田舎にある台湾料理という名の中華料理屋さんで「打包」した話

 ほんっとにどうでも良い話なんだけど。

 田舎に行くと「やったらボリュームのある格安台湾料理店」に遭遇することがある。うちが住むエリアでも、自転車でアクセス可能な場所に2件もある。

 台湾料理では、ありません!!!

 そもそも、台湾ってさー、そんなに一度に大量に食べさせるようなカルチャーでもない。香港と台湾は、小吃(中華スナック、多くはワンアクションで食べられるものが多い)をチョコチョコ食べるイメージがあり、一回の食事で客人が余らせるほど食べさせようというのは、中国大陸側のカルチャーであーる。

 初めて行った時に「唐揚げ定食」を食べてみたら、げんこつ大の唐揚げが8個入っていて、途中から「唐揚げ大食い選手権」に選手として出場している私モードになり、

 残したらもったいないお化けでるやん!!

死ぬ気で食べきったわ!そして、その後、怖くて出入りできなくなっていた。

 カナメは麻婆豆腐の入った定食を食べてみたが、途中から「美味いんだけど、こんなにはいらない。Sサイズで良かった(そんなのあるのかな?)。」などとのたまい、げんなりした顔をしながら最後まで食べていた。

 もう一度行ってみたい気もするけど、死にたくない。食べすぎで死んだら子供達もさすがにツッコむやろうなぁ.........。

その後、一年近く近づいていなかったのだが。

カナメ「まぁ、そろそろリベンジに行かないとな......。敗因は定食を頼んだことや。単品なら大丈夫やろ。」

ということで、リベンジに向かう。

ところが、現地でメニューを見ていると、圧倒的に定食のコスパが良いのである。そのため、カナメが定食、私が単品の炒飯を頼むことに。それを二人で分けたら、食べ切れるだろうと画策した。

 定食のボリュームは、過去に見ていたから驚きはなかったのだが、炒飯の量が、餃子の王将の炒飯の2.5人前分くらいあった。うそやろ(汗)。

カナメ「これ、食べてね。オレもその炒飯食べるから。っていうか、その炒飯、多くない?」

そんな、初めて知ったみたいなセリフ吐かないでよっ。十分想定できたよね、ここのサイズ感がおかしいってわかってたよね!?

 オンラインで授業を受けている三男バク用にテイクアウトしようと思って来たのだが、そこでちょっとセコいアイデアが浮かんだ。

この中華料理店、店員さんもすべて中国の方で、店内は完全に中国。日本の「持ち帰りさせないよ、だってそれで食中毒のクレーム来たらやだもん」なんて雰囲気は微塵も感じられない。中国だもん。打包(残った食事を包んで持ち帰る)できるよ、絶対。持ち帰って腐ったもの食べようが、そんなの自己責任や。できるできる。

 それならば、食べる前にキレイなものを包んでおいて、それをバク用のランチにしちゃえ、と考えた。

私「すみませーん。ちょっと量が多くて食べられないので、持ち帰り用の容器いただけます?」

と、持ち帰りができるのか否かではなく、できるのは当然、だから容器出せというテンションで話をつけに行ったw

出てきたよ。

プラスチックのお弁当容器、プラスチック袋、輪ゴムがセットになったものがっ!!!!

急に言われて慌てて出してきたわけではなくて、最初っからそういうセット作ってあったのがバレバレ。

 そんなの当然あるわよね、という雰囲気を醸し出しつつ、ザクザクと私の炒飯と、カナメの定食についていた餃子と唐揚げをサクッと入れて、中華弁当コンプリートを装い、バクに手渡した。まさか彼も、私たちの注文したものの取り分けとは思わなかっただろうな。

 ということで、ひるまず「残り物を持ち帰りたいのですが」と言って持ち帰っても良いと思うよ。それで食中毒になってもお店にクレーム言っちゃダメだよ。自己責任だから。でも持ち帰ってすぐなら全く問題なく食べられるからね。

 お陰様で、キレイに完食できたよー。持って帰れるなら、もう怖くないw

ちなみに容器って、こういうのね。


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