤が多いんです......。なので、アクセントカラーとしてのレッドは、個人的には違和感ないです。

このÄNGSLILJAは、素材がコットンで少し生地が厚手なんですよ。一度、店舗で確認して頂くと質感が良くわかると思うのですが、何度もの洗濯にもびくともしません。

元々大きくもない部屋にクローゼットを設置して、シングルベッドを二台置いたので狭く感じるかもしれませんが、この大きさが意外と快適なんですよ。オイルヒーターをつけると割とすぐに温まるのも良い点です。また、この部屋からリビングを眺めると、天井の高さが三段階で高くなって行くので、広角レンズのような広がりを感じさせてくれます。

狭いので他にモノも置けず、かえって散らかることもなくなりました。クローゼットを最大限大きくとったことで、衣替えするまでもなく全ての衣類を置いておけるようになったので、年中行事の一仕事が減ったのも嬉しいことの一つでした。

シーツなどの寝具の替えは、ベッド下の収納ボックスに入れています。

これです。

靴箱に入らなかった靴は、シューズボックスに入れていますが、これも良い製品です。通気性も良いですし、何より重ねて収納できるんです。

クローゼットの中にも、IKEAの収納ボックスが満載です。

棚の高さと奥行きについては、カナメがIKEAの収納ボックスが置けるサイズを指定していた様で、本当にぴったりとボックスが収まりました。こういう細かい部分の設計が、その後の生活の利便性に大きく関わってくることを学習しました。カナメは元々細部より全体を見る人なので、ざっくりとした使い勝手のポイントをよく押さえていてくれました。持つべきモノは、自分とは異なる才能を持つ伴侶、ですなぁ。

その後、この狭い部屋に、2x4の木で作ったブックシェルフが設営され、壁にはフォトフレームと絵画が飾られるようになりました。

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2x4の本棚は、本当に奥行きが浅いのに収納能力があるのでオススメです。今は、ここに大量の本を収納しています。BRIWAX仕上げでディアウォールを使っています。下の部分が長くなっているのは、ここにアイリスオーヤマのシュレッダーを置く予定があったからです。シュレッダーはそこそこの大きさですが、ここに置くことで存在感を完全に消すことができました。もちろんGoogle Homeもいます。なぜかLINE Clovaもこの部屋に同居しています。


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